フィンランドの人は自国のことをSuomiと呼ぶそうです。
suoとは湿原を意味するそうで、ということはフィンランドは
湿原の国ということでしょうか。
フィンランドといえば森と湖の国と思っていたので
湿原とはちょっと意外でした。
今回案内してもらったのは、二カ所の国立公園、
湿原のトッロンスオと湖に天橋立のように道が通っている
リエスヤルヴィです。
まずはトッロンスオ。
入り口に湿原全体が見渡せるやぐらがあります。
登ってみるとまわりを360度遠くまで見渡せていい眺めです。
湿原には木道があるので、中を散策することができます。
リンゴンベリー、クランベリー、クロマメノキなどの
ベリー類があり、もちろん食べてみました。
(酸っぱかったです!!)
それからジュニパーベリーも試しました。
ジュニパーはジンの原材料だそうで、食べたらまさにジントニックの
味がしました。アロマテラピーではジュニパーの精油は
解毒作用があり、体内の毒素、老廃物の排出を助けて
むくみやだるさを改善するといわれています。
さわやかな香りで眠気がとんでシャキッとしました。
木道をずんずん進んでいると湿原の景色は刻々と変わり
空に浮かぶ雲をわずかに見える水が写していて、えも言われぬ美しさで、
いつまで見ていても飽きない風景でした。
うまく写真には撮れませんでしたが、私の記憶の中にはしっかりと
刻んであります。
続いては森と湖のリエスヤルヴィへ。
湖には陸地を結ぶ橋のような道が通っていて
両側に湖を見ながらの散策を楽しむことができます。
ひんやりとした森を歩くのはとても気持ちがいいものです。
木々がさわさわと風に揺れて葉をこすり合わせる音がする中を
森のさわやかな空気に包まれて幸せな気持ちで歩きました。
こんな体験が出来たのでも素晴らしい森のガイドさんがいたおかげなのですが、
その時に教えてもらった木や草や花やキノコの名前は聞いたことの
ないものが多く、なかなか覚えられず...今復習をしているところです。
興味のある方は↓こちらのHPをのぞいてみてください。かなり詳しいです。
花いっぱい.com 森と湖の国フィンランド
これは毒です!!5粒くらいで昇天だそうです。
スズランなんだそうです。こんなに可愛いのに...
そしてこちらは見た目の通りの毒キノコ、ベニテングタケ。白雪姫に出て来るような毒キノコです。
キノコ類は色が鮮やかなものほど毒があるそうで、やはり美しいものには
毒があるというのはいずこも同じ!?ということでしょうか。
これで35分の3制覇です!!
フィンランドには35の国立公園があるそうで、今回の旅でその中の
3カ所も訪ねることが出来ました!!
もっとゆっくりと歩いてみたかったなあ。ちょっぴり心残り。
まあ、少し心残りがあるほうが再訪の楽しみもあるのですが...
今まで私の心のふるさとは沖縄と青森がデッドヒートを繰り広げていたのですが、
そこにフィンランドも加わってしまいました。
行ったばっかりなので、今のところフィンランドがこころのふるさとNO.1です!!