セルフマネジメントの技法

仕事を進める上で必要なリソースを管理する技法についてまとめていきます。いわゆるLife Hacks/GTD

英語が「できる」ように見せかける

2008年03月05日 | 学習
■英語は「話す」のが難しい

ドメスティックな日本人が、英語を使う上で一番避けたいのは「話す」ことではないだろうか。
「聞く」のは、いかにもわかってるように振る舞うことができる。
「読む」のは、辞書を引きながら時間をかければなんとかなる。
「書く」のは、いろいろ調べて前例を応用することができる。
それにひきかえ、「話す」ことは、その場での即時の対応が求められる。メッキがはがれやすい。

ネイティブやバイリンガルのヒトには敵うはずがない。
文法・語彙・発音も完璧……などという境地を目指していたら、いつまでかかることやら。

完璧を目指すのは止めよう。「できる」ように見えれば良いではないか。
一番欠落している「話す」という能力を補いさえすれば、つまりは、いざという時、オタオタせずにスムーズに話せさえすれば、英語は「できる」ように見えるものなのだ。

■アウトプットのシチュエーションを想定してパターンを抑えておく

日本国内で、突然、英語を話さなければならなくなるシチュエーションは、ごく限られている。道を聞かれる場合と、電話が掛かってくる場合ぐらいである。

パターンは限られている。
「まっすぐです」「しばらく行って右です」「このあたりのことは詳しくないです」「わかりません」
「お名前をもう一度伺えますか」「ゆっくり話してください」「しばらくお待ちください」「間違い電話です」
……そんな程度である。

これら数パターンを抑えておいて、いざという時、堂々と答えれば、十分、英語が「できる」ように見せかけることができる。

■自己紹介や挨拶では笑えるエピソードを語る

海外から来客がある、海外を訪問する……そういう場合につきものなのが「自己紹介」や「挨拶」である。やることがわかりきっているのだから、これも事前準備が可能だ。また、先方は初めて聞くのに、こちらは何回も同じことを話すので、やっているうちに上達してくる。反応を見ながら練り直して完成度を上げれば良い。

その場合に大事なことは(これは日本語でも同じだが)、ぶつ切りの情報ではなく、意味のある物語として提供しなければならないということだ。
具体的には、こうだ。
ダメな例は「名前は○○です。年齢は○歳です。趣味は○○です」の類い。アンケートに答えているようなものでは、聞いた方はすぐに忘れてしまう。
マシな例は「名前は○○です。日本語では○○という意味ですが、発音が難しいと思うので○と呼んでください。生まれたのは○年で、○○をしていたのは○歳の頃です」
長過ぎてうんざりされないよう、パンチの効いたネタを考えたい。

「趣味は~」「普段は~」「仕事は~」「学生時代に勉強したことは~」「スポーツは~」の類いの話題は、おざなりで出してはいけない。先方は話題に困ったときに、そこを切り口により深い話題を振ってくる。その話題についても英語で話せるような追加準備を覚悟する必要がある。

重要なのは、「印象づけ」や「笑い」だ。何人かがスピーチをしている中で、一番、「オッ」と思われる「笑い」を取る存在となることで、英語が「できる」ように見せることができるのだ。

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