生協管理職労組いずみの掲示板は民主主義違反

数々の欺瞞、管理人のなりすまし、謎の掲示板「生協管理職労組いずみ掲示板」の考察

破廉恥掲示板と管理職労組がたどり着いたところ(3)

2008年10月05日 18時07分32秒 | Weblog
引き続き「みなとさん」(みなと出版二十二の代表と思われる人物)について考察します。

【 「みなとさん」の反民主主義的思想 】

前回の論考で、「みなとさん」が掲示板の言論統制等の民主主義違反を行ったことの背景の一つに「みなとさん」の思想的弱点のようなものがあることを指摘しました。例えば …

◎掲示板を管理するルールとして「公序良俗に反しない」等を「掲げて」みせるが、「それを判断するのは『世論』である」と言う口実で、事実に基づかない誹謗中傷や個人のプライバシーの侵害等、ネット掲示板にあってはならない投稿(但し、いずみ市民生協に否定的イメージを与える投稿や「みなとさん」が必要と思う投稿に限る)を放置する。

◎「主催者の意図に反する意見は掲載しない」ことを当然視し、自らに反対する意見を排除する。

◎「世論の操作」=「批判者の締め出し」。「公序良俗に反するか否かは世論が決する」と言う考え方が「世論が否定しない限り公序良俗違反はない」に「発展」。自らハンドルネームを多重使用し、世論の「偽装」を行うことを厭わない。

… ここにあるのは、「民主主義的ルールの相対化」です。「自己の利益のためにはルール違反も許容される」し、「反対者の権利は認める必要が無い」というのであれば、「反民主主的思想」と言わざるをえません。

 もちろん、「みなとさん」は、管理人名ですべての発言をしているわけではありません。自らの「パペット・マペット的猿芝居」が「ばれることはない」という「錯覚」・「無理解」があればこそ、ここまであからさまに反民主主義的行為を行ったのでしょう。

 この「ばれることはない」という「錯覚」・「無理解」に見られる「みなとさん」のリテラシーの弱点は、例えば「大阪のやっさん」のハンドルネーム多重使用を否定する管理人発言等からも明らかになっていますが、ここでは、「みなとさん」のもう一つの「錯覚」・「無理解」とも言うべきものについて考えます。

 「みなとさん」は、「管理職労組」ホームページ(単に掲示板だけでなく)が「管理職労組」のものであるという認識を喪失し、自らの所有物と「錯覚」していたのではないでしょうか。

【 「管理職労組」ホームページは「管理職労組」のものだったのか? 】

かつて、umeken氏(元「管理職労組」書記長)は、「管理職労組」ホームページと「みなとさん」との関係について以下の発言を行いました。

 「管理職労組のホームページ立ち上げを計画したものの、ホームページを管理運営する知識も力量も無かったので、外部の方に管理、運営の実務 をお願いした。」

 (したがって、掲示板における事前検閲制度についても、依頼人の管理職労組と「依頼を受けた管理人」と言う関係を考えれば…)

 「それらのことを意思決定し、管理人に指示、依頼したのは管理職労組執行部 であろうから、このこと(事前検閲等)の責任は管理職労組執行部に帰するものと思われる。」

… 私は、これらの発言について、「みなとさん」の実際の振る舞いは「管理、運営の実務担当者」等ではなく、時には管理職労組を代表するかのような発言や、スポークスマンとしての役割を担っていたこと、掲示板は「みなとさん」が支配しており、事前検閲・言論統制等は「みなとさん」が自らの意思で実行したこと、等を明らかにしました。(2007年5月31日のブログを参照ください)

 この時点の考察は「掲示板」で進行している諸問題の責任は「管理職労組」ではなく「みなとさん」にあるということだったのですが、今回考えてみたいのは「管理職労組」ホームページそのものの存在についてです。

【 「告発者を支援する活動」 - 「告発者」 = ??? 】

 私は、かつて、「管理職労組」の実態について考察したことがあります。(2007年7月31日ブログ)そこで明らかになったのは以下のようなことでした。

(1)「管理職労組」結成の主たる目的は、おそらくは、職場復帰後の「告発者」と「彼らを支援した内部メンバー」を「守る」ため、及び、復帰後の「告発者」の活動拠点の確保であったと思われる。

(2)その活動も、少なくとも結成~2002年度までは、告発者の裁判(旧トップ等に対する損害賠償請求裁判)闘争が中心であったと思われる。

(3)「生協職員の働くものとしての権利を守る」「生協の民主的な発展のために貢献する」等の課題を盛り込んだ「結成宣言」は「掲げられただけに終わった」としか考えられない。

(4)「結成宣言」を具体化した「2003年度運動方針」の掲示直後から中心メンバーの「離脱」(告発者たちがいずみを退職)がはじまり、「運動方針」は「まとめ」もされないままに放置され、2006年8月頃のホームページリニューアルの際に削除された。

(5)要するに、告発者支援の活動以外で、管理職労組が「活動」した事例はほとんど見当たらず、2003年度以降は(「大阪のやっさん」の労働条件に関わる話し合い以外は)皆無と言って過言ではない。

 … 以上のことを違う角度から見れば、およそ次のような推定が可能であると思います。

・「管理職労組」の実態は「告発者支援の活動を行う会」のようなものであった。

・主なメンバーは、告発者と「みなとさん」及び「いずみ市民生協内で告発者を支援した職員。

・「管理職労組」が労組としての活動方針を掲げた直後に「核」とも言える告発者たちの離脱がはじまり、労組としての活動の実態はほとんどないままに「開店休業」状態となっている。

 仮に、「告発者を支援する会」が実態であるならば、いずみ市民生協の職員ではない「みなとさん」が広報担当であっても、会を「代表して発言」していても、スポークスマンであったとしても、特段問題になることはありません。おそらく、出発時点での「みなとさん」とホームページの関係はそのようなものだったのでしょう。

 そして、「告発者」たちがいずみを去り、「管理職労組」が労働組合としての本格的活動を行う以前に「開店休業状態」となる中で、言わば「形だけ」の「管理職労組」と「広報担当」としての「みなとさん」が残ったというのが実際のところなのではないでしょうか。

(注:残されたF委員長たちのこと、及び、その後に「管理職労組」に参加したと思われる現副委員長・書記長については次回以降に考察します。)

【 ホームページのすべては「みなとさん」の「作品」? 】

 以前にも指摘したことですが、「破廉恥掲示板」に投稿(但し2006年以前)したと思われる「管理職労組」三役メンバーはumeken氏のみで、投稿内容の分析から、F委員長・I副委員長(女性。現在は退職)は掲示板に関わっていないと思われます。おそらく、ホームページ・掲示板は「みなとさん」が自らの思うままに「管理」していたのでしょう。

 結成宣言や2002年度のまとめ、2003年度方針 … 等は、その内容から「告発者」の手によるものと思われますが、その後のホームページのリニューアル時に掲示された内容はすべて「みなとさん」の作品と考えるのが妥当のようです。

 例えば、ホームページの「本音で語れる労働組合です」の下に記載されている「管理職労組からの呼びかけ文」らしきものは、その内容に「リアルな職場の問題」や「管理職労働者の要求」がほとんど見られないことから、「みなとさん」の「作文」と考えられます。

 ひところホームページを「汚して」いた「著作権違反」(日経新聞や赤旗新聞の切り抜き掲載)については、それが「生協内部の者の判断とは思われない」ことを指摘したことがあります。(2006年12月4日付けブログ)今回改めて考えてみれば、他の「2005年度の活動のまとめ」(実態は活動カレンダーもどき)も「2006年度方針」も「みなとさん」の作品と思われます。

 「2005年度の活動カレンダー」については、その実態が「退職金規定の学習会」しかないこと。「2006年度方針」については、労組としての要求が「不利益変更につながる新人事制度反対」しかなく、具体的活動としてはまたしても「退職金規定の学習」が掲げられているのみであること … かつて批判的に検討したこれらの問題点も、これら全てが「みなとさん」の「作品」であるとしたら、それなりに筋がとおるようにも思われます。(なお、まとめや方針についての詳細は2006年9月15~27日のブログを参照ください)

 ホームページの事実上の責任者は「みなとさん」。そこに設置された「掲示板」の実態は「大阪のやっさん」のブログ … 慌てて整えた「労働組合」としての「呼びかけ」「まとめ」「方針」及び「飾り」としての「新聞記事の無断掲載」はすべて「みなとさん」の仕業 … 事態が私の推定どおりであれば、ホームページ全体が「みなとさん」の「所有物」であったわけで、「主催者の意図に反する投稿は掲載しない」という「民主主義的欠陥」も、これが「個人のブログ」であれば珍しい対応ではないと考えられます。

 もちろん、「管理職労組」は生協労連にも加盟している(少なくともかつては加盟していたが現在は分かりません)「労働組合」であり、そのホームページが部外者である「みなとさん」の「個人のブログ」であっては大問題です。

 「管理職労組」の「方針」のお粗末さについては、先述のブログでも詳細に検討していますが、仮にそれが「部外者の作品」であるかもしれない … そのような疑問を抱かざるを得ない実態があるのです。

 さて、次回以降で、実態はないと思われる「管理職労組」に「みなとさん」が関わり続けた理由(もっとも、今現在は「みなと隠し」状態ですが)と、F委員長等の三役メンバーについて考察をすすめます。

【 お願いとおことわり 】

 すでに何回か書いてきたことですが、「管理職労組」の考察については「情報が公開されていない」ことから多くを推論に頼らざるを得ません。推論に誤りがあれば、訂正・お詫びする事に吝かではありません。仮に私の推論に対して「管理職労組」としての反論等があれば、このブログに掲載させていただきます。もちろん、事実に基づかない誹謗中傷の禁止等民主主義的コミュニケーションのルールについて遵守いただくことは前提です。

 なお、このブログの更新は毎週日曜日に行っていますが、次回更新は二週間後になる予定です。