まさやす日記

長野県議会議員。
宮田村の議員(議長も)していました。
問合せ先:m.m.s@tea.ocn.ne.jp

発達心理とカウンセリング講座

2020-07-06 | 教育・出産・育児

長野県と長野県子どもサポートセンター(http://www9.plala.or.jp/nagano-csc/)が主催して行う
不登校・ひきこもりのための
発達心理とカウンセリング講座
を宮田村村民会館にて受講。

同サポートセンター所長の飯田氏のご講演。

本日は
①学校に行くのはストレスになるの?~現代っ子のストレス事情~
②話すことは聴くことの意味と効果

の二本立て。

間にアニマルセラピーということで、県の動物愛護センターよりウサギも参加。

お話の中からメモより
※個人のメモですので、間違いなどがありましても、講師の方の責任ではなく、清水の責任でありますので、ご了承ください。

・学校の環境や役割には大きな変化が無いのに、家庭環境・地域環境・社会環境は激変している
・このギャップは子どもにとって大きなストレスになるし、子ども自身も変化してきている
・少子化で逆三角形の人口構成になるのに、元気のない子が増えている
・家庭内でも、それぞれの生活リズムで生活するようになり、家族でも一緒の時間が減った
学校の役割には「基礎的な学力」「自ら学ぼうとする力」「人間関係を築く力」が求められ
家庭や地域の役割には「善悪を判断する力」「基本的生活習慣」「社会生活に必要な常識」「自分の健康を管理する力」が求められる
・社会へ出て行かなければいけないのに、抵抗力の低下ストレスを感じやすいコミュニケーション力低下、、、といった子どもたちの変化がハッキリ見えている
・さらに、ストレスを貯めやすいいい子優しい子が目立つ不登校、いじめ、暴力、など問題の複雑化社会的自立が困難な子、、、が増えている
・自律神経のアンバランスは、ストレスにより、生活のリズムの乱れなどから生活に支障をきたす
・本来柔らかい子どもたちのバケツなのに、現代っ子たちのバケツは、ストレスで溢れ易い
・バケツが早期にできてしまう
・子ども同士で遊ばず、大人の中で育っていると、早熟傾向
・欧米ではそのことを認識し、社会や地域で体験する場を用意
・例えば、一週間のキャンプ体験など、子どもらしい遊びや失敗をする体験をする機会がある
・もっと子どもの体験、経験を増やすべき!
・ストレスは、受けると一時的には体の活動性が低下するが、その後、緊張感からストレスに適応するように体の抵抗力が高まる。
・が、、、その時に適度な休息をとらないと、ストレスに適応するエネルギーが枯渇してダウンしてしまう
・生体のリズムを保ち、自律神経のバランスを整える
・ストレスの解消法としては、自分にあった解消法を選ぶこと
・子どもは、子ども同士で無邪気に遊ぶことがより良い

・カウンセリング、直接会って話をする(表情を見る、感情を見る、雰囲気を見る、、、が重要)
・現代っ子は、直接会って話をする体験が少なくなっている
・話し方は、「事実+感情+ですね。」「感情+ですね。」(感情の反映)
・話の明確化を手伝う場合もある
・感情を再体験すると、ストレス発散になる
・同情と同感は、共感と異なる
・同情と同感は、一方通行:日本人は得意
・共感は、お互いに相手を尊重:不得意
・質問への対応は、本人の気持ちから遠ざからないようにすること
・カウンセリング ⇒ 相手を理解し、寄り添うこと
・(しかし、寄り添っても自分の内面は曝け出さないテクニックも)
・不満、否定などの裏に隠されている期待、欲望を感じ、受け止めることが出来たら良い関わりができる
・米国では、カウンセリングと心理療法が一緒になってきている

・・・

激変している社会において、子どもたちが将来幸せになるように、、、変化の影響を冷静に判断し、成長過程で環境を整備しなければいけないのはもちろん、大人も変化を受け入れ、対応しなければいけません。

また、現代っ子だけでなく、直接会っての会話を大切にして、様々な人に寄り添った考えを持てるようにならなければ、、、と学びました。


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