前回の続きです。前回は『「管理職労組」掲示板が、「民主主義違反」とか「破廉恥掲示板」とか言わざるを得ない事態になった』経過について概括しました。今回は、その背景にある「みなとさん」(みなと出版二十二の代表者と思われる人物)について補足します。
【 「みなとさん」の「反社会的行為」について考える 】
私は、昨年8月28日のブログで、「みなとさん」がしでかした「反社会的行為」を以下の八つにまとめました。
(1)「大阪のやっさん」等によるハンドルネームの多用・成りすまし行為を黙認・放置し、掲示板参加者からの抗議に対して、そのような行為はないという虚偽の弁明を行った。
(2)再三の抗議を無視して、虚偽の投稿・誹謗中傷投稿、人権侵害投稿等を放置した。
(3)自らがハンドルネーム多用・成りすましを行い掲示板投稿者への誹謗中傷を行った。
(4)自作自演によって「参加者からの提案・支持」を捏造し、「投稿者締め出し運営」への移行を行った。
(5)掲示板の「言論統制」を批判する投稿を一方的に削除し、労組掲示板としては前代未聞の「事前検閲制」を導入した。
(6)著作権侵害の新聞記事無断掲載を繰り返し行った。
(7)「管理職労組」からホームページの「運営実務を依頼」されただけのはずなのに、依頼者のホームページを乗っ取り、いずみ市民生協への干渉行為を行った。
(8)掲示板に意見の交流を求めて投稿された「他人の投稿」を「新設を予定している『閲覧の頁』に移動」すると言う口実で隠蔽し、事実上「私物化・詐取」状態となっている。
これだけのことが自称「平和と民主主義を守る運動に取り組む労働組合」の掲示板で行われたということは前代未聞でしょう。さらに、それを行ったのが「あなたのコミュニケーションサポーター」を自称し、〝発言し行動することが今ほど大切になっている時代はない〟等と主張している出版社の代表者と思われる人物だというのです。
出版業に携わる人物が、なぜこのような反社会的行動を行うのか … その背景には 1)いずみ市民生協への私怨ともいうべき「根深い感情」 2)コミュニケーションについての「みなとさん」独特の「偏向」(思想的弱点のようなもの) 3)ホームページも掲示板も事実上「みなとさん」の私有物状態であったこと … 等の要因があると思われます。
「私怨」と「私物化」については項をあらためるとして、ここでは「偏向」について考えてみます。
【 「世論」が問題にしなければ「問題はない」? 】
かつて、「破廉恥掲示板」が言論統制を行っていなかった時期に、管理人である「みなとさん」は以下のような投稿をしています。
「管理人としてのポジションは、①投稿内容が法律に抵触するかどうかのチェック ②投稿内容が公序良俗に抵触するかどうかのチェック ③投稿内容が掲示板の世界を突き破って事件に転化する危険性があるかどうかのチェック。それ以上のことも、それ以下のこともしないのが管理人としてのマナー」(2006年4月1日)
「管理人は『裁定者』としてではなく、前回お伝えした三つの立場からの『管理者』であるべきと心得ている。三つの立場以外から管理人が個々の意見にマルやバツの評価を下すのは、大きな意味で民主主義の根幹にふれるものと危惧している。それでは秩序維持の保障はどうなるのかという問題が当然でてくる。管理人としてそれは『世論』であると考えている。」(4月2日)
「①3つの基準に抵触する場合を除いて、基本的に投稿の自由は保障される。②投稿された内容に関して事実認識が分かれる場合は、その投稿者に対して投稿というかたちで真偽を確認してほしい。③投稿内容に関して良いとか悪いとかの評価が分かれる場合は、Aさんの評価はそうかもしれないが私はこう評価している、というように相違点を明らかにするところでとどめるのがネットマナーと考える。④一生協人さんが『私の質問にも回答をお願いします』の中でとりあげている例(一生協人注:事実を捏造した虚偽投稿は公序良俗に反しないのか)も、管理人に対してどうなのかというよりも、その投稿者に対して迫るべきものと思う。当然そのやりとりを通して、他の閲覧者が判断していくことになる。」(4月3日)
これらの「主張」は、掲示板の異常な実態を温存するための「詭弁」とも言うべきものです。
例えば、私が「取り上げている例」とは「大阪のやっさん」が行った下記の投稿の問題に関わるものでした。
「毎月一回、定例で理議会が行われる。当然、職員理事から提案が出さるが20数名の中から8名の組合員理事の反対があった。反対理由も聞かずに多数決で議案を通すやり方は今も変わっていない。組合員の声を反映させるのであれば、もっと議論が必要と感じる。幹部は電話や家まで出向き説得している現状。進める議論しかない」(2006年3月11日)
この投稿はいつの理事会のことか不明であり、「職員理事」等という混乱した表現に象徴されているように、「空想の産物」としか言いようのないものでした。私以外からも「事実ではない」という批判投稿がありましたが、それらについて「大阪のやっさん」から何の回答もなされていないからこそ、管理人としての規制が求められていたのです。
しかし、「みなとさん」は自らの責務を放棄(おそらくはいずみ市民生協に否定的イメージを与える投稿を温存するために積極的に放棄)し、その理由づけとして「世論」なるものを持ち出しました。
【 必然的な帰結 ― 「世論が問題にできないように」すればよい 】
あらためて言うまでもないことですが、「みなとさん」の主張には重大な問題点(民主主義的コミュニケーション上の弱点)があります。
例えば、「大阪のやっさん」は、ある職員がいずみを去った直後(いずみ内部の人間には「誰のことか」が特定できる程度の情報を付加して)、その理由について投稿を行いました。これは重大なプライバシー侵害にあたる投稿でした。プライバシーに関わる内容は本人の承諾なしに投稿してはならない … これは「掲示板」のような社会的に開示されたコミュニケーションの重要なルールであって、「世論が判断する」内容ではなく、例え「世論がそのことについて沈黙」していても順守しなければならないものなのです。
「世論が決める」という「論理」は、現実の社会では、しばしば「世論を操作すればよい」という「論理」に転化します。「掲示板」のような限られた「社会」(そこでは「みなとさん」が管理権限を有している)ではなおさらでした。「批判者を締め出せばよい」 … これが「みなとさん」の選択だったのです。
「みなとさん」は、「大阪湾の黒鯛」名で以下の「提案」を行いました。
「以前、管理人さんは三つの運営基準を提示していたが 1、明らかに生協管理職労組いずみを誹謗中傷する行為 1、情報交換と意見交流を妨げ、掲示板の運営に支障をもたらす行為 を加えたらいかがか。その「行為」の定義づけは大変むずかしいところだが、“いずみ”の私物化事件と闘った歴史のもとに誕生した管理職労組のホームページに付属する掲示板なのだから、その主旨を踏まえて管理人さんがその都度判断されて良いと思う。管理人とはそういうものだと思う。
私物化事件に対して態度を表明しない人物が、朝から晩までこの掲示板に出てくるのは、一般の感覚からすればなんとも奇妙で解せない話だ。他の討論系掲示板をいくつか拝見しているが、いずれも主催者の意図に反する意見は掲載しないことを前提に運営されている。誰でも入れて、結局汚していくという実態を早急に改善すべきだ。はっきり言って今の掲示板は公衆便所だ。」(2006年4月26日)
そして、この投稿に「とんぼ」名で支持投稿をする等して「世論」をつくりあげて、言論統制運営に移行したのです。かつて、「管理人」として投稿した「三つの立場以外から管理人が個々の意見にマルやバツの評価を下すのは、大きな意味で民主主義の根幹にふれるものと危惧している」ということを否定するためには、このような偽装をせざるを得なかったのでしょう。
それにしても、「いずみの発展を願う全ての職員」との協力を謳う「労働組合の掲示板」で、「私物化事件に対して態度を表明しない人物が、朝から晩までこの掲示板に出てくるのは、一般の感覚からすればなんとも奇妙で解せない話」だの「他の討論系掲示板をいくつか拝見しているが、いずれも主催者の意図に反する意見は掲載しないことを前提に運営されている。誰でも入れて、結局汚していくという実態を早急に改善すべきだ」等という暴論を「自作投稿」できる価値観・思想にはあきれるほかありません。
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「みなとさん」が、このような「反民主主義的思想」に落ち込んだのは、「みなとさん」の思想的な弱点だけではなく、そもそも「管理職労組」ホームページ自体が「みなとさん」の私有物化していた現実があるのではないか … 私はそのように考えています。次回はその角度から問題を取り上げます。
なお、「みなとさん」のハンドルネーム多用による「自作自演」について、本人は「同じパソコンを複数で使用した」という「弁明」(それがどれほど滑稽なものかはさて置き)を行っていることを付記しておきます。
【 「みなとさん」の「反社会的行為」について考える 】
私は、昨年8月28日のブログで、「みなとさん」がしでかした「反社会的行為」を以下の八つにまとめました。
(1)「大阪のやっさん」等によるハンドルネームの多用・成りすまし行為を黙認・放置し、掲示板参加者からの抗議に対して、そのような行為はないという虚偽の弁明を行った。
(2)再三の抗議を無視して、虚偽の投稿・誹謗中傷投稿、人権侵害投稿等を放置した。
(3)自らがハンドルネーム多用・成りすましを行い掲示板投稿者への誹謗中傷を行った。
(4)自作自演によって「参加者からの提案・支持」を捏造し、「投稿者締め出し運営」への移行を行った。
(5)掲示板の「言論統制」を批判する投稿を一方的に削除し、労組掲示板としては前代未聞の「事前検閲制」を導入した。
(6)著作権侵害の新聞記事無断掲載を繰り返し行った。
(7)「管理職労組」からホームページの「運営実務を依頼」されただけのはずなのに、依頼者のホームページを乗っ取り、いずみ市民生協への干渉行為を行った。
(8)掲示板に意見の交流を求めて投稿された「他人の投稿」を「新設を予定している『閲覧の頁』に移動」すると言う口実で隠蔽し、事実上「私物化・詐取」状態となっている。
これだけのことが自称「平和と民主主義を守る運動に取り組む労働組合」の掲示板で行われたということは前代未聞でしょう。さらに、それを行ったのが「あなたのコミュニケーションサポーター」を自称し、〝発言し行動することが今ほど大切になっている時代はない〟等と主張している出版社の代表者と思われる人物だというのです。
出版業に携わる人物が、なぜこのような反社会的行動を行うのか … その背景には 1)いずみ市民生協への私怨ともいうべき「根深い感情」 2)コミュニケーションについての「みなとさん」独特の「偏向」(思想的弱点のようなもの) 3)ホームページも掲示板も事実上「みなとさん」の私有物状態であったこと … 等の要因があると思われます。
「私怨」と「私物化」については項をあらためるとして、ここでは「偏向」について考えてみます。
【 「世論」が問題にしなければ「問題はない」? 】
かつて、「破廉恥掲示板」が言論統制を行っていなかった時期に、管理人である「みなとさん」は以下のような投稿をしています。
「管理人としてのポジションは、①投稿内容が法律に抵触するかどうかのチェック ②投稿内容が公序良俗に抵触するかどうかのチェック ③投稿内容が掲示板の世界を突き破って事件に転化する危険性があるかどうかのチェック。それ以上のことも、それ以下のこともしないのが管理人としてのマナー」(2006年4月1日)
「管理人は『裁定者』としてではなく、前回お伝えした三つの立場からの『管理者』であるべきと心得ている。三つの立場以外から管理人が個々の意見にマルやバツの評価を下すのは、大きな意味で民主主義の根幹にふれるものと危惧している。それでは秩序維持の保障はどうなるのかという問題が当然でてくる。管理人としてそれは『世論』であると考えている。」(4月2日)
「①3つの基準に抵触する場合を除いて、基本的に投稿の自由は保障される。②投稿された内容に関して事実認識が分かれる場合は、その投稿者に対して投稿というかたちで真偽を確認してほしい。③投稿内容に関して良いとか悪いとかの評価が分かれる場合は、Aさんの評価はそうかもしれないが私はこう評価している、というように相違点を明らかにするところでとどめるのがネットマナーと考える。④一生協人さんが『私の質問にも回答をお願いします』の中でとりあげている例(一生協人注:事実を捏造した虚偽投稿は公序良俗に反しないのか)も、管理人に対してどうなのかというよりも、その投稿者に対して迫るべきものと思う。当然そのやりとりを通して、他の閲覧者が判断していくことになる。」(4月3日)
これらの「主張」は、掲示板の異常な実態を温存するための「詭弁」とも言うべきものです。
例えば、私が「取り上げている例」とは「大阪のやっさん」が行った下記の投稿の問題に関わるものでした。
「毎月一回、定例で理議会が行われる。当然、職員理事から提案が出さるが20数名の中から8名の組合員理事の反対があった。反対理由も聞かずに多数決で議案を通すやり方は今も変わっていない。組合員の声を反映させるのであれば、もっと議論が必要と感じる。幹部は電話や家まで出向き説得している現状。進める議論しかない」(2006年3月11日)
この投稿はいつの理事会のことか不明であり、「職員理事」等という混乱した表現に象徴されているように、「空想の産物」としか言いようのないものでした。私以外からも「事実ではない」という批判投稿がありましたが、それらについて「大阪のやっさん」から何の回答もなされていないからこそ、管理人としての規制が求められていたのです。
しかし、「みなとさん」は自らの責務を放棄(おそらくはいずみ市民生協に否定的イメージを与える投稿を温存するために積極的に放棄)し、その理由づけとして「世論」なるものを持ち出しました。
【 必然的な帰結 ― 「世論が問題にできないように」すればよい 】
あらためて言うまでもないことですが、「みなとさん」の主張には重大な問題点(民主主義的コミュニケーション上の弱点)があります。
例えば、「大阪のやっさん」は、ある職員がいずみを去った直後(いずみ内部の人間には「誰のことか」が特定できる程度の情報を付加して)、その理由について投稿を行いました。これは重大なプライバシー侵害にあたる投稿でした。プライバシーに関わる内容は本人の承諾なしに投稿してはならない … これは「掲示板」のような社会的に開示されたコミュニケーションの重要なルールであって、「世論が判断する」内容ではなく、例え「世論がそのことについて沈黙」していても順守しなければならないものなのです。
「世論が決める」という「論理」は、現実の社会では、しばしば「世論を操作すればよい」という「論理」に転化します。「掲示板」のような限られた「社会」(そこでは「みなとさん」が管理権限を有している)ではなおさらでした。「批判者を締め出せばよい」 … これが「みなとさん」の選択だったのです。
「みなとさん」は、「大阪湾の黒鯛」名で以下の「提案」を行いました。
「以前、管理人さんは三つの運営基準を提示していたが 1、明らかに生協管理職労組いずみを誹謗中傷する行為 1、情報交換と意見交流を妨げ、掲示板の運営に支障をもたらす行為 を加えたらいかがか。その「行為」の定義づけは大変むずかしいところだが、“いずみ”の私物化事件と闘った歴史のもとに誕生した管理職労組のホームページに付属する掲示板なのだから、その主旨を踏まえて管理人さんがその都度判断されて良いと思う。管理人とはそういうものだと思う。
私物化事件に対して態度を表明しない人物が、朝から晩までこの掲示板に出てくるのは、一般の感覚からすればなんとも奇妙で解せない話だ。他の討論系掲示板をいくつか拝見しているが、いずれも主催者の意図に反する意見は掲載しないことを前提に運営されている。誰でも入れて、結局汚していくという実態を早急に改善すべきだ。はっきり言って今の掲示板は公衆便所だ。」(2006年4月26日)
そして、この投稿に「とんぼ」名で支持投稿をする等して「世論」をつくりあげて、言論統制運営に移行したのです。かつて、「管理人」として投稿した「三つの立場以外から管理人が個々の意見にマルやバツの評価を下すのは、大きな意味で民主主義の根幹にふれるものと危惧している」ということを否定するためには、このような偽装をせざるを得なかったのでしょう。
それにしても、「いずみの発展を願う全ての職員」との協力を謳う「労働組合の掲示板」で、「私物化事件に対して態度を表明しない人物が、朝から晩までこの掲示板に出てくるのは、一般の感覚からすればなんとも奇妙で解せない話」だの「他の討論系掲示板をいくつか拝見しているが、いずれも主催者の意図に反する意見は掲載しないことを前提に運営されている。誰でも入れて、結局汚していくという実態を早急に改善すべきだ」等という暴論を「自作投稿」できる価値観・思想にはあきれるほかありません。
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「みなとさん」が、このような「反民主主義的思想」に落ち込んだのは、「みなとさん」の思想的な弱点だけではなく、そもそも「管理職労組」ホームページ自体が「みなとさん」の私有物化していた現実があるのではないか … 私はそのように考えています。次回はその角度から問題を取り上げます。
なお、「みなとさん」のハンドルネーム多用による「自作自演」について、本人は「同じパソコンを複数で使用した」という「弁明」(それがどれほど滑稽なものかはさて置き)を行っていることを付記しておきます。