まさやす日記

長野県議会議員。
宮田村の議員(議長も)していました。
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ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業

2009-11-24 | 教育・出産・育児

箕輪町の同い年議員の寺平氏にお願いし、箕輪町の“ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業”の視察へ行きました。

会場は沢保育園。子ども未来課長兼子育て企画係Ⅰ係長と、H園長先生にお話を伺いました。

メモより紹介します

・・・

子どもが、家庭でも、地域でも育たない・・・とい危機感から、町として「安心して子育てができる環境づくり(親への支援)」、「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業(子どもへの教育)」を二本柱に取り組み始めた。・・・町として、将来を担う子どもたちのために。。。

生きる力 ← 感性豊か、自分でやる気を持てる

 ⇒ 町としてどのように育むかを、春には“子ども像”として発表する

◎幼児教育の必要性

・幼児期の環境が、生涯にわたって生きる力に影響を及ぼす

・脳の基本的なしくみ(脳力=気力、どのように生きていくか等)は、5~6歳までに大人の80%ができあがる。 ⇒ いろんな良い刺激が特に幼児期に必要

・将来の見通しの中で、優先すべき施策である!

◎子ども育成事業のメニュー(きっかけは、地域の医師から、転んでも手が出ない子がいることに危惧し、柳沢運動プログラムを紹介したことに始まる。その後、卒園式の日、子どもたちに落ち着きがあったことにも手ごたえを感じたようです。)

・運動あそび(町内全9園、小学校1,2年等)

・英語あそび(保育園~。ALTに各園年14日、一日中子どもと一緒に過ごして貰う)

・読育(絵本プレゼント。全園での読み聞かせ等の実施。ボランティアとの協働)

・食育(全園で、園児と保護者で作った野菜による給食実施)

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特に運動あそびについて・・・

(10/3に運動あそびサミットが箕輪町で行われました。僕は別件で行けませんでしたが、行った方より資料・レポートを頂いていました。Ⅰさん、ありがとうございました。)

・動物模倣や、鉄棒・跳び箱に触れ、全身を使って遊ぶことで、運動が好きになり、体を動かす習慣がつく

・幼児期の実施により、脳の発達にも良い影響を及ぼす

・始めてから5年が過ぎ、効果が著しく表れている

・体力の向上や、一日の運動量の増加

・やる気、落ち着き、抑制力が向上 ⇒小学校の先生の評価

【幼児期の運動により、前頭葉(脳の中で最も人間らしい部分。注意、思考、意欲、情操の「座」)が育つ】

・運動保育士は、保育園(9園)へそれぞれ年7回、小学校へは年4回、若草園へは年12回巡回。巡回当日や日常生活の活動内容などは、担任の先生から文書で報告がある(活動記録は毎日)。次の巡回までに取り組んで欲しいことなどを明確にしておくことにより、子どもたちも継続して運動あそびを意識できる。

・柳沢運動プログラムは、種目別に目標を掲げ、取り組む。

例えば園児では、年長での最終目標として、

側転 ⇒「支持力・回転感覚・平衡感覚」

短なわ跳び ⇒「跳躍力・動体視力」

開脚飛び越し ⇒「支持力・跳躍力」

逆上がり ⇒「懸垂力・支持力・回転感覚・逆さ感覚」

を置き、年少~年中~年長へと通した形での運動あそびを設定しています。これらの最終目標は、誰が見てもできる、できないがハッキリわかる。できない⇒ “くやしい”・・・だから頑張る!!これらのうち、一つでもクリアーできれば、良い・・・という形で、子どもたちに自信を持たせる。一人ができれば、『自分もできる』と園児は思う。

3月にどれかか一つだけ子どもたちに選らばせ、やって貰う。 

知らず知らず体を動かすことを憶える。

・歩数が減ると、コミニュケーション力(言葉の数)も減る。

・脚力はつけようと思えばつけることができるが、上半身はなかなかつかない。

・・・

実際運動あそびは、見学をさせて貰いました。(「動き易い格好で」と連絡があったので、思い切ってジャージで行き、子どもたちと同じことをさせて貰いました。) 話を聞いた後だったので、特に思ったわけですが、一つ一つの動きに意味があり、目的を感じました。

昔はやらされなくてもやっていた動きが、今はないのが現状です。この現状の対策として、体の発達もそうですが、脳の発達を促すためにも、宮田村でも何らかの取り組みをしていかなければ、、、と思います。(宮田村では、各園で外部からのエアロビやサッカー教室などをしてはいますが、やるからには効果をあげるために、村として考えることがあると思います。)

やはり村としての目標、方針が欲しい・・・と感じました。


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