太鼓叩きの戯言

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一夜明けたら

2005-04-27 22:52:11 | なんか悲しいな~
日曜日から月曜にかけて、僕はホテルハーヴェスト鬼怒川のデイナーショーの仕事に行った。ミュージシャン達と五反田駅で待ち合わせをし首都高速に入り、一路、東北自動車道をめざした。じつに良い天気、まさにドライブ日和とはこのことだ。途中のサービスエリアで軽く昼食をすまし、無事にホテルに到着。我々はリハーサルまでまだ時間があるので、早速、温泉に三段跳びで入湯。いい湯だ。じつにいい湯だ。

見事に職務を全うした我々はまたまた温泉に。今度は背面跳びで入湯。仕事後の湯は格別である。またその後の打ち上げのビールのうまいことったら。そう、この日も飲酒解禁日なのである。じつにすばらしいペースで「単独ペリエに神頼み禁酒法」を続行させている。けっきょく、この夜はミュージャン全員、狂乱の盛り上がり状態に達し深夜の3:30まで浮かれ続けたのだ。さすがに、眠くなった僕は「皆さん?いいかげんもう寝ましょうよ」っと一声かけ、宴会もようやく終了したのである。

朝7:30にお腹をすかせて起床。おいおい、まだ4時間しか寝てないな。僕は朝風呂に滑るように入湯し、ミュージシャン達を館内電話で元気よく起こし、ホテルのレストランに朝食を食べにいく。「みんな?チェックアウトは11時だからそれまで自由行動にしよう」っと宣言し、各自部屋にもどる。部屋でなんとなく新聞や本を読んでいた僕はニュースでもみようかとTVをつけた。嘘?嘘だろう?目に電車が衝突している画面が飛び込んできた。悲惨だ。これはかなりの事故だ。僕の従兄弟が宝塚に住んでいる。まさか乗ってはいないだろうな。心配になった。

鬼怒川から東京に帰るまで、我々は車の中で事故のニュースを見続けた。家に帰り、寝るまでも。従兄弟は乗っておらず安心したが、それにしてもひどい事故だ。いま、このブログを書いている時点で犠牲者が96人に及んでいる。

日本の交通機関の安全神話がまた一つ消えた。また、今回の犠牲者の遺族に対するJRの対応には不満がつのる。ぶつけられたマンションの住民の人々にももっと誠意をもって対応しなければいけないのではないか。

数ヵ月後に娘さんの結婚式をむかえる予定だった母親、就職活動に行く途中の女子大生の女の子、はじめての海外旅行に行く途中の娘さん、会社に行く途中のみなさん。本当に辛い事故です。

犠牲者の皆様のご冥福をお祈りします。