美ヶ原高原美術館へ行ってきた🎨
標高2000メートルにある美術館と謳われるここ、到着するまでの山道はくねくねで久しぶりに車酔い
山頂はさすがに涼しいかと期待していたけれど、下界と同じく厳しい夏の日差しが待っていた☀️☀️
けれど、この開放感✨
雲がすぐそこまで迫ってくる。天空の城ラピュタを彷彿させる景観だった。
初来館の動機は、子ども美術館を体感したかったから
今年4月から11月までの期間、
「こどもと旅する美術館」と銘うち、
お気に入りの絵本作家tupera tuperaの展示とワークショップが開催されていたから
不思議な世界観、丁寧に作り込まれた色彩豊かなイラストのひとつひとつに職人の仕事を感じられるその作風が楽しく、息子と一緒にこれまで数冊の絵本に親しんできた📚
なかでも、はじめて手に取った作品
「しろくまのパンツ」親子でくすくす笑いながら何度も読んだ。
そしてこの前日にたまたま妹から贈られた作品「かおノート」
シュールな土台(かお)に付属のかおパーツステッカーを自由に貼って、お好みの顔を仕上げていくというもの。
いくつかやってみたけど、その出来上がった顔のゆるさに心が柔らかくなる。
おとなの悪ふざけがふんだんに散りばめられていて、親子で遊び笑いながらもツボは少し違ってるのだろうなぁとこっそり思う。
今日はたまたま、tupera tuperaさんが来館してワークショップを開くという日だった。11時すぎ頃にこども美術館の会場へ入ると、既に20人くらいの人が集まっていてワークショップは始まっていた。
息子はその手前にあった「変虫採集」という作品に夢中だったので参加は見送ることにしたが、気になるtupera tuperaのお二人をチラチラ見ていた。
気になっていながらも、お二人が夫婦でしかも子どもが2人もいることを知らなかったわたし。
左 亀山達矢さん 右 中川敦子さん
お二人ともすごくラフな雰囲気。絵本のイメージとぴたり合う服装をされていた。
ふたりなかよく「うんこ!」コールをとばしながらこちらの作品を読み聞かせしていた。
息子が変虫採集している傍に、個性的な服装をしている3才くらいと思しき男の子がひとりでチョロチョロ遊んでいた。
ひとり?と心配で目で追っていると、顔ノートのキャラがプリントされたTシャツを着ていることに気づき、もしや息子くんなのかなと。
気になる気になる…こんな地方への仕事にもこども連れて、大変だろうな。そして、着いてこされられるこの子はもうほったかされるのに慣れているんだろうなぁ…と。
かぶっていたおしゃれな帽子を落としてしまっていたので、渡してあげたいなと気に揉んでいたところ、その子のところにお母さん(中川さん)がやってきた。
ひとりでうろうろしていては、危ないからおいでってなんとか諭して靴を履かせているところに、帽子を手渡した。
にこっと笑って「あ、どうもすいませ~ん」と。
普通のお母さんとおんなじだった
いつも絵本読んでます!とか、なんとか言えばよかったのだけど、暑いなか、ちょっとご機嫌ななめの小さなこどもに対応中のお母さんの気持ちを考えたら申し訳なくささっとその場を離れた。
仕事と子育ての両立には苦労が絶えない。どんな仕事であれそれはおんなじ。
苦しいところを笑いに変えられるかどうかなんだよな。
tupera tuperaの作品には
ものごとを一面だけで捉えては、もったいない。もっと面白いひみつが隠れてるんだからっていうメッセージがあるような気がする。
こどもだからわかること感じられることがあるように、おとなだからわかること感じられることがたくさんある。
捻くれたりせずに素直に感じるままに楽しめたら、気持ちよく生きていける。
標高2000メートルで、表現者としてひとりのお母さんとして生きている彼女を近くに感じて、なんだか自分のまわりにあった見えない隔たりが少し小さくなった気がした。
くまんばち
にほんブログ村
標高2000メートルにある美術館と謳われるここ、到着するまでの山道はくねくねで久しぶりに車酔い
山頂はさすがに涼しいかと期待していたけれど、下界と同じく厳しい夏の日差しが待っていた☀️☀️
けれど、この開放感✨
雲がすぐそこまで迫ってくる。天空の城ラピュタを彷彿させる景観だった。
初来館の動機は、子ども美術館を体感したかったから
今年4月から11月までの期間、
「こどもと旅する美術館」と銘うち、
お気に入りの絵本作家tupera tuperaの展示とワークショップが開催されていたから
不思議な世界観、丁寧に作り込まれた色彩豊かなイラストのひとつひとつに職人の仕事を感じられるその作風が楽しく、息子と一緒にこれまで数冊の絵本に親しんできた📚
なかでも、はじめて手に取った作品
「しろくまのパンツ」親子でくすくす笑いながら何度も読んだ。
そしてこの前日にたまたま妹から贈られた作品「かおノート」
シュールな土台(かお)に付属のかおパーツステッカーを自由に貼って、お好みの顔を仕上げていくというもの。
いくつかやってみたけど、その出来上がった顔のゆるさに心が柔らかくなる。
おとなの悪ふざけがふんだんに散りばめられていて、親子で遊び笑いながらもツボは少し違ってるのだろうなぁとこっそり思う。
今日はたまたま、tupera tuperaさんが来館してワークショップを開くという日だった。11時すぎ頃にこども美術館の会場へ入ると、既に20人くらいの人が集まっていてワークショップは始まっていた。
息子はその手前にあった「変虫採集」という作品に夢中だったので参加は見送ることにしたが、気になるtupera tuperaのお二人をチラチラ見ていた。
気になっていながらも、お二人が夫婦でしかも子どもが2人もいることを知らなかったわたし。
左 亀山達矢さん 右 中川敦子さん
お二人ともすごくラフな雰囲気。絵本のイメージとぴたり合う服装をされていた。
ふたりなかよく「うんこ!」コールをとばしながらこちらの作品を読み聞かせしていた。
息子が変虫採集している傍に、個性的な服装をしている3才くらいと思しき男の子がひとりでチョロチョロ遊んでいた。
ひとり?と心配で目で追っていると、顔ノートのキャラがプリントされたTシャツを着ていることに気づき、もしや息子くんなのかなと。
気になる気になる…こんな地方への仕事にもこども連れて、大変だろうな。そして、着いてこされられるこの子はもうほったかされるのに慣れているんだろうなぁ…と。
かぶっていたおしゃれな帽子を落としてしまっていたので、渡してあげたいなと気に揉んでいたところ、その子のところにお母さん(中川さん)がやってきた。
ひとりでうろうろしていては、危ないからおいでってなんとか諭して靴を履かせているところに、帽子を手渡した。
にこっと笑って「あ、どうもすいませ~ん」と。
普通のお母さんとおんなじだった
いつも絵本読んでます!とか、なんとか言えばよかったのだけど、暑いなか、ちょっとご機嫌ななめの小さなこどもに対応中のお母さんの気持ちを考えたら申し訳なくささっとその場を離れた。
仕事と子育ての両立には苦労が絶えない。どんな仕事であれそれはおんなじ。
苦しいところを笑いに変えられるかどうかなんだよな。
tupera tuperaの作品には
ものごとを一面だけで捉えては、もったいない。もっと面白いひみつが隠れてるんだからっていうメッセージがあるような気がする。
こどもだからわかること感じられることがあるように、おとなだからわかること感じられることがたくさんある。
捻くれたりせずに素直に感じるままに楽しめたら、気持ちよく生きていける。
標高2000メートルで、表現者としてひとりのお母さんとして生きている彼女を近くに感じて、なんだか自分のまわりにあった見えない隔たりが少し小さくなった気がした。
くまんばち
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます