セルフマネジメントの技法

仕事を進める上で必要なリソースを管理する技法についてまとめていきます。いわゆるLife Hacks/GTD

オリジナルリフィルを作るべきだ

2009年03月27日 | 手帳
■今日の手帳の主流はデジタル

今日、紙の手帳を使わなければならない必然性は限りなく小さい。
単にアポイントやToDoを管理するための能率手帳のような用途ではiPhoneや携帯電話とGoogleカレンダーやMS Outlookの連携などで事足りてしまう。

■紙の手帳を使うべき局面

しかし、それでもなお、紙の手帳を使うべき局面がある。
それは、能率を上げるために、オリジナルリフィルを使おうとする場合である。
オリジナルリフィルとは単にデザインの見栄えを良くするのではまったく意味がない。
「暗黙知の形式知化」をしてこそ、オリジナルリフィルの真価は発揮される。

■オリジナルリフィルの真価

世の中には、100人いれば100通りの仕事があるはずだ。

自分の仕事を見つめなおし、マニュアル化し、オリジナルリフィルを作成し、誰もがそのリフィルのフォームを埋めていけば、一定品質以上の仕事を行うことができる……そういう状態になるまで何度も何度もオリジナルリフィルの精度を上げるのだ。

こうして作られたオリジナルリフィルは、決して、携帯電話やPCで置き換えることができない。
もちろん、このオリジナルリフィルを作る過程で、自分の仕事のクォリティも向上しているはずだ。

人は皆、オリジナルリフィルを作るべきなのである。

Hipster PDAの可能性と限界

2006年08月02日 | 手帳
Hipster PDAは、43 Holderというblogで発表された、紙片を使った情報管理の方法です。ただの紙切れをPDAの機能と同列に扱ったところがミソです。
日本人としては、Hipsterであって、Hipstarではないことに留意すべきでしょう。

その作り方について、オリジナルでは、「5×3インチの紙片をバインダークリップで留める」としています。サイズは、メートル法で言えば、127-76mmです。
このサイズのカードは、日本でもコレクト社から「情報カード」として発売されているので、大手文具店などで入手が可能です。図書館の図書カードはこのサイズが使われていることが多いようです。また、システム手帳のミニ6穴は、このサイズです。100枚で数百円と安価です。
コレクト社「情報カード」

Flickerで「HipsterPDA」をキーワードにして検索してみると、大勢の方が思い思いに活用している様子がわかります。カードを使ってアナログで情報を管理することの有用性を改めて認識することができます。
Flicker "HipsterPDA"

しかし、実際に使ってみると、この「5×3カード」を使った情報管理はなかなかうまくいきません。思いつくままに理由を挙げてみましょう。

・追加入手がままならない
日本でも販売されているとはいえ、どこの文具店でも入手可能とは限りません。

・管理が面倒
サイズが特殊なので、未使用のもの、使用済みのものを保管しておくのがうまくいきません。

・印刷が難しい
プリンタに、印刷可能なサイズとして、このサイズが登録されていることが少なく、カスタム設定が必要となります。

・収まりがよくない
このサイズのものがほかにあまりないので、鞄のポケットなどのサイズに合いません。ケースなども多様な中から選択することができません。

タイムマネジメントとは、「XXの仕事を○時にする」と決めること

2005年07月06日 | 手帳
タイムマネジメントとは、「○時からXXをしよう」ではなく「XXの仕事を○時からする」と決めることです。言い換えると、時間を中心に考えるのではなく、仕事を中心に考えるということです。

時間を操作することはできませんが、仕事であれば操作することができます。仕事をマネジメントの仕方を学び、会得することによって、より成果の出やすい行動パターンというものを体現することができるようになります。