太鼓叩きの戯言

原田俊太郎のHPアドレスはhttp://www5.ocn.ne.jp/~shtaiko/index.htmlです

亜樹山ロミ WITH 原田俊太郎カルテット・2006・2月23日・六本木サテンドール

2006-02-27 17:10:34 | ライブフォト
2月23日の木曜日にサテンドールで行われたこのライブ、メンバーはヴォーカル・亜樹山ロミ、トロンボーン・池田雅明、ピアノ・福井友美、ベース・秋田紀明、太鼓・太鼓叩きであった。

超満員のお客様で埋め尽くされた場内、俺はほとんど酸欠状態で演奏した。これ、大袈裟ではなく本当。ドラムソロの途中でクラッ~、フラッ~っときた。トロンボーンの池田もクラッときたそうだ。もしかして場内に美人が多数いたせいもあるが。俺と池田はからっきし女性に弱いのだ。フッ~~ム!

ところでどっこい、ロミはいままであまり歳のことは言いたくなかった(女性アーティストはみなそうであろうな~~。わかるわかる。)のだが、最近、「もういいや状態に陥り」、めでたく発表(下記の事情により)。

なんと、ロミはわたくしと中学の同級生なのである。これはめったにあることではない。大学あたりになると、音大出身もいるし大学のジャズ研究会同窓生はいるが、中学はな。

っだもんで、これはオモロイ、オモロイと、中学同級生がなんと20人ばかし来場。しかも、一番前の席を占領。照れくさいったらもう。

ロミと本番前に「なんか、いつもより緊張するわな~」

ま、そんなわけで、開演から終演まで大盛り上がり。すっかり写真を撮るのも忘れ、昔話やらに熱中。

とにかく楽しい夜であった。





こんかいの写真がないので、ってなわけで、去年の12月に行われたコンサートの終演直後。差し入れのビールをキュッの図。撮影はジャズファンの平田氏。そうだ、このコンサートの写真もたくさんあるのでUPしなければな。














太鼓叩きのいい加減感覚スイーツ・初版

2006-02-25 11:26:07 | グルメ
お礼

わたくしの手料理、「太鼓叩きのいい加減感覚手料理」に続いて、皆様の熱い、暑い、それはそれは猛烈なリクエストにお答えし、今回、めでたく初版を掲載することとなりました。

これも、みまさまのスコブル心温まる賛辞、また、激しいドヨメキと呆れによるものでございます。

今後とも宜しくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さ~、いきましょう。
レシピもお教えしますよ。
参考になりますよ~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前書き:
私は休みのときはなるべくスイーツを作る(たぶん、皆様の声。「おいっ、本当かよ~?」)ように心がけています。

常に甘い物と酒を取るように意識していますし、バランス等にも気を使っています。なんだかよくわからなくなってきた。

昔から食べることが大好き、作るのも好き、食べ歩きも好き、そんな私の「太鼓叩きの手作りスイーツ」です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ではご覧ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「太鼓叩き風・一人黄昏アップルパイ」

レシピ
太鼓叩き風・一人黄昏アップルパイの作りかた

準備するもの
ジーゲスクランツの林檎まるごとアップルパイ・生クリーム・心意気・ささやき・チュッ

              

上記の写真。
「ジーゲスクランツの林檎まるごとアップルパイ」です。うっま~~~い。


作り方
その1)
下記の写真のように生クリームをホイップしましょう。

    
             

僕の手の動きがすこぶる、たまらなくいいな~~。グッ!


その2)
アップルパイを半分にバッサとおもいきりですね、過去の過ち(ほとんど僕のことね)にウジウジしないでスケールでかくカットしましょう。


その3)
カットしたアップルパイの横に、それはそれは優しく生クリームを添えてあげましょう。



               


この写真。出来上がりの図。しかし、2匹の蛙が白いウンコしているみたいだな、こりゃ。ま、男の俺がつくってるのだから許しておくんなせーよ。


ポイント
その1)
色々なアップルパイが売られていますが、この「ジーゲスクランツの林檎まるごとアップルパイ」を買いましょう。

ポイント
その2)
生クリームをホイップする時は、私がワイヤブラッシでスネアドラムをこする感覚でシェークしましょう。そして、心をこめて、心の中で「美味しいクリームになってちょうだいね、チュッ」と囁きましょう。

ポイント
その3)
お皿にデコレーションする時は最大限の芸術的センスを駆使しましよう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「一人黄昏アップルパイ」最大の利点
その1)
このパイは大きいのですが、全部食べても怒られない。

その2)
生クリームをガバガバ食べても怒られない。

その3)
生クリームを口のまわりにダラシナクつけても怒られない。

その4)
食べた後、すぐに寝転がっても怒られない。

その5)
食べた後、すぐに歯を磨かなくても怒られない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                                                                                                                                                                                                                                                                  それでは次回をお楽しみに。ジーゲスクランツの林檎まるごとアップルパイ。今回、これで3回目の購入でございます。とにかく美味い。俺、これ好き。






大野智子スペシャルセッション・銀座スイングシティー

2006-02-24 13:34:32 | ライブフォト
2月21日、銀座スイングシティーで大野智子スペシャルセッションと言う名のライブが行われた。

彼女はニューヨークを中心に活動するピアニストで、今回は一昨年、去年に続きの帰国ライブである。僕は毎年参加させていただいている。

この日のメンバーは、ピアノ・大野智子、サックス・堤智恵子、ベース・横山裕、、太鼓・わたくしである。




ってなわけ

大野智子、9月には女性ばかりのジャズユニット「ディーバ」で金沢のジャズフェスティバルで来日し、関西方面をツアーするみたいだ。是非とも、またセッションをしたい。


                         

写真はサックスの堤智恵子と。彼女は僕のCDにも2曲参加してくれている。それにしても、大野智子も堤智恵子も元気だ、本当に女性は元気だ。フッ~~~!なにせ、笑いすぎで全員写真を撮るのを忘れてしまった。

当夜は大野智子のオリジナルを中心に熱演、熱演。そして、とっても勉強になった。




ギタートリオ

2006-02-19 10:58:14 | ライブフォト
2月17日、チラリと雪の中、六本木レガロでライブがあった。
ジョークでクリスマスソングでも・・・・・・・。

メンバーはギター・原とも也、ベース・斎藤草平であった。

ギタートリオは本当に久しぶりだ。
たったの3人で醸し出す音楽、楽しかった。
このメンバー、いろいろな方向に音が進んでいく。




この日のわたしのドラムセット。とってもシンプルだ。


終了後、パスタを食べ、
このメンバーの次回ライブを楽しみに帰路についた。

ちなみに、当夜のお客様はほとんど女性であった。フッ~~~~~ム。

全部集めるぞ~

2006-02-17 11:34:10 | 嬉しい話
昨日、仕事帰りにこんな物を買った。

嬉しい。




「国産名車コレクション」

僕は子供の頃から自動車が好き、他にも電車も好きだったな~。以前にもブログに書いたが、中学生の時には鉄道模型をやっていたな~。

仕事帰りに本屋さんに寄って即購入。




中には解説書とミニチュアカーがついている。本当に嬉しい。昨日からずっ~~と眺めている。スバルだよ、スバル。

全部集めるぞ。次号はすでに発売されている。スカGだ~。欲しい~。今日、買おうっと。


すれちがい

2006-02-15 15:33:18 | ばかばかしい話
この作品は数年前、ホームページ内の「コラム」のページに掲載したものです。

ホームページ内の「コラム」にも多数の作品が満載でございます。
是非とも、ご購読を宜しくお願いいたします。
尚、「コラム」は途中より、ブログと兼用させていただいております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「すれちがい」
僕は数年前!こんな話を聞いたことがあります
どこかのお偉い学者さんが言ってたのですが、皆さんが大好きな南の楽園 「ハワイ諸島」が年に数センチ(1センチだったかな?10センチだったかな?)日本に近づいているというのです。これはすこぶる興味深い話です。この話が本当だとすると、わざわざ大嫌いな飛行機にのり、8時間も苦しまなくても、ハワイ自ら手を振りながら、ハイビスカスの花と腰みの巻いたオネーちゃん達とともにやってきてくれるのです。

ここで、日本の話にもどします。この記録的な猛暑!やっと梅雨が明けたばかりなのに、異常だと思いませんか?そこで、僕はこのように思うのです。まだ、大々的に世間様には発表の段階(まだ研究の余地あり)ではないので、このコラムのみに掲載しますが、皆さんも一緒に考えてください。そして、まだ多くの人々には黙っていてください。この研究を横取りされる可能性もあるからです!

この猛暑!!そうです、我日本国はハワイ諸島に向けて移動しはじめているのではないでしょうか?先日、「日本国!ハワイ諸島に向けて密かに大移動」の研究過程の調査として、近所の様子を見てまわったときです。見つけました。10軒ほど先の家の庭に椰子の木が生えているではないですか?僕は息も荒荒しく、その家を尋ねました。そして、住人に質問しました。「失礼ですが、いつごろからこの椰子の木は生え始めたのですか?」住人は丁寧に答えてくれました。「この椰子の木は花屋で買いました。」

しかし、僕はかなりの確立で日本はハワイ諸島に向けて移動していると信じています。まだ、黙っていてくださいね!もし、僕の仮説が正しいとなれば、いずれ、太平洋上で我日本とアメリカ合衆国カメハメハ大王ハワイ州がすれがうのです。なんと!なんと!壮大な、かつ感動的なお話ではありませんか?胸が高鳴ります、涙がチョチョギレます。膝がわなわなと震えます。

じつは、僕はこの説を同じような研究に毎日むだな時間を費やしている、アホな友人に話をしてみました。その友人は僕の説をじつに感動し、聞きながら、「でも、上手くすれちがえるかな?ぶつからないかな?」と質問するのです。うっ~~ん、たしかにその可能性、危険性はあります。そこで、僕は世界地図を広げ、ビールを片手に!そして、虫眼鏡を持ち研究に没頭し始めました。

毎日10時間にも及ぶ激烈炸裂爆発研究の結果!すこぶるうまく、すれちがえることが明らかになりました。いまのところ、すれちがう時期は(10万年後、100万年後~)まだよくわかりませんが、その時代には、かなり!ナビ、地図、電卓、虫眼鏡、コンビニ、携帯電話、アンテナ、お互いの連絡網、近所のおばさんも進歩しており、かなり可能なことがわかりました。ただし、少し、緊張せねばいけない地域があります。奄美大島とオアフのノース・ショアあたりが接触する恐れがあります。沖縄諸島はまだ移動しているのか研究してませんので、計算にはいれてないのですが。

しかしながら、壮大な夢のあるお話ではありませんか? 太平洋上ですれちがうのですよ。日本人とハワイの人々が手を振りながらすれちがうのです。あっ、すれちがう時!返し波にも気をつけなければいけません。最後のお別れの時は、お互い、対岸から「蛍の光」の大合唱がこだまするでしょう。あっ~~、想像しただけで涙がでてきます。

そのように一人感動している時にアホな研究員から連絡が入りました。「ねっ?時速はどのくらいですれちがうのよ?」っと。僕はそこまで研究の手が伸びていませんでした。そうか?時速か? そこで、僕は、僕より算数の得意なその研究員に時速を計算せよと命じました。早速、計算結果がきました。

そのあほ研究員!!
「時速で計算すると、たとえば年に1センチ動くとして、1センチ割る24×365だ。時速0.0001141センチだ。1年中ずっと手をふってもお互い1センチしか動かないんだぞ」

フッ~~~ム!!




ニューヨークの片思い

2006-02-15 13:25:57 | 太鼓叩きは愛を語る
「この作品にあたって」

この作品は2年ほど前にホームページ内の「コラム」に発表したものです。
当時、熱烈なる賛辞を多数いただきました。直木賞候補作品になるのではないか、っという勢いであったことを今でも鮮烈に記憶しております。

そこで、今回、ブログに発表するというメデタキ事になりました。

ホームページ内の「コラム」にも多数の作品が満載でございます。
是非とも、ご購読を宜しくお願いいたします。
尚、「コラム」は途中より、ブログと兼用させていただいております。

「前書」

好きだ。僕はメグ・ライアンが大好きだ。兎にも角にも好きなのだ。けして大袈裟ではなく、彼女と同じ時代に生まれてきただけでも、僕は幸せと感じるしだいなのである。では、どこが?どこが?好きなのかと思われるかたもいらっしゃると思うのでお話しましょう。

彼女の演技力の素晴らしさはもちろんのこと、あのチャーミングな瞳、ちょっとツンとしたお鼻(僕は上をちょんと向いている鼻がすこぶる好きなのだ)、僕の大好きなショートカット・ヘアー!もう何も言うことはございません。去年でしたか、NHKで放送された「アクターズ・スタジオ」での彼女のインタビューは最高で、チャーミングな受け答え、オチャメで洒落たユーモア、そして、演技に対する、向上心、熱心さ、信念、自信を僕は感じとったのです。ここまでお話すれば、みなさんもどんなに素晴らしい女性であり、素晴らしい女優さんだということが容易に理解できることでしょう。

特に彼女の出演している映画の中でも、「恋の予感」、「めぐり逢い」(2作とも音楽も素晴らしい)は気絶するほど、また、泡を吹くほど大好きであり、家でビデオを観るときは口を半開きにし、鼻提灯をぶらさげ、膝から下はワナワナと震え、指先は細かく痙攣し、ヘナヘナ!ホトホト!フラフラになり、スクリーンの中に引きずりこまれるのです。

もちろん、共演する男優に対しては「極度の嫉妬感、この野郎感(とくにトム)」をおぼえ、エルボーパンチをおみまいして、一本背負いで投げとばし、ロープの最上からジャンプし、いつも、フットペダルとハイハットを踏んでる25.5の靴で踏みつけてやろうかと思うこともしばしばなのです。

ところが、ところがである。このような純な気持ちを「メグ様」に対して長年に渡って想い続け、ドラムをトントン、チンチン、ドンドン、シャンシャン、スカドドドン、と叩き、平和な日々を邁進してきた僕の前にライバルが出現したのである。なんと、僕の掲示板でずうずうしくも、ずうずうしくも「僕はメグ様のファン」であると告白したのである。しかも、このオッチャンは僕に「メグ様とお呼び」っと命令したのである。そう、オッチャンは僕に挑戦状を叩きつけたのである。許せん!絶対に許せん!!そう、多少のことは許すけど、これだけは許せん。

そこで!!冷静になって。

これから告白する僕の「実話」は、「実話」ですよ。さきほど、ちらっと掲示板に書きましたので、多少、重複することをお許しください。なにせ、腹の虫がおさまらないのと、イロハから説明しなければオッちゃんにはわからんと判断し、こと細かくあえてここに詳しく記します。いくらなんでも、この美しくもはかない物語を読めば、僕の心意気にかなわんと、おっちゃんも諦めてくれるでしょう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



”追想”
「ニューヨークの片思い」・・・・・・・原田俊太郎




「約12年前、エンパイアステートビルの屋上でメグを待つ著者。若い。髪の毛が黒い。後ろにツインタワービルがみえます。考えさせられます。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あれは、たしか、日本に飛来し子育ても終わった渡り鳥達がそれぞれの故郷に帰るべき身支度をし始めた季節だったような気がする。僕はそろそろ、なにか刺激が欲しい、良い音楽の風を感じたい.、よし、ひさしぶりにN.Yに行こう!!そう、これはひさしぶりにN.Yに行った時のお話である。

できれば新幹線かバスで行きたいが、たまたたま、非常に安いチケット!東京←→N.Yがなんと¥570ーをみつけたのだ。そのかわり、この航空会社は、成田→韓国→モスクワ→北極→また成田→ホノルル→台湾→シドニー→ペルー→メキシコ→ラスベガス→シアトル→アンカレッジ→またホノルル→デトロイト→セントルイス→ニューヨークと言うじつに気の遠くなるようなフライトなのである。

掲示板でもお話したが、僕は大の飛行機嫌いである。成田から搭乗した僕はすでに飛行機嫌いの症状がでてき、心臓の鼓動はマックスにちかづき、目はうつろ、足は内股になり、ヨダレは流すは!そんな僕に気がついたのか、一人のスチュワーデスが「オキャクサマ!ヘイキデスカッ~~?ダイジョウブデッスカッ~~?ナニカ、オモチシマショウカッ~~?ワタシノ ナマエハ キャサリンデッス~~!チュッ!」っときたのだ。ところで、この飛行機の中の話は、この物語のなんの重要性もないので、これ以上は省略させていただく。ちなみに、このキャサリンはN.Yに着くまで愛想がよかった。なんだかんだ、57時間ほどの気絶するほど嫌いな飛行機から解放された僕は、陽気に「ニューヨーク・ニューヨーク」をフランク・シナトラもビックリするほど上手に口ずさみながらマンハッタンに滑りこんだのである。

今回の旅は約一月滞在するということもあり、心にも余裕があり、N.Yライフ(あらゆる音楽、ミュージカル等)を楽しんでいたのである。そんなある日、今日こそはメグ様におあいするのだ、本日は音楽なし、メグ様一本に絞るぞと、マンハッタンに出向いたのである。あっ、そうそう、今回の旅ははブルックリンに住む友人の家にステイさせてもらっていたのである。

僕はまず、セントラル・パークに行き、あの広い公園で一人黄昏たのである。あっ~~、なんと美しいお話なのだ。我ながらシビレルのだ。すっかり黄昏た僕は、54町目あたりまでトコトコと歩き、とってもキレイな花屋さんを見つけたのだ。そのお店で僕はメグ様にプレゼントする薔薇を100本買い、ほんとは100万本と(シャンソンの曲)いきたいところだが、まだティファニーで宝石も買わないといけないので、これでいいのだ。

100本の薔薇をもった僕は、まわりのニューヨーカーの視線もきにせず、一路、ティファニーにまっしぐら。どかっとショーケースのうえに薔薇を置き、開口一番!「ねっ?宝石ちょうだい?」 自ら「ジェニファー」と名乗ったすこぶるキレイな店員のおねーちゃんが「ご予算は?チュッ」と聞くので、僕は「30億~40億円ぐらい」と言ったのだ。すると、その「ジェニファー」はかしこまりました。では、お客様が必ずや満足される、世界最高品質を誇る、「特別最高級これ以上ないジュエリーコーナー」にご案内いたしますと言うので、地下におりたのだ。ま、これからさきの店員おねーちゃんとの押し問答は話が長くなるので省略させてただく。結果、スイス銀行からの一回引き落としで35億円の宝石を買ったわけである。

さあ、これで役者は揃った。僕は薔薇を抱え、宝石を胸ポケットにしまい、意気揚揚と5番街を歩き出した。もちろん、心の中はスキップしているのである。僕は意気揚揚とメグ様にあえそうなありとあらゆる所を歩き回ったが、一向にあえない。もうあきらめかけたとき、そうだ、エンパイアステート・ビルだ。そうだ、そうなのだ。たしか、メグ様はエンパイアの閉館時間ギリギリにエレベーターでトムの野郎にあいに行った過去があったのだ。

僕はいち早くタクシーをつかまえ、37町目のエンパイアステートまで急いでくれと運転手に告げたのである。その運転手は「俺はガンジーと言い、インドのゴアという町の出身だ」っと自己紹介をするのである。だからなんなんだ?おまえの名前なんて聞いていない。インド人だろうが、なに人だろうが、今の僕には関係ないのである。ところが、ふと僕は思った。ゴア?俺、行ったことあるよ。ゴアね?あっ、なんか懐かしいな!ガンジーは「なにをしにゴアまで行ったのだ」っと聞くので、僕は、ドラムを叩きにいったのよ。悪いかっ?っと言ってやったのだ。このタクシーの中の会話はこの物語にはなんの関係もないので、これで終わりにさせていただく。ま、こんなくだらない話をしているうちにタクシーはエンパイアの前に滑りこんだのである。僕は釣銭はいらない、っと偉そうに言い、タクシーを降りたのである。

時間をみると、まだエンパイアの閉館時間にはまだ早いし、さて、どうしたもんだろうと考えてた時に、目の前に素敵なオープン・カフェがあるではないか。よっし、ビールでも呑んで勢いをつけるか。そうだ、そうだ、これでいいのだとテラスに座り、ビールとピッツァを注文!!2杯目のビールをグビグビと流しこんでいるときに、隣の席から、「ハッ~~~イ!ワタ~~シ、シンシア!チュッ,コノアタリデ、ハタライテル~~~ノ、アッナ~~タノ ナマエハ~~?チュッ!」僕は声のする方向を見た。なんと、なんと、チャーミングな、そう、僕好みのブロンドのショート・ヘアー!そして、タイトなミニスカートをはき、素敵なハイ・ヒールを履いた女性が僕を見つめているではないか?「ハッ~~イ、ボクノナマエハ シュンタロウネッ!イイテンキダネ べービー」 この話もこの物語にはなんの重要性ももたないので、これで打ちきらせていただく。

僕はビールで勢いがつき、しかし、シンシアに後ろ髪をひかれながら、カフェを後にしたのだ。いよいよ、エンパイアに登るぞ。そろそろ良い時間だ。僕はチケットを買い、心を弾ませながら最上階までいったのだ。この日はすこぶる天気もよく、上から見るマンハッタン、ニューヨークの景色は素晴らしいものであり、ちょうど夕暮時とも重なり、またもや黄昏てる時に、「ハッ~~~イ」 おいおい?またかよ。今日は何人から声をかけられるのだ?「ワタシハ ブッシュネ テキサスカラ キッマシ~~タ。コノヒト オクサンネッ~~」 そうかい、そうかい、あんたらテキサスから来た田舎もんの御上りさんかい?「アナタハ サッキカ~~ラ ナガイコ~~ト、ココニイマ~~スガ、ナニシテル~~~ノ デスッカ~~~??」僕は答えるの面倒だったが、ま、これからの、日米の関係も考慮に入れ、すこぶる愛想よく、「ワタシッハ~~、イトシ~~ノ、ベービート ココデアイマッ~~ス。モウスグデッ~~ス」っと言ったのだ。そのテキサス野郎は「ソレハ、スバラシ~~イデスネ!アナタガ、ベービート、アエルコト、カミニ、オイノリ。シッテマ~~ス、グッバイ」っと言って、階下に下りていったのである。

いささか疲れた僕は、マンハッタンの夜景を見、「オータム・イン・ニューヨーク」を「ハリー・コニック・ジュニア」もビックリするほど上手に歌いながらメグを待つことにした。しかし、いっこうにメグは現われないではないか?なんでだろう?トムには会いにきたではないか?なんで?なんで?トムと僕とどこが違うのだ? 僕は大粒の涙を流しながら,、100本の薔薇を空中に放り投げ、宝石はもったいないので、そのままポケットにしまい、エンパイアを後にした。 数分後、マンハッタンはシトシトと雨に濡れ、薔薇が舞ったのである。町を行く人はあわてて傘をさし、薔薇が舞う空を見上げながら家路に急ぐのであった。


「主要登場人物」

僕:・・・・・・・・・・・・・・・・原田俊太郎 
メグ・ライアン・・・・・・・・メグ・ライアン
トム:・・・・・・・・・・・・・・トム・ハンクス
ティファニーの店員・・・・ジェニファー
スチュワーデス・・・・・・・・キャサリン
テキサスからきた見物客の老夫婦・・・・・・・・・・あほブッシュ&あほブッシュのあほ女房
タクシーの運転手・・・・・・ガンジー
オープン・カフェのお客・シンシア

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

注意
この作品は実話をもとにしたフィクションでございます。

斉藤こず恵・レコーディング・2006年・2月11日(初日)・セッション1.セッション2.セッション3

2006-02-14 10:47:39 | 太鼓叩きなりのニュース&メディア
2月11日、女優・シンガーと活躍する斉藤こず恵のCDレコーディングが行われた。この日は初日、セッション3までこなした。




朝、10:30に出発、首都高速を走る。快晴だ。ちょいと渋滞したので東京タワーをパチリ。

セッション1
斉藤こず恵(ヴォーカル)・羽根淵道弘(Ts Ss)、あびる竜太(ピアノ)、斎藤草平(ベース)、はたけやま裕(パーカッション)、わたくし(太鼓)

セッション2
斉藤こず恵(ヴォーカル)、羽根淵道弘(Ts Ss)、あびる竜太(ピアノ)、秋田紀明(ベース)、わたくし(太鼓)


セッション3
斉藤こず恵(ヴォーカル)、あびる竜太、秋田紀明(ベース)、わたくし(太鼓)



                        

今回、わたくしはプロデュースも担当させていただいている。責任重大だ。ちょい、リラックスモードにはいる、太鼓叩き。今回のCDは皆様がよくご存知のスタンダード曲集となっています。わたくしは基本形のドラムセットでトライ。シンプルでいいな~。



左はあびる竜太、右、羽根淵道弘。なんと、羽根淵は僕の後輩(大学)と判明。いっきょに子分となる。

                          

ベースの秋田紀明。まだ20代の若手である。右はエンジニア佐藤さん。




あびる竜太と。


               

セッション1を終えて。
左より、佐藤氏(エンジニア)、はたけやま裕(パーカッション)、秋田紀明(ベース)、斉藤こず恵、あびる竜太(ピアノ)、羽根淵道弘(Ts)、わたくし。この写真ははたけやま裕から拝借。




初日のすべての録音を終えて、乾杯~~~~。本当にビールがうまかった。

13日のレコーディングの模様は後日掲載します。





「太鼓叩きのいい加減感覚手料理」・第2弾

2006-02-10 07:57:12 | グルメ
わたくしの手料理、
「太鼓叩きのいい加減感覚手料理」がまたまたやってきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お礼
今回、めでたく第2弾を掲載することとなりました。
これも、みまさまのスコブル心温まる賛辞、また、激しいドヨメキによるものでございます。

今後とも宜しくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さ~、いきましょう。
レシピもお教えしますよ。
参考になりますよ~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前書き:
私は休みのときはなるべく料理を作るように心がけています。偉い。
常に野菜を取るように意識していますし、バランス等にも気を使っています(嘘)。気をつかいたいです。

昔から食べることが大好き、作るのも好き、食べ歩きも好き、そんな私の「太鼓叩きの手料理」です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ではご覧ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


                


             

「太鼓叩き風・一人シャブシャブ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レシピ
太鼓叩き風・一人シャブシャブの作りかた

準備するもの
牛肉でも豚肉でも・白菜・葱・豆腐・春菊・えのき・心意気

作り方
その1)
肉をお皿に盛りましょう。白菜を洗ってきれいに切り、お皿に盛りましょう。葱を洗って斜めにきり、お皿に盛りましょう。春菊を洗ってお皿に盛りましょう。えのきを洗ってお皿に盛りましょう。

その2)
昆布で出し汁をとりましょう。

その3)
出し汁がとれましたら、食材をガンガン入れましょう。


ポイント
その1)
私はシャブシャブの場合、豚肉のほうが好きでございます。豚肉は最低、100グラム1万3500円以上のものを買いましょう。

ポイント
その2)
ジャブシャブ用の肉はスーパーマーケットではなく、肉屋さんで切ってもらいましょう。

ポイント
その3)
ジャブシャブ用の肉ですが、黒豚もよろしいでしょう。


ポイント
その4)
出し汁をとるときは、鍋の上から見下ろし、「チチンプイプイ・アラヨ~」っとお呪いをしてみてください。

ポイント
その5)
出し汁に食材を入れる時は、「これから美味しくいただくからね、チュッ」と食材にキッスをしてください。

ポイント
その6)
一人シャブシャブの場合、ポン酢はかなりの比重を占めます。

わたしは胡麻だれより、ポン酢で食するほうが好きです。

見つけました。このポン酢はブログ仲間でもある、賽目さんより教えていただきました。難波発「旭ポンズ」でございます。このボトルのデザインも激しく下シンで嬉しい。

ポン酢の下に写る二本の足(水色のソックス)はわたしのアンヨです。じっつにキャワイー。

             



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「一人シャブシャブ」最大の利点
その1)
誰にも邪魔されず、自分のペースで思いのままに食せる。

その2)
こぼしても怒られない。

その3)
好きなDVDを観、好きな音楽を聴きながら食せる。

その4)
食事中、トイレに行っても怒られない。

その5)
食事中、お尻をボリボリかいても怒られない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

              


「太鼓叩き風・一人シャブシャブの産物うどん」

レシピ
太鼓叩き風・一人シャブシャブの産物うどんの作り方

準備するもの
卵・うどん・塩・胡椒・心意気

作り方
その1)
シャブシャブを食べ終えた後の出し汁にうどんを放り込みましょう。

作り方
その2)
うどんが煮えたところで、とき卵を入れましょう。

ポイント
その1)
卵を溶くときは、あまりかきまわさないようにしましょう。白身が残っているぐらいでOKです。

ポイント
その3)
溶き卵を入れたら、間髪入れずに火を止め、すばやく蓋をしましょう。

ポイント
その4)
蓋を閉めたあと、約1分ほど、もぞもぞしながら待ってください。この間、日本の将来について考えるのもよろしいでしょう。

ポイント
その5)
うどんではなく、ご飯を入れて雑炊にするのも良いでしょう。

最大のポイント
このうどん、雑炊は必ず、塩、胡椒のみで召し上がってください。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「これは欠かせない」


                       

これは美味い。芋焼酎「蘭」。
たくさん飲むと「乱」になります。
一升瓶をこうてしまいましたわ~。




この美が「太鼓叩きの一人シャブシャブ」を見事にお膳立てしてくれた。
我が家のベランダ(富士の間)より。小さいけど、富士山と丹沢が見えます。美しい。


             それでは次回をお楽しみに