生協管理職労組いずみの掲示板は民主主義違反

数々の欺瞞、管理人のなりすまし、謎の掲示板「生協管理職労組いずみ掲示板」の考察

「掲示板」の末路と「管理職労組」の岐路 (4)

2007年05月31日 21時33分56秒 | Weblog
 先日来予告しているように、暫く「みなとさん」が「管理職労組」ホームページ及び掲示板で果たした役割について検討します。

注)「みなとさん」というのは、「管理職労組」の「破廉恥掲示板」を管理人として支配していた「みなと出版二十二」(所在地は神戸市長田区)に所属する人物(おそらく出版社の代表者と思われます)のことを言います。これまで、私は「管理人氏」という名称を使用していましたが、この間「みなとさん」や「管理職労組」前書記長のU氏等が「『みなと出版二十二』と管理職労組との関係を隠そうと必死になっているように思われる」ことから、このブログでは「みなとさん」と呼ぶことで、この名前が忘れられることのないようにしたいと思います。

 さて、先日来、「管理職労組」前書記長のU氏が2ちゃんねるで熱弁をふるっており、「みなとさん」についても注目すべき投稿をしています。2ちゃんねるの議論に介入するつもりはありませんが、私のブログのテーマにとって重要な「証拠」となる投稿ですので、引用・参照しながら論考をすすめます。

【 「みなとさん」は単なる実務担当か? 】

 U氏は、5/19に以下の主旨の投稿をしています。

「管理職労組のホームページ立ち上げを計画したものの、ホームページを管理運営する知識も力量も無かったので、外部の方に管理、運営の実務 をお願いした。」

したがって、事前検閲制度についても、依頼人の管理職労組と「依頼を受けた管理人」と言う関係を考えれば…

「それらのことを意思決定し、管理人に指示、依頼したのは管理職労組執行部 であろうから、このこと(事前検閲等)の責任は管理職労組執行部に帰するものと思われる。」

 「管理職労組」ホームページ立ち上げ時から実務の責任者であった書記長氏が、ここまで明確に「管理職労組」の責任に言及しているということは、重要な意味を持ちます。しかし、このU氏の発言は事実でしょうか。

 例えば2002年12月18日~2003年2月24日までに10件の投稿がありますが、その内で他生協・他団体の投稿(外見上はそのように思われるもの)が6件、後の4件は「みなとさん」の投稿です。内容を見てみましょう。

◎ありがとう 投稿者:大阪湾の黒鯛  投稿日:2002年12月18日(水)
熱烈連帯のエールありがとう。千葉県をはじめ全国の生協運動に学んでいきたいと思っているので、これからもご指導のほどお願いする。

◎さいたまの漁師さん 投稿者:大阪湾の黒鯛  投稿日:12月20日(金)
管理職はどこも大変みたいだ。ご指摘のように「労働者でござい」とデンと構えられるよう、よりどころとなる組織が必要かと思う。

◎新年おめでとうございます。 投稿者:大阪湾の黒鯛  投稿日: (2003)1月 3日(金)
経済情勢のきびしい状況だが、こういう時こそ生協の理念と運動が広く行き渡るべきではないか。

◎情けない 投稿者:大阪湾の黒鯛  投稿日: 2月 8日(土)
「その程度の公約が実現しなくても大したことでない」(小泉首相発言)日本のトップの発言とは思えない情けないものだ。

◎九十九里浜のサーファーさん 投稿者:大阪湾の黒鯛  投稿日: 2月24日(月)08時57分52秒
九十九里浜の海はもう春色が漂っているのだろうか。楽しい春闘になりそう・・・・ 期待している。

 これらの投稿が ― 内容があるか否かは別として ― 実務連絡投稿などではないことは明らかです。この時点で「みなとさん」以外に「管理職労組」メンバーの投稿はなく、「みなとさん」はいずみ外部の投稿者に対して「管理職労組」を代表する存在として掲示板に登場しています。

(なお、この間の投稿にも偽装があるようですが、ここでの検討は省略します)

【 「みなとさん」は「管理職労組」のメンバーなのか? 】

 もう一つ事例をあげます。

◎第2回控訴審のご報告 投稿者:管理人  投稿日: 2004年1月20日(火)
被告側から準備書面も証拠書面も提出されなかったことは、H.P.のトップページでお伝えしたとおり。
被告2名(名嘉、西)は今回も出廷しなかった。冒頭に被告代理人がこんなことを発言…以下略

 ここでは「みなとさん」は「管理職労組」のスポークスマンを担当しているかのようです。もちろん、外部者がスポークスマンを行ってはならないという規則はありません。しかし、この内容が、U氏の説明している「みなとさん」の役割とは異なっているのは明らかでしょう。

「 みなとさん」は、このように、「管理職労組」内部の存在であるかのように掲示板に関わり、実質的に支配してきたのですが、その積み重ねの中で、管理職労組の活動自体についても「かなり深い関わり」を構築してきたと考えざるをえません。

 次の投稿を見てください。

◎久しぶりに感動しました,投稿者,大阪湾の黒鯛,投稿日:2004年12月14日(火)
裁判報告集会に参加された皆さんおつかれさま。正義がとりもつ人と人とのつながりの強さというものを感じた。管理職労組は、名前に「管理職」がついているが誰でも入れる労働組合だ。この労組が大きくなればいずみ理事会も変わらざるをえなくなるだろう。そんなことを強く感じた集会だった。

 「管理職労組」は、管理職でなくても誰でも入れる労働組合…という発言は意味深長です。誰でもと言うのが、まさか部外者のことではないでしょうから、管理職ではないいずみの労働者ということであれば、それは「いずみ労組」(正規・パート合同)の組合員ということになります。「管理職労組」は「いずみ労組」との協力と言う方針を掲げながらも、「いずみ労組」構成員の「管理職労組への組織化」をすすめる「そうすればいずみ理事会も変わらざるをえない」というのです。

 ここでは、「みなとさん」は「管理職労組」の主催者側として、活動の方向付けに関わる投稿をしています。そして、この発言に対して、当時の書記長であるU氏も他の「管理職労組」メンバーも何らの訂正・フォローも行っていないのです。

【 「みなとさん」が支配者であることは明白 】

 要するに、考えられるのは二つに一つです。

 第一の場合。U氏の言う、「管理・運営の実務を依頼した」という意味が、「みなとさん」の判断で好き勝手に「管理職労組」の一員(しかも中心的な)として振舞うことも含んでいるということなのか。何しろ活動方針も総括も掲げないような運営ですから、その程度の「大雑把な依頼」は十分考えられます。

 もう一つの場合。U氏(及び「管理職労組」)が依頼したのは、「管理・運営実務」だけだったのに、「みなとさん」が勝手に掲示板を支配下において、しかもU氏や「管理職労組」がそれを放置(あるいは黙認)したのか。他人の権利(プライバシーや著作権等)にはあれほど無頓着な「みなとさん」ですから、依頼者のホームページを勝手に支配するということは何の不思議も無いことかもしれません。

 そして、このいずれの場合であっても、事態はU氏の主張とは逆になります。

 事前検閲制等の導入は、いちいち「管理職労組」に相談することなく、「みなとさん」が(従来の運営と同じように)自分の勝手な判断で行ったと考えるのが妥当だ…上記のことから導かれる結論はこれ以外にありません。それとも、U氏は、「自分が書記長時代の勝手な投稿は、『みなとさん』の独断だが、自分が書記長を外れて以降の事前検閲制は『管理職労組』の指示による」…とでも言うつもりでしょうか。

 何よりも「みなとさん」自身が、2006年5月4日の「新しい運営」の宣言の中で以下のように述べています。

「今後の掲示板運営では、明らかに生協管理職労組いずみを誹謗中傷する内容のものは掲載しない。生協管理職労組いずみが誕生した歴史と運動に逆行する内容のものは掲載しない。『掲示板を育てる』流れから逸脱し、コミュニケーションを阻害する内容の投稿については適宜管理人が判断して対応する。」

「これもまた、相対的独立性をもった掲示板の管理人としての判断である。管理人の配慮を悪用するこれまでの状況があるかぎり、管理人の責任で適切な規制を実行させていただく。」

 この執拗なまでの「管理人の、管理人による(管理人のための…とも言えるのでしょうが)規制」の宣言が、「管理職労組」の指示によるものだ等とU氏は本気で主張するのでしょうか。

【 「みなとさん」隠しの意味するもの 】

 こうして、私たちは、必然的に次の論点に突き当たります。U氏は、なぜ「みなとさん」の果たした役割を隠そうとするのでしょう。なぜ、今現在「管理職労組」ホームページで進行している「おぞましい現実」を見ようとしないのでしょう。次回以降で、この問題を検討します。おそらく、その中で、管理職労組の現状についても一定の考察をすることになるであろうと思います。

 なお、ここで二つだけ補足しておきます。

 その一、ここまでの論考で「みなとさん」の責任を究明してきましたが、それは「管理職労組」の責任を曖昧にするものではありません。「管理職労組」の責任については、この論考の当初の構想(5/10ブログ掲載)から検討を予告しています。

 その二、相もかわらず「一生協人が2ちゃんねるの議論を論評している」という意見があります。私が行っているのは、「管理職労組」の「破廉恥示板」及びホームページの反民主主義的実態の分析であって、2ちゃんねるの議論への介入ではありません。そして、あの掲示板について検討する際に、当時の書記長であった人物がそのことに関わって証言している内容については、それがどこで行われた発言であれ、それを検討の対称にするのは必要不可欠な作業です。

 おそらく、次回も、「みなとさん」に関連するU氏の発言を取り上げますが、それは、「管理職労組」と「みなとさん」等の関係を考察するために必要な「資料」であるからです。