■英語恐るるに足らず
洋書を読むということに思い至らない人は多い。
しかし、英語での情報の方が、日本語のものより、最新であり高度であるということは論を待たない。
逆に言えば、最新の高度な情報を、他の人に先んじて得ようと思ったら、英語の情報を入手することをためらっていてはならない、ということだろう。
情報の所在地について迷うことはない。アメリカのアマゾンを見るか、Googleで「ウェブ全体から検索」のオプションを有効にして検索をすれば済む。その構造は日本と同じであり、普段の行為の延長線上にある。
問題は、その得た情報をいかに自分のモノとするかという点にある。
「知識」とは、「情報」を利用可能な状態に体系づけることであるからだ。
理想は、英語を英語のまま受容し理解することであるが、いかんせん、日本社会で日本語にどっぷりとつかって生まれ生きてきて、英語は第二言語として後天的に学習したにすぎないものにとっては、無い物ねだりの絵に描いた餅である。
「第二」と入っても、そのシェアは「日本語51vs英語49」ではないのだ。「日本語99以上vs英語1以下」なのだ。現実は直視しなければならない。さもなければ有効な手だては打てない。
必要最低限これをやっておくだけでもぜんぜん違う、というのは、貪欲に大量の情報を集め、その大意を摑んで、役に立ちそうなものを抑えておくことだ。
■PCの助けを借りる
大意を摑んで、役に立ちそうなものを抑えておくだけ……と割り切れば、気分も軽い。どんどんPCの助けを借りてしまえば良い。
教条主義的な考えでは、「自分で辞書をひく」「できるだけ紙の辞書を苦労して引いて、赤線を引き、例文を憶えるようにする(その方が憶える)」「単語帳を作る。ノートを取る(せっかく勉強したんだから無駄にしない)」といった行為が推奨されるだろう。
しかし、ここでの目標は、そこに何が書かれているかを知ることの一点である。
英語能力の向上は、それはそれで別に効率よくやれば良い。
修行に耐える必要はない。PCで楽をするのだ。
Webの英語サイトであれば、Googleツールバーの「マウスオーバー辞書」を使う。
マウスカーソルを英単語の上に置くだけで意味が出るので手軽である。
Googleパックで、その他の機能も併せてインストールしてしまう。マウスオーバー辞書と、オンライン辞書で概ね事足りる。
・Googleパック
・Goo辞書
洋書は分解して、スキャナで取り込んでしまう。
買ったことに満足して積ん読になるぐらいだったら、分解してしまっても同じである。
本棚のスペースもセーブできる。
また、PCの中に取り込んであった方が、辞書との連携もスムーズになる。
良いことづくめである。
OCRソフトは、日本語を解析するときより、英語を解析するときの方が精度が高い。テキストデータ化は試みる価値がある。検索機能が使えるようになるからだ。
ただ、機械翻訳に掛ける必要はあまりない。大意を摑めば良いのだから。
本の全てを抑えておきたいと思わせるようなものは、「基本書」「概説書」「入門書」であり、そういうものは、たいてい既に翻訳されている。
そういうものは、日本語で出版されているものを入手して、目次を読み込み、構造を把握した上で、時間をかけて、マインドマップ化すれば良い。
洋書を買ってまで得たい情報というのは、先鋭的な内容のはずだ。その核心部分は限られている。目次や見出しからアタリをつけ、必要なところだけを読めば良い。パラグラフリーディングでどんどん読みとばす。得るものかあったら初めてカード化する……それぐらいのスタンスで良いと思う。
カードは、日本語でも英語でも構わないが、4~5枚もとれれば大収穫と割り切ることだ。
洋書を読むということに思い至らない人は多い。
しかし、英語での情報の方が、日本語のものより、最新であり高度であるということは論を待たない。
逆に言えば、最新の高度な情報を、他の人に先んじて得ようと思ったら、英語の情報を入手することをためらっていてはならない、ということだろう。
情報の所在地について迷うことはない。アメリカのアマゾンを見るか、Googleで「ウェブ全体から検索」のオプションを有効にして検索をすれば済む。その構造は日本と同じであり、普段の行為の延長線上にある。
問題は、その得た情報をいかに自分のモノとするかという点にある。
「知識」とは、「情報」を利用可能な状態に体系づけることであるからだ。
理想は、英語を英語のまま受容し理解することであるが、いかんせん、日本社会で日本語にどっぷりとつかって生まれ生きてきて、英語は第二言語として後天的に学習したにすぎないものにとっては、無い物ねだりの絵に描いた餅である。
「第二」と入っても、そのシェアは「日本語51vs英語49」ではないのだ。「日本語99以上vs英語1以下」なのだ。現実は直視しなければならない。さもなければ有効な手だては打てない。
必要最低限これをやっておくだけでもぜんぜん違う、というのは、貪欲に大量の情報を集め、その大意を摑んで、役に立ちそうなものを抑えておくことだ。
■PCの助けを借りる
大意を摑んで、役に立ちそうなものを抑えておくだけ……と割り切れば、気分も軽い。どんどんPCの助けを借りてしまえば良い。
教条主義的な考えでは、「自分で辞書をひく」「できるだけ紙の辞書を苦労して引いて、赤線を引き、例文を憶えるようにする(その方が憶える)」「単語帳を作る。ノートを取る(せっかく勉強したんだから無駄にしない)」といった行為が推奨されるだろう。
しかし、ここでの目標は、そこに何が書かれているかを知ることの一点である。
英語能力の向上は、それはそれで別に効率よくやれば良い。
修行に耐える必要はない。PCで楽をするのだ。
Webの英語サイトであれば、Googleツールバーの「マウスオーバー辞書」を使う。
マウスカーソルを英単語の上に置くだけで意味が出るので手軽である。
Googleパックで、その他の機能も併せてインストールしてしまう。マウスオーバー辞書と、オンライン辞書で概ね事足りる。
・Googleパック
・Goo辞書
洋書は分解して、スキャナで取り込んでしまう。
買ったことに満足して積ん読になるぐらいだったら、分解してしまっても同じである。
本棚のスペースもセーブできる。
また、PCの中に取り込んであった方が、辞書との連携もスムーズになる。
良いことづくめである。
OCRソフトは、日本語を解析するときより、英語を解析するときの方が精度が高い。テキストデータ化は試みる価値がある。検索機能が使えるようになるからだ。
ただ、機械翻訳に掛ける必要はあまりない。大意を摑めば良いのだから。
本の全てを抑えておきたいと思わせるようなものは、「基本書」「概説書」「入門書」であり、そういうものは、たいてい既に翻訳されている。
そういうものは、日本語で出版されているものを入手して、目次を読み込み、構造を把握した上で、時間をかけて、マインドマップ化すれば良い。
洋書を買ってまで得たい情報というのは、先鋭的な内容のはずだ。その核心部分は限られている。目次や見出しからアタリをつけ、必要なところだけを読めば良い。パラグラフリーディングでどんどん読みとばす。得るものかあったら初めてカード化する……それぐらいのスタンスで良いと思う。
カードは、日本語でも英語でも構わないが、4~5枚もとれれば大収穫と割り切ることだ。