セルフマネジメントの技法

仕事を進める上で必要なリソースを管理する技法についてまとめていきます。いわゆるLife Hacks/GTD

親指シフト入力を勧める相手を選ぶ

2013年09月10日 | 親指シフト
私は親指シフト入力のヘビーユーザーであり、信奉者である。

しかし、だからといって、他人(特にPC初心者)に親指シフト入力を勧めたりはしない。
親指シフト入力を勧めるのは、英文タイプのタッチタイピングができて、なおかつ、文章入力の生産性を気にする人に対してだけである。

なぜなら、そういう人でなければ、親指シフト入力の効用を理解できないからだ。
もう不毛な議論は疲れた。

まずは、英文タイプのタッチタイピングができるようになって欲しい。
正当な練習法なら、1日15分で2週間程度続ければ習得できる。

そして、「ローマ字入力で十分」と思えるほど、十分速く入力できるようになって、「俺は、入力が速い方」と自負するような段階の人であれば、「親指シフト入力の方が良いよ」という実証が説得力を持つ。
たとえば、「都道府県名をドイツ語に直訳してみた」のを入力してもらう。

北海道:ノートメアシュトラーセ
青森:ブラウヴァルト
岩手:フェルゼンハント
宮城:パラストブルク
秋田:ヘァブストフェルト
山形:ベルクフォルム
福島:グリュックスインゼル

英文タイプでは、見たままを思考を介さずに入力ができるのに対して、日本語入力には漢字変換が伴うため、どうしても思考が介在する。
それでも親指シフトは、見る→仮名→漢字と、思考はシンプルだが、
ローマ字入力は、見る→仮名→ローマ字→仮名→漢字と、思考は一層複雑になる。
初見の単語をno-tomeasyutora-seとすんなり打てる人はごく少数だろう。変換キーを押してみて、誤入力に気付く人が大半のはず。削除・再入力の作業が頻発して、ただでさえ遅いローマ字入力は、惨憺たる状況に陥る。

同じものを自分が親指シフト入力でやってみせれば、円滑さの違いは一目瞭然である。

文章入力の生産性を気にする人であれば、自分が英文タイプのタッチタイピングを習得するのに要した「1日15分で2週間」と同程度の時間で親指シフト入力が習得できるのは、有益な自己投資だと理解できるはずだ。


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