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ぬぐせよ第7話 内容その2

2008-03-30 09:05:59 | ぬぐせよ
続きです♪

#スンヒョの部屋。カメに話しかけるヨンイン
ヨンイン「読もうかやめようか…読め?やめろ?お前、何だと思う?私が知らなきゃいけないことって。何だか怖いわ。『お前は私の娘じゃない、本当のお父さんを探せ』なんてことだったらどうしよう。『借金もっとあるんだ』だったらどうしよう。いくら考えてもそんなことしか無いじゃない。でしょ? 
スンヒョに聞かれて、ごまかすように、スンヒョの部屋の壁にかかった大型薄型テレビに大騒ぎしたりしながらも…思い出しちゃうのはやっぱりお父さんのこと…
ヨンイン「(テレビ)つけてみてもいいですか?」
スンヒョ「…」
ヨンイン「だめでしょ。そう思ったけど、聞いてみただけです」
スンヒョ…いっぱいあるリモコンを適当にいじってみるけど、怪しい音楽かかったり、ブラインドが下りてきたり…
ヨンイン「ちょっと、社長さん。夕飯食べていけって言っておいて、何をするつもりなんですか?早くブラインドあげて、ご飯下さいよ!ご飯!」
スンヒョ「あああ~!ご飯、ご飯!」

#お寺にお参りしているヨンエ。
住職「後庭に、ツツジが咲いていましたがご覧になりましたか?」
ヨンエ「いえ」
住職「ツツジを楽しんでから行って下さい。それなりに一生懸命咲いてると思うんですが、目立たないせいか、どなたも見ていかれないんですよ」
ヨンエ「はい」
住職「毎日いらっしゃるようですが」
ヨンエ「ある人が亡くなったんです。急に亡くなっちゃったんですけど…どこに行けばあの人にまた会えるのかわからなくて。どうしてもまた会いたいんです。一度だけ、ほんの数分だけでもまた会えるのなら、どんなことでもするんですけど」
住職「会いたいと思う方は、もう、側に来ていらっしゃいます。心のかんぬきさえ下ろせば、すぐに会うことができますよ」

#スンヒョの家の食卓で
ヨンイン「こんなにたくさん食べろっていうんですか?」
スンヒョ「お前が好きなものを頼もうと思ったら、~料理が浮かんで、それだけ頼もうと思ったらピザが浮かんで、~料理とピザだけ頼もうと思ったら、チキンも浮かんで…何か嫌いな食べ物もなきゃいけないよ。私が作るもの以外は何でも好きだろ、お前」
ヨンイン「今何ていいました?『私が作るもの以外全部?』確かにそう言ったけど?」
スンヒョ「私が?」
ヨンイン「今そう言ったじゃないですか。お前が好きなものを頼んだら、こんなにたくさんになっちゃったって。何か嫌いな食べ物もなきゃいけないって、はっきりそう言ったじゃないですか」
スンヒョ「それは…お前に言ったんじゃないんだ。あいつら…そう、カメに言ったんだよ」
ヨンイン「そうしたら、これ全部、カメが食べるように頼んだものなんですか?」
スンヒョ「うん。余ったらお前も食べるといい。でもあいつらが今昼寝中で…そうそう。昼寝の時間だから…夜はどんなに寝ろっていても不眠症だとか言って寝ないくせに、食事を頼んだとたんに寝ちゃって。全く腹の立つカメたちだ。この食事どうするつもりだ。今は何をしても起きないから、あいつらは置いておいて、とりあえず、私達で食べよう。さあ」
そして、「いただきます」代わりのいつもの呪文を…

#スンヒョの会社、社長室ではユン秘書が
ユン理事「(心の中で)どうしていつもこうなんですか?チャ社長。ただでさえ、チャ社長を引きずり下ろそうとする勢力が、虎視眈々と機会を狙っているというのに。血も涙もないこの世界を、誰よりもよくご存知でしょう。社長のこの状態を、彼らが知りでもしたら…」
ヨ秘書「出ないんです、いくら携帯鳴らしても出ないんですよ!よう子さんが大騒ぎしてるんですけど。こんなことして契約破棄になったらどうしましょう…」
ユン理事「社長の健康状態が良くないのがわかっていて、お前達、何してたんだ!秘書が社長の行き先も知らないで、運転手が、一度事故を起こしてるのを知ってるくせに、またハンドルをまかせたっていうのか!」
運転手「申し訳ありません。私のミスです。キーをくれと仰ったときには、まともに見えたんですが…」
ユン理事「ソン・ヨンインという学生には連絡したのか?」
ヨ秘書「ああ、そうだ」
電話してみると…やっぱり一緒にいます。
ヨ秘書「あなた、もしかして、今社長と一緒にいる?一体どこ?今」
ヨンイン「社長の家です」
ヨ秘書「何ですって?社長の家?」

#スンヒョの家で。スンヒョ、既に酔っ払ってます
スンヒョ「わかったわかった。切るぞ。酒飲まなきゃ、酒」
ヨンイン「もうやめて下さい。完全に酔っ払ってますよ」
スンヒョ「まったく、頭固いんだから…全然変わらないな。お前のそういうところ相変わらずだ。立派だよ立派。かわいいぞ、うりヨンイン。きっかり3杯だけ。人間としてきっかり3杯だけ飲んで、きれいにストップ! OK?」
ヨンイン「…」
スンヒョ「お前、世界で一番美味しいお酒って、何だか知ってる?何でしょう~?
この家にもあるんだけど。知らないだろ」
ヨンイン「…お酒の名前は何ていうんですか?」
スンヒョ「世界で一番美味しいお酒の名前が何かっていうと、それは、『ソン・ヨンイン酒』」
(…名前のことだったか…ソンヨンイン酒…
「酒一杯ついでくれもしないで、ひゅっとりあげたりして…お酒はすうっと通るんだな…」
スンヒョの杯をとって、酒を注いであげるヨンイン。それを見つめるスンヒョ
スンヒョ「ソン・ヨンイン酒だね」
ヨンイン「どうして飲まないんですか?」
スンヒョ「勿体無くて…ゆっくり、じーっくり飲もうと。勿体無くて。とーっても勿体無くて。見てるだけでも、美味しいよ。ソン・ヨンイン酒」
ヨンイン「…誰ですか?一体誰なんですか?うちのお父さんをよく知ってるんですか?どうして知ってるんですか?どうして、いつもお父さんみたいに話すんですか?どうしていつもお父さんを思いださせるんですか!」
スンヒョ「父さんだよ…私だよ、ヨンイン…父さんだってば。こいつ…よく見てごらん。父さんじゃないか…父さんがお前に会いたくて…うちの娘に、どうしても会いたくて…こうやってまた戻ってきたんだよ、こいつ…」
ヨンイン「ばかな事言わないで下さいよ!うちのお父さんはね、社長さんみたいにお金持ちでもないし、うちのお父さんは社長さんみたいに格好よくもないし、うちのお父さんは社長さんみたいに頭良くもないし、うちのお父さんは、借金もたくさんあるし、涙もたくさん流すし、たくさん笑うし、本当にいい人なんです…本当にいい人だったんですよ…」
…スンヒョ…

#ヨンエの家。カレンダーにはちゃんと、ヨンインの誕生日が。

#ヨンエの回想~
ヨンインを追いかけてくるヨンエ。
ヨンイン「放して下さい」
ヨンエ「ごちゃごちゃ言わないで、おばさんの所に来て暮らしましょ。いい年をした女の子がどこで寝るっていうの?PCバン?チンジルバン?そこでも何日かは暮らせるでしょうけど。友達の家?最初はよくしてくれるでしょうよ。だけどいつまでそれが続くと思う?自分自身が生活するだけだって大変なのに、人の食事の面倒までみるようになっってごらんなさい。水道がつまっても、あなたのせい、麦茶が切れても、人一人増えたからだってことになって。そんなの、あなたの性格で耐えられると思う?わざわざ友達とおかしくなるようなことしないで、うちに来なさい。少なくとも、あなたとは関係が悪くなる余地もないでしょ」
ヨンイン「本当に、行く所が一つもないとしても、人間のクズみたいなチンピラたちの所に行くとしても、おばさんの所にだけは行きませんから。だから、保護者みたいな顔しないでくれます?私達、本当に何の関係もないじゃないですか」
ヨンエ「あなたのためじゃなくて、私のためにそう言ってるのよ。ヨンイン。お父さんの話をする人がいないの。お父さんの話をしたいのに、うなづいて聞いてくれる人がいないの。このまま、一日一日、お父さんが消えて行っちゃうんじゃないかって、おばさんが怖いからそう言ってるの。一緒に暮らしましょ。あなたと暮らしたいの。お父さんとは暮らせなかったけど、あなたとは一緒に暮らしたいの」

#スンヒョの家で、お酒を飲みながら、お父さんの遺書を眺めるヨンイン。
…そんな大事なものを、食べ物の上に置くなよ…
一緒に鼻唄歌いながら…
スンヒョ「おい、ソン・ヨンイン。このお父さんが、お前をまた大学にも入れてやって、家も大邸宅を、いや、きれいな家を。庭もあって、木があって、花が咲いて、小鳥も飛んでくるきれいな家を買ってやる。薄型テレビも50インチのを買ってやる。何でもかってやるぞ、何でも。だから、2ヶ月だけ我慢しろ。じっと2ヶ月だけ我慢すれば、お前はもう二度と辛い思いをすることはないから。このお父さんが、全部やってから行くから、辛くても、少しだけ我慢しろ。わかったな?」

#ジェハはヨンインに電話をかけるも、つながりません。イルゴンの写真を見ながら、昼間のスンヒョのセリフを思い出しているジェハ
スンヒョの声「ソン・イルゴン氏の遺書は私が持っています」
ハヨンの声「ソン画伯の契約について聞いてきたんだけど。万一絵があったとしたら、所有は誰になるのかって。話してる間中ずっと、ニュアンスが変なの。まるで、ソン画伯が絵のために死んだみたいに」

#床に転がってるスンヒョを見つけた、ヨンイン
ヨンイン「起きて下さいよ~。宮殿みたいな家を放っておいて、どうしてこんな道端で寝てるんですか~家で寝て下さいよ~ こんな所で寝たら大変ですよ~ 家帰らなきゃ」

#寝てたヨンドク、ジスクに起こされて
ジスク「すごくいいこと考えた。あなたが出なさいよ」
ヨンドク「どこからどこに出るんだよ」
ジスク「(部屋をさして)あなたの部屋ちょうだい。あなた男だからどこででも寝られるでしょ」
ヨンドク「誰が女だっていった?」
ジスク「だから!出ないの?」
ヨンドク「出ないとは言ってないよ。ただ、こんなときだけ男扱いされる自分の薄幸な身の上に腹が立ってさ」
ジスク「じゃあ、ずっと女の子だっていってそこに住んでればいいわ。実らなかったクォン兵長(ヨンドク^^)の初恋にそっと火をつけてみるとかね」
ヨンドク「何?」

#スンヒョの部屋で、一緒のベッドで寝ている二人。キス寸前で目が覚めて
スンヒョ「何をするんだ!」
ヨンイン「どっちのセリフよ。何するんですか?」

#死神登場!
死神「ソン・イルゴンさん!あなた、また約束を破りましたね」
イルゴン「いいえ!私が何を。心の中ではこーんなに積もってますけど、何も言っちゃいけないっていうから、ばかみたいにじっと黙ってるんじゃないですか。私が何をしたっていって、朝からこんな風に現れるんですか」
死神「何だって?」

#スンヒョの家。すごい状態の食卓を前に。
スンヒョ「何だこれは!これ、全部お前がやったのか?」
ヨンイン「私がした事じゃないとは言えませんけど。私が20やったとしたら、80はあなたがやったんですよ」
スンヒョ「そんな事を信じろていうのか?ここにはどうやって入ったんだ」
ヨンイン「夕飯食べていけって仰ったじゃないですか。いい加減にして下さい。あっち行ったりこっち行ったり、もううんざりなんですけど」
ビニール手袋かけて、残り物を捨てようとするスンヒョ。勿体無い、捨てるなら下さいよっていって食べてるヨンイン。スンヒョは手洗って、顔洗って…タオルまで使い捨てなのね…

#ヨンイン、食卓をお片付けしながら
ヨンイン「映像でも撮っておけば良かったわ。証拠がないと、いつも私ばっかり怒られて。口を開けばいつも、『おいお前、何するんだ』って。あなたは一体何してるっていうのよ」
スンヒョ「おい、お前!証拠があったらどうするつもりだ」
ヨンイン「証拠!確認しましょうよ、今すぐに。私も、自分がどうしてあの部屋で寝てたのか、本当に気になりますから。万一、寝てる私を、おじさんが無理に連れていったんだとしたら、黙ってはいませんから。わかりましたね」
スンヒョ「私も、これが皆おまえのせいだとしたら、黙ってはいないからな」

#映像見ながらスンヒョとヨンイン
ヨンイン「ほら!見て下さいよ!そちらが連れてきたんじゃないですか。ほら笑ってる…どうして笑ったんですか?あのとき」
スンヒョ「…」
ヨンイン「ほらほらほら!ブラインド下ろしてるとこから見てみなきゃ。見たでしょ!そちらが全部やったんじゃないですか」
スンヒョ「…」
ヨンイン「おじさん、私の事好きなんでしょ。いつからですか?やり方が違うんですよ。やり方が。好きな人にはこんな風にしちゃダメなんですからね!」
スンヒョ「誰がお前を好きだって?おかしいんじゃないか?」
スンヒョをヨンインが引きずっていく映像
スンヒョ「これ見ろ!酒に酔った私を、お前が無理に引きずって行ったんじゃないか。私が見るには、お前が私の事を好きなんじゃないか?寝室に連れ込んで、お前、私に何をしたんだ。正直に言え。知らなきゃいけないんだ」
ヨンイン「するって、何をですか。何にもしてませんよ。…知りませんよ。私、何も覚えてないですから。ただ寝たんでしょ」
スンヒョ「!!」
ヨンイン「いえ!別々にですよ!服も着てるし」
スンヒョ「出てけ!」
ヨンイン「そ、そうしましょうか?それじゃ」

#家の外でヨンイン
「何よ、もう、お酒飲んで歌うたって、お父さんみたいにしてたくせに…何であんなことしたのよ。どうして、寝室に連れてったりしたのよ、狂ったんじゃないの、ホントに。ソン・イルゴンの娘だわ、まったく。お酒がいけないのよ」

#イルゴン入りの自分が何か書いてる映像を見ながら…思い出して手帳と、メモ書きを取り出してみると…
未来画廊=Uギャラリー のメモ。
遺書に書いてあった内容も思い出して、何か閃いたらしいスンヒョ。

#焼き肉屋さんの前で、待ってるジェハ
ジェハ「電話くらい出ろよ。心配しただろ…それは?」
ヨンイン「お父さんの遺書です」
…遺書折るなよ…

#部屋に戻ると、イルゴンがいて、驚くスンヒョ
スンヒョ「あなた!人の家で何してるんですか!」
イルゴン「(きょろきょろ)」
スンヒョ「あなたですよ!あなた!」
スンヒョに見えるってことで、嬉しそうなイルゴン。
イルゴンの顔に思い当たるスンヒョ
つづく

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