ボーイスカウト磯城一団

奈良盆地の真ん中に位置する磯城郡(田原本町、三宅町、川西町)で活動しているボーイスカウトです。

おどろき

2007年09月21日 | ビーバー隊活動
デイキャンプでは、ネイチャーゲームをしました。ネイチャーゲームというのは、なにかテーマを決めて自然のもの拾ってくるものです。たとえば、「なにか丸い物」というと、隊員たちはどんぐりなどを拾ってきます。最初は、私がテーマを与えました。「なにか丸い物」「なにかとがった物」「なにか硬いもの」「なにか柔らかいもの」「なにか赤いもの」などです。全部そろったらみんなの前で披露します。次は、テーマを各人に考えさせました。隊員たちはそれぞれ自分たちで考えて、いろんなものを拾ってきます。
三回目は、隊員たちで話し合ってテーマを決めさせました。ビーバー年代の子供たちでは、うまく話し合いができないだろうと考えていました。めいめいが好きな主張をして話がまとまらないか、けんかになってしまうと想像していました。ところが、私の予想は大きく外れたのです。隊員たちは、ちゃんと話し合いをしてみんなの意見をまとめ上げて、自分たちでテーマを決めたのです。これは、大きな驚きでした。ビーバー年代の子供たちでも、大人と同じように、他人の意見に耳を傾け自分の意見と調整することができるのです。これは、ボーイスカウトの創始者であるベーデン・パウエル卿が、「少年達は大人顔負けの働きをする」ことに気がついた時の驚きと同じだと思います。
ボーイスカウト活動の教育の目的のひとつとして、少年少女の自主性を育てるというのがあります。今回の発見は、この目的を達成するための助けになるのではないかと思います。この経験を生かして、隊員たちの自主性を育てるために、いろんなことを考えてみたいと思います。

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1 コメント

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さすがビーバー隊長 (まざーしーぷ)
2007-09-26 21:10:31
自分達で考え、話し合って相手の意見も取り入れていく。生きていくうえでの基礎が自然にできているなんて、すごいです。日頃の指導のたまものですね。カブ隊の子たちに、爪の垢煎じて飲ませてやりたいです。(自分の指導不足を、完全棚上げしています。)
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