昨日の労働報(堅めの上海ご当地新聞)に
「上海男の6割はプチ休日ひきこもり!」という記事が出てました。
運動不足で同居のおじいちゃんより歩行時間が短いとか。
記事のなかで偉い医者が
「若者は家でネトゲばかりじゃ。肥満率もあがっておるのじゃ」とコメントしてます。
日本も一昔前は同じこと言われてましたよね。
なんでこうなったのか、自分なりに考えてみました。
■上海は運動するところが少ない
上海って運動するところ少ないんですよ、民営ジムとかあるけど安くないし、かといって公共の市営プールとか超汚いし。
僕もたまに行きますけどね、マジ汚い。
■そもそも運動する文化が無い
中国の学校って体育とかの時間があんまりないし、同行会レベルはあるみたいですが、部活はありませんから、日本以上に運動する習慣がつかないのかなと思います。
昔は太極拳とか国技卓球とか人気あったんでしょうけど、今はおじいちゃんおばあちゃんばっかりですよ。
水泳の授業もありませんから、カナヅチも多いですし。
■本屋がない、CD屋がない
本やCDが売れないのは日本も同じですが、上海にはそもそも店がありませんから、ネットばっかりになります。
これは鶏玉な話ですけども、実際今は店がないんですから、家でネット三昧になりますね。
■仕事のプレッシャーが半端ねえ
上海のホワイトカラー労働環境はあまり良いとは言えないでしょう。
競争も多いし、結構残業とかもあります。
だから休日ぐらいは「ひきこもりたい」のかなあと思います。
■給料安い
中国人の給与はけっこう…というかかなり安いです。
物価を考えると、かなり。上海人で親と同居ならどうにでもなると思いますが、外地から上京してきて数年は、毎月しんどいと思います。
でかけると金かかりますからね、
家でネットしてた方が良いってことなんでしょう。
■IT機器の充実とネットショップの隆盛
まあ、もうこれは世界的な流れでしょうけど、IT機器の充実とネットショップの充実でひきもれる環境がどんどん快適になってますからね。
ちょっとした買い物等でも外に出る必要がなくなっちゃった。
■だるい、人が多すぎる
週末おでかけしても、中国の観光地は半端ねえ人の量ですからね、
だるいわ!ってことなんでしょう。
特急のチケット買うのに並んだりね。だるい。
まじでカッタルイ。
■彼女の要求、so high
恋人持ちだったとしても、中国では男が全部払うのがあたりまえですし、一人の時ぐらい節約したいなあ…というところなんですかね。
■一人っ子でコミュニケーション力が低い
じいさん世代だと、町中で中国将棋や賭けトランプ、麻雀等に仲間と興じている人を結構みかけます。

いわゆる雀荘もたくさんあって、おっちゃんたちが盛り上がってます。
だけど若い世代は核家族化ですから、あんまり、こういったコミュニケーションは好まないのかも知れないっす。
だったら家でネットしてた方が楽ですからね。
■パクられる
日本だったらパソコン持ってカフェ行って…スタバでドヤ顔みたいなのもありますけれども、上海だとパソコン置いたままトイレに行ったらパクられるし、かといって荷物全部片付けてトイレに立てば席は取られちゃうし、まあ、落ち着かない落ち着かない。
だったら家でネットするわ!
■最後に
個人的には「仕事のプレッシャーが半端ねえ」っていうのが外に出る欲求を下げてる原因の気がしますね。
つかれてるとネットぐらいしかする気にならないもん。
中国男はたいへんだと思います。
ライバルはめちゃくちゃいっぱいいるし、一人っ子政策で親のプレッシャーもハンパねえし、休みの時ぐらい
「家でネットさせろや!」ってことなんですかね。タダだし。
じいさんばあさんと一緒に太極拳する気にもならんでしょう。ださいもん。
ところで、日本はここ10年くらいでフットサル施設とかすごく増えたような気がします。運動するのがイケテルって流れもあると思いますね。
健康= カッコイイっていう感覚ですね。「皇居ラン」とか「大人の社会見学」とかね。上海でも一部の先端的な感覚の持ち主にはそういう方もいる気がしますけれども、今後一般的になるかもしれませんね。
上海ってほとんど坂や起伏がない平野部なので、ランするには結構いい地形です。
空気の問題はあるけど。市が率先して遊歩道とか整備してますが、 もっと増えるといいですね。
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