四万十川のほとりにて

Uターン爺さんのガーデニングや田舎暮らしを日記に。

集落営農の見学会

2016-12-10 07:07:06 | 日記
 先日、集落営農の先進地の見学会があり、参加した。市の主催の見学会で、黒潮町荷稲の米米クラブ(こめこめクラブ)須崎市下分甲の坂の川農業改良組合の2か所、いずれも農業を法人や組合でやっているところだった。
米米クラブは集落の戸数32戸で水田面積17haとわが板ノ川地区と規模は同じ。法人化して、今年は専業スタッフを1名雇ったそうだ。ただしお米だけではやっていけないので、ニラの栽培を15aやっている。ベースは稲作で利益はニラの体制だった。
 坂の川組合は70年前から生活改善の取り組みで揚水ポンプ設置や灯油の共同購入などやり、もみすり機や乾燥機などの設置を進め、今では水稲作業委託や機械の共同購入共同利用をやっている。組合員26名と小規模ながら昨年度の利益(粗利)は100万円近くある。稲作の作業請負だけでやってて副業はない。大変参考になった。
 自分の住む地区は、戸数30戸で専業農家は1戸(果樹)の山村で、水稲は10ha,そのほとんどを趣味的に作るか、他人に作ってもらっているという山間地だ。しかし近年手入れも十分でなく、高齢化も進み田畑をどうやって守っていくかが問題となってきた。市側も集落営農を勧めてくれるが、趣味的にやっている楽しみを奪うわけにもいかず、個々の意見もバラバラだからまとまらない。法人を立ち上げても利益出せるか疑問、若い人が居ないなど難問があって、できない理由に事欠かない。
自分は農家に生まれたが農業は素人、35年も離れたら稲作も野菜作りも果樹作りも何もかも見習いだ。とやかく言う資格はないが、このまま故郷が荒れてゆくのは忍びない。何とかこの自然を守っていく手立てを皆と考えなくては…。
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