山の生活の中での、遊びと言えば釣りもその一つじゃが。
ただし、気をつけないと大変なことになるとよ。
山の天候は変わりやすい。いつものように釣りをしていると
僕の親父が、僕に向かって何か怒鳴っているとよ。
距離が遠すぎて何を言っているかさっぱりじゃが。
すると親父が血相を変えて、小走りに僕の元へ。
「はよせんか!」僕は「何を」と言う間も無く
僕を背負うと、川の中をジャブジャブと。
そうこうしているうちに、アッと言う間に川の水が一気に増え
親父の膝まで。
川の上流で短期間の豪雨が発生し鉄砲水が発生したごたるが。
山師の親父は天候には敏感じゃが。この時の力強い親父の背中は
まるでスーパーマン!空も簡単に飛べそうじゃったがね。
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