SEIKO’s photo gallery from ALEXANDRIA 

エジプトの第二の都市、アレクサンドリアで暮らしながら中東の写真を撮っています。

エジプト議会選挙(2)

2015-10-15 17:44:08 | 写真
  


 エジプト議会選挙には女性の候補者もいます。

 男性と同じように大きな顔写真がポスターや横断幕となって堂々と掲げられています。
 ラムズ(シンボルマーク)は蝶や指輪といった女性的なもの?から鉄道線路から封筒まで、
 こちらもさまざまです。


    



 
 こちらの横断幕の左の女性候補者はカメラ。
 選ばれたシンボルマークを見ていると、そのマークから職業や人柄まで想像できる気がします。
 じっさいに自分に関係のあるものを選ぶ人もいるようです。
 

    



 このマークはウードというエジプトの民族楽器です。
 肩書きはエンジニアということなので、音楽関係の仕事ではないようです。
 でも音楽や文化関係に興味のある人なのかもしれません。
 
    



 消火器マークもありました。
 この人もエンジニアなので、どうしてこれをシンボルマークに選んだのかを考えるだけでも楽しくなります。
 

    



 ポスターの中には遠くから見ただけでは何の絵かわからないものも少なくありません。
 このシンボルマークはアブ・シンベルの遺跡です。
 肩書きは「観光専門家」とあるので、なるほど納得です。


    



 街中にけっこうたくさん貼られているこの候補者のシンボルマークは定規。
 遠くからでは(近づいても)なんだかわかりにくいマークです。
 でもこのシンボルマークから正義とか公正のイメージを感じます。

 エジプトの議会選挙、アレクサンドリアでの投票まであと3日です。


    
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エジプト議会選挙(1)

2015-10-14 21:44:41 | 写真
 
   
   アレクサンドリアは10月18・19日はエジプト議会選挙の投票日です。
   エジプト全体ではで596議席を争います。

   日本のように街頭演説こそありませんが、
   街中やスーク(市場)のいたるところに候補者のポスターや横断幕がみられます。
   道路の真上や街路樹の間に勝手に横断幕をかけたり、ビルの壁面や街路灯に直接貼り付けたり
   なんでもあり。
   もちろんその大きさや形、枚数も制限ないようです。
  
     

   
   見ているとそれぞれの候補者とともに 「ラムズ(シンボルマーク)」が描かれています。
   ときには候補者本人よりもシンボルマークのほうが目立つほどです。

   じつはエジプトの非識字率(字の読み書きができない割合)は26%で、なかでも年配者が多く、
   60歳以上は65%にものぼります。
   
   このシンボルマークは字の読めない人のためのものだったのです。
   

     



   候補者は届け出の時に選挙委員会に行き、リストの中からシンボルマークを選ぶのだそうです。
   動物は人気のようで、鳥やライオン、トラも。
   ゾウの候補者の前にかかっているのはロウソクの候補者。
   ポスターの形式も自由ですが、シンボルマークもさまざまです。
   
     

   
   電車、飛行機など乗り物も見かけます。
   この候補者は自動車ですが、それより選挙ポスターが黒いサングラス姿というのも何か不思議な気がします。
   (そういえばこの国の大統領もよくメディアに黒いサングラス姿で登場していました)
  

     


   ライフル、大砲、潜水艦というちょっと物騒な?シンボルマークもあったりします。

       
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食べる~エルサレム旧市街と新市街

2015-08-30 17:24:20 | 写真
 
 旧市街の中は電気製品から衣料品までなんでもありますが、いつも私は食べ物に目がいってしまいます。
 
 ダマスカス門を入ってすぐに目につくのが移動屋台の果物屋です。
 きれいな色のマンゴーが積まれています。
 私がオススメなのが手前の小さなゴルフボールのような黄色い生デーツです。
 これはこの季節だけのもので、硬い果実をかじるとほのかな苦みと、さとうきびのような強い甘みがあります。
 歩き疲れたときにかじると元気が出る気がします。
 食べきれないほどたくさん買っても10シェケル(300円)です。


  



 ここでもエジプトと同じように店舗を持たずに路上で野菜や果物を売る女性たちの姿が見られます。
 長い旧市街の城壁の中の通路の涼しい日陰のあちこちに数人のグループを作って座っています。
 彼女たちもアラビア語を話すので、「この葡萄はここで採れたもの?」など簡単な短い会話を楽しみながら買い物をしたりします。
 種類は多くありませんが、その季節のものを持ってきていて、新鮮なのでいつも楽しみに覗いて歩きます。

  



 エルサレムの旧市街で毎回、写真に撮らずにいられないのがグミを売っているスイーツショップです。
 種類も多く色とりどりで、いつも子供のころに戻ったような気分にさせてくれます。
 
  



 日本でいうと漬物屋にあたるでしょうか、ピクルスを売っている店も多く見かけます。
 ここでもピクルスは日々の食卓に欠かせない食材です。
 その食欲をそそる香りに思わずふりかえると、ピカピカに光ったオリーブのピクルスが色も種類も豊富に並んでいました。
 グリーンオリーブやブラックオリーブ、大きさや固さ、辛さなど好みに応じて何種類か買っていく人が多いようです。

  



 まるでヨーロッパのような、旧市街とは全く雰囲気の違う新市街の「マハネイェフダ市場」です。
 旧市街から歩いて20分ぐらいで行くことができます。
 距離は近いのですが、ここはユダヤ人街なので歩いている人が旧市街とは違います。
 エルサレム最大の有名な食品市場なので、もちろん観光客も多いですし、アラブ人も少ないながらも訪れます。
 それでも同じ場所にあってこんなに違うのかと思わずにはいられません。


  



 マハネイェフダではきれいに陳列されている食品は旧市街に比べると割高です。

 それでもこだわりを持っておいしそうに並べられたオリーブのピクルスはここも旧市街も同じでした。
 それを見ていると、アラブ人もユダヤ人も食べているものはそれほど違わないのにと、少し複雑な気持ちになりました。

  
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香料通り~旧市街にて

2015-08-29 17:25:44 | 写真
  


 エルサレム旧市街の通路は奥に行けば行くほどどんどん狭くなっていきます。
 店先に張り出した商品でさらに狭くなった幅2メートルもない古い石畳がずっと続きます。
 
 ここでは売っていないものはないと思えるほどさまざまな生活用品が売られています。
 観光客も多いですが、地元の人たちも買い物にやってきます。


    

 
 通りを行くと「スーク アッターリーン」と書かれたタイルの看板がありました。
 近くのお店の人に聞くと、ここは昔からの古い通りで、「香料通り」というそうです。
 

    


 通りを進んでいくと、2メートルほどの間口と同じほどの奥行きの狭い店の前にたくさんの人が集まっています。
 少し近づくだけで強い香辛料の香りとともに、鼻がムズムズしてきます。
 中にはおじさんが一人だけ、店内はたくさんの香辛料で埋め尽くされていて、左右に2、3歩しか歩くスペースがなさそうです。
  
 集まった客があちこちから「自分だけの香辛料」の注文を出します。
 おじさんは客と会話しながらその注文に応じて、壁の棚や手元の木箱に入った香辛料を手際よく小さいスコップですくってビニール袋に入れていきます。


     

 次に袋を膨らませるといきおい良く振って「自分だけの香辛料」ができあがります。
 その瞬間、ふわっと香辛料の香りがあたりに立ち込めました。


    



 このあたりには他にも香辛料の店が多く、香辛料とともに香水や化粧品も売られています。
 時間がゆっくり動いてきたような不思議な感じのする通りです。

    
 
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エルサレム旧市街のアラブ人地区にて

2015-08-24 20:53:32 | 写真


 エルサレムの旧市街です。
 いつもにぎやかにたくさんの人が行き交います。

 午前中の早い時間にダマスカス門に行くと、年配の女性が自分と同じぐらいの大きな袋を引きずって入って行きました。
 面白そうなのでうしろを着いて行きました。

 旧市街の城壁の中は、雑然とした迷路のような狭い通路が続いていて、私にとってワクワクする世界です。


    



 その女性は荷物を両手に通りをずんずん進んでいきます。


    


 商店への荷物の搬入は昔から主にこういったリヤカーのような手押し車です。
 石畳の途中には坂や階段もあるのでなかなかの重労働です。  


   


 最近はこのような車で運ぶこともあるようですが、狭い通路なのでちょっとヒヤヒヤします。


   


 女性の着いた先には野菜や果物を売る女性たちのグループが。
 大きな袋の中には大量のモロヘイヤの葉が入っていました。


   
 
 
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