いかんねぇ。
執筆の習慣が失われているねぇ。
「習慣化」についても、改めて考えないとね。
タイピングの練習効果を高めるためにイメージトレーニングも並行して行なう。
タッチタイピングを体得するような、身体トレーニングには、身体を動かさなければ話にならない。
畳水練で泳ぎをマスターした人がいないように、文字面を眺めるだけでタッチタイピングをマスターできる人はいない。
しかし、脳の記憶にたたき込もうと意識せず、ただ闇雲にキーを打っているだけでは、いつまで経っても体得はおぼつかない。「えーっと、あのキーはどこだったっけ」と、ついついキーボードを確認してしまったり、「もう、いつまで経っても憶えられないから、もう練習やめた」と、三日坊主で挫折してしまったりする。
こうした事態を防ぎ、タイピングの練習効果を高めるにはイメージトレーニングが有効である。
伝統的に行なわれているのは、フォネティックコード[phonetic code:通話表]を唱和しながら、そのイメージと身体動作を結びつけるという方法である。
たとえば、「Foxtrot - F」「Juliet - J」や、「葉書のハ」「東京のト」などと言いながら、そのイメージを思い浮かべ、キーを打つようにする。すると、後からイメージを手がかりにしてキーボードの配列を思い起こすことができるのである。
『二十四の瞳』という映画がある。
そのクライマックスで、大人になったみんなが再び集まり、子どもの頃に撮影した集合写真を見る。
戦争で傷を負い、目が見えなくなった元児童もその写真に誰がどう並んでいるかを思い出せる…という名シーンを憶えている方も多いだろう。
フォネティックコードのイメージでキーボードの配列を記憶しながらタイピングの練習をすれば、効果は抜群である。
以下は、フォネティックコードのアルファベット順の一覧である。詳しくは、各キーを練習する際に述べる。
文字 | コード単語 |
A | Alfa |
B | Bravo |
C | Charlie |
D | Delta |
E | Echo |
F | Foxtrot |
G | Golf |
H | Hotel |
I | India |
J | Juliett |
K | Kilo |
L | Lima |
M | Mike |
N | November |
O | Oscar |
P | Papa |
Q | Quebec |
R | Romeo |
S | Sierra |
T | Tango |
U | Uniform |
V | Victor |
W | Whiskey |
X | X-ray |
Y | Yankee |
Z | Zulu |