スペシャル中欧5カ国周遊9日間については、概要編、スロヴァキア編、ハンガリー編、オーストリア編、チャコ「チェスキークルムロフ」編、ドイツ編、チェコ「プラハ」編についてのブログを書きましたが、それらのブログに書かなかった体験や見聞したこと、感想などについて最後に書いてみたいと思います。
○ 国境検査について・・・今回通過した5カ国はヨーロッパ諸国のシェンゲン協定のよって国境での検査しなくても通過可能なようになっているため、国内の県境を通過するのと全く同じでした。しかし、国境には以前検査を行っていた時の施設が残っていました。
○ 両替について・・・5カ国のうち、チェコ(コルナ→1KC=約4.1円)、ハンガリー(フォリント→1Ht=約0.36円)を除きユーロが使用できるので、日本で5、10、20、ユーロ紙幣を両替して持参しました。現地にもホテル等に両替所がありましたが、持参したユーロ紙幣でまにあいましたが、硬貨はその国でしか使えないので、チェコとハンガリーの硬貨をもらった場合はその国で使いきるように心掛けました。
○ ガイドについて・・・観光地では現地のガイドが「耳太郎」のイヤホーンから日本語で説明をしてくれるので、よく理解できました。ガイドさんには、日本人で現地に住んでいる人と現地の人が日本語を勉強してガイドになった人がいましたが、日本のことをよく勉強していて面白い話もしてくれました。
○ 水害について・・・130年ぶりの洪水とのことで、当初の計画が一部変更されましたが、現地ガイドから添乗員へ現地の情報が早めにもたらされたので、ルートを変更し、昼食のレストランも確保できたことは、ガイド、添乗員、現地スタッフの努力の成果だと思いました。他のツアーでは洪水の情報が届くのが遅れたため、水没地点の近くまで行き、引き返したとの情報もあり、今回のツアーは雨と水害に悩まされた旅でした。また、水害現場には土嚢のほかに仮の用壁があったのが印象に残りました。
○ 散歩について・・・朝食の前に同行のSさんと二人でホテルの周辺をよく散歩しましたが、街は整然としており、気持ちよく散歩できました。日本では見かけない、鍵のついた看板、自転車専用道路、ゴミ回収の大きな入れ物、歯車のついた登山電車、連結バスなどを見て日本との違いを感じながらの散歩でした。
○ トラム(路面電車)乗車体験について・・・プラハではトラム(路面電車)に乗車しましたが、当初は貸切電車の予定が、水害で地下鉄が水没して使えなくなり、トラム(路面電車)への乗客が増えたため、貸切できなくなり、一般乗客と共に乗車しました。
トラム(路面電車)の乗車券はホームにあるチケット自動販売機に硬貨を入れてガイドが購入して乗車しましたが、1両目と2両目は通行できないので、全員が1両目に乗車しましたが、運転席は個室になっていて、日本のようにお客と対応するシステムにはなっていませんでした。
○ 食事と飲物について・・・食事は朝食はバイキング方式で昼食と夕食は前菜、メイン、デザートがほとんどでしたが、夕食の時に1回だけホテルでのバイキングと中華料理がありました。飲物は、ほとんどビールを注文しましたが、チェコの一人当たりのビール消費量世界一にふさわしく美味しくいただきました。
食事の味はヨーロッパのほかの国と同じで、日本のような繊細な味付ではありませんが、できるだけ残さないようにしました。
ハンガリーのブタペストでの夕食の時、アコーデオンとギターの生演奏があり、シュワジュベチカ、上を向いて歩こう、ゴッドフアザー、ロシア民謡など多くの曲を演奏していましたが、同席の女性がハンガリー舞曲を注文したところ、演奏してくれたのが印象に残りました。
○ 参加者間の交流について・・・今回の参加者は九州山口、21名、北海道4名、新潟3名、合計28名でしたが、食事の時は席が決まっていないので、同席した参加者と交流する機会があり、情報交換して親しくなりました。
5月30日は同行のSさんの75歳の誕生日だったので、同席していた、山口県在住の女性2名と共にビールで乾杯して誕生日を祝いましたが、それが縁でウイーンの展望レストランでも同席して楽しく過ごすことができました。
今回の旅行では、その他の参加者とも交流しましたが、参加者で最高齢の82歳の男性は奥さんと参加していて、シルクロードを中心とした旅にこだわっているとのことで、お元気な様子でした。
私と同行のSさんとは同期入社で勤務場所は違いましたが、同期会で海外旅行の話が出た時に、お互いの配偶者の事情で、相手を探していることが解り、5年間は毎年ヨーロッパ旅行をしてきました。
昨年の旅行の時に、5回目の今回でヨーロッパのような長い飛行時間の場所は避けて、短い飛行時間の場所を家族で行くことに決めましたので、今回がSさんとは最後の旅行になりました。韓国のソウル空港での待ち時間のときにレストランに入り、ビールで乾杯してお別れ会にしました。
福岡空港に到着した時に、同席した山口県出身の女性二人から、Sさんと私に手紙をいただきましたので、帰ってから読んでみたら、私達二人の行動を見ていて、75歳になっても同期で旅行している姿を見て、自分たちも努力したいと書いてありました。
今回の旅行では、今までに体験できなかった、様々な出来事がありましたが、添乗員とスタッフの的確な判断と参加者の皆さんの協力により、無事に帰国することができ、また思いでも沢山できたので参加して良かったと思っています。
5月30日、同行のSさんの75歳の誕生祝いの乾杯
ブタペストのレストランでギターとアコーデオンの生演奏
ウィーンのドナウタワー展望レストランで乾杯
オーストリアのヘルシュタット近くのモンデセ湖が増水して水没した家
トラム(路面電車)の内部
韓国・ソウル空港のレストランで同行のSさんと二人で、お別れ会
山口県在住の二人の女性からもらった手紙(表側)
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