セルフマネジメントの技法

仕事を進める上で必要なリソースを管理する技法についてまとめていきます。いわゆるLife Hacks/GTD

名刺サイズカードをメモや暗記のために活用する

2007年08月20日 | 学習
■活用
名刺サイズカードを、メモや暗記などのために活用しよう。
時に、メモは、ミスコピー・ミスプリントの裏面を使うことがコストセーブのために推奨されるが、成果を求める観点からは同意できない。
コストを掛けてでも、名刺サイズカードを使うべきだというのが、ここでの主張である。

■用紙サイズのA系統一原則
日本で流通している紙のサイズは、大別して、A系とB系がある。

A系とは、面積が1平方メートルで、縦横比が1対ルート2となるサイズ(841-1189mm)を基準のA0判としたものである。一度二分したものをA1、二度二分したものをA2と呼ぶ。
4回二分したものが、210-297mmのA4サイズである。オフィス書類のサイズとして一般的なものである。6回二分した148-105mmのA6サイズは、官製はがきや文庫本のサイズとほぼ同じである。

B系は、元来、面積が1.5平方メートルで、やはり縦横比が1対ルート2となるサイズを基準にしたものである。ただ、B4サイズが日本古来の美濃紙の半紙のサイズとほぼ同じだったことから、日本では独自に拡大解釈され、ISO規格のB系以外にJIS規格のB系が設けられている。B系は、日本における普及はA系より早かった。

90年代から、OA化と国際化の進展や、官公庁での行政文書がA系への統一方針が指示されたことも相まって、ビジネスの現場では、A系での作成・保管が望ましいとされる。実際、入手可能な用紙、ファイル、バインダー、リフィルの多様性は、A4がもっとも優れている。

名刺サイズは、91-55mmで、概ねB8サイズに相当する。
一見、A系統一の原則から外れるように思われるが、そうではない。
名刺をファイリングするリフィルの多くがA系で出ているからである。

たとえば、4枚の名刺サイズカードをまとめて、A5のサイズとするリフィルが多数ある。A4サイズのリフィルはさらに多様である。名刺サイズカードはA系として扱うのがきわめて容易なサイズであると言えよう。
Bindex A5-614
Bindex A5-521
Davinci DAR321

■入手の容易性
名刺サイズのカードはいたるところに存在している。急にメモを取りたいときに用紙が見つからなかった場合は、自分の手持ちの名刺の裏に書くという方法もある。
B4やB5などのB系の用紙がある場合は、B8になるまで折りたたみ、カットすることによっても、おおよそのサイズの紙片を得ることができる。

コレクト社の情報カードでは、名刺サイズのカードにいくつものバリエーションがある。
コレクト 情報カード 名刺サイズ 無地 C-211

■印刷対応
近年の家庭用プリンタの性能は向上している。かつては、葉書(A6)サイズに全面印刷するのが精一杯だったのが、近年では、1~2万円代の安価なインクジェットプリンタでも、名刺(B8)サイズへの印刷が可能になっている。
そうしたプリンタ対応を謳った用紙は、比較的厚手になっていることが多い。しかし、手元にある薄手の用紙でプリントを試みてもうまくいく場合もある。自己責任で試すだけの価値はある。
コレクト 情報カード 名刺サイズ 印字用 C-2211
Canon 両面マット名刺用紙 MM-101
Canon 片面光沢名刺用紙 KM-101

■暗記カードの作成
暗記カードの記入に着手する。名刺サイズのカードに、パソコンを使ってプリントすることによって、効率の良い暗記ツールの作成が可能になる。

小さなサイズのカードに手書きで暗記カードを作る場合、「表に英単語、裏に意味」という形式で作ることが一般的であった。

しかし、名刺サイズのカードにパソコンで作る場合、記入の量を増やすことができるため、例文を載せたり、穴埋め形式の文章にしたりということが可能になる。
さらには、文字色を赤や緑にしたり、あるいは、文字を黒で背景色に赤や緑にして、カラープリンターで印字すると、いわゆるチェックペンの効果を得ることができる。MS-Wordを使う場合、文字の書式設定で、登録しておくと、スムーズである。
また、MS-Wordの印字機能においては、奇数/偶数ページのみを印字するという設定もある。効率よく利用したい。
レイメイ藤井から発売されている単語カードWD154には、赤・緑のプラスチックシートがついている。

チェックペン/チェックセット
・レイメイ藤井(Raymay)WORD CARDS WD154

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