太鼓叩きの戯言

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ミックスダウン

2006-06-22 11:27:02 | ライブフォト
6月15日、斎藤こず恵のCDのミックスダウンが行われた。

そこでだが、ミックスダウンと聞いて、ちょい、ピントこないシト(人)がいらっしゃると思うので、下の写真で説明しよう。

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このコンピュターの画面をニッとみていただきたい。
これは地震のデータではない。

上から下まで様々な色のラインが左から右(曲が進行している。1分27秒経過)へと流れているのがわかる。
ここに各ミュージシャンの音データがはいっているのだ。

ちなみに一番上が斎藤こず恵、下のほうのブルー、水色が太鼓叩きである。
真ん中辺りをご覧になっていただきたい。太鼓叩きの波長が小さくなっている。

べつに太鼓叩きがさぼっていたり、弁当食ったり、鼻ほじったり、気絶しているのではない。静かに、そう、心をこめてピアニシモで演奏しているのだ。

最初に録音するときは、細かい調整はせず、おおまかに録るわけである。
そして、録音された音を聴き、このコンピューター画面と睨めっこしながら作業を進めていくわけである。

たとえば、この太鼓叩きのワイヤブラッシをもっと大きくだすとか、うっとしいから消してしまえ(それはないな)とか、小さくしようとか、フルートにリバーブをかけようとか、そのような細かい、気の遠くなるような作業なのである。

この作業を一日続けていると、それはもう、耳はマシ(麻痺)するし、鼻提灯はぶらさがるし、目はうつろ、腰はガタガタ、さすがの元気者の太鼓叩きもお寝んねしたくなるわけである。

たぶん、この作業の後は、どんなに、びっつらするぐらいチャーミングなオネーチャンに食事を誘われてもお断りになるであろう。これ本当。つかいもんになりましぇん。

ま、そんななんだかんだで、おわかりになっていただきましたでしょうか?ハイ!
みなさん、あっ、こんな作業をしているんだ~~っとか思いながらCDを聴くのも面白いと思いますです。ハイ!

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この記事、完成した音を聴きながら書いたのだ。ちかれたのだ。


        フラフラで終わるのだ。


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