船の好きなじいじの絵日記 愛艇アルビン28クルージング

瀬戸内海相生マリーナを定係港に愛艇の航海や日頃の出来事を船の好きなじいじの絵日記として印刷製本して保存しています。

長崎・壱岐・対馬航海記 復路 NO4

2009年05月08日 | 壱岐対馬クルージング

飽きもせずに又再びご覧頂有難う御座います。



全海上行程1.300キロ

いよいよ対馬とお別れの日です。
念願だった対馬、日本一周でも航行区域の関係で立ち寄れなかった対馬
お土産を調達し壱岐芦別港に向けいざ出港です。

穏やかだった対馬海峡を渡り壱岐芦別港に入港です。
航行距離68キロ







芦別漁協



記念に写してみました。



干物の美味しい店があるとの地元の人の話で行って見ると加工場で、連休は休み

芦別港出港・・・小呂島を通過し一路関門海峡へ
玄界灘航行中



関門海峡通過中
若松、戸畑の工場地帯を右手に





燃料補給の為下関寄港 航行距離186キロ
下関は小雨でした。



給油後小休止
今晩の宿泊地、大分県国東半島沖、姫島に向け出港です。

前方は関門海峡大橋です。



大分姫島入港
航行距離262キロ

九州との連絡フェリー姫島丸
一時間おきに運行です。







姫島はちっちゃな島ですが人口2.600人
結構な人が住んでいます。
1島1村で世帯数の半分の人が姫島村役場勤務の公務員の島とのことです。
漁業も盛んですが最近はあまり取れないとのこと。
岸壁にはたこつぼが一杯です。

この島は車えびの養殖が盛んで大きな養殖場が一杯あります。
おそらく養殖場も村営でしょう。
フェリーも村営、だから公務員が多いのです。笑


大型ヨットも5隻ほど入港係留中です。
特に大きなヨットのオーナーが中を見せてやるとのこと
奥さんが調理中で遠慮させていただきました。

車えび料理の旅館が結構あります。
今夜は今回の船旅で初めて船で眠ることにしました。
テレビの写りが悪くちょっと・・・・・
ここは瀬戸内海,潮の干満は上下2.5メートル
横付け係留は気を使います。
引き波もまったくなく,まるで陸上で寝ているようでした。

朝お土産を買い足し出港です。



写真は対岸の国東半島の山々です。







帰りに米軍岩国基地、宮島、江田島海軍兵学校、海上自衛隊呉基地の潜水艦の見学をする為、急遽航路を瀬戸内海中央部から中国地方沿岸部を航行することに決定

山口県柳井市から対岸の屋代島に渡る大島大橋です。



間もなく戦闘機の編隊飛行が上空を舞います。
我々の船の真上を通過します。
低空飛行です。
すごい爆音です。

ただ事では有りません。
この上空は米軍の訓練空域はないはずです。
しかも頻繁に繰り返しています。
突然予期しない出来事に二人とも興奮状態

もっと基地近くの海域で見ようと船を米軍岩国基地の近くに進めます。
所がその先ハプニングが待ち受けていたのです。

基地海域に近づくと後ろのほうから海上保安庁の小型巡視艇が我々の船を追尾しているようにも見えます。
回転する赤色等を点灯し追尾してきます。
我々は何も悪いことはしていないので巡航速度23ノットで走り続けます。
巡視艇の船首甲板には海上保安官が立ち拡声器でこちらに呼びかけているようです。

我々の船はCDを大音量で鳴らしエンジン音と波きり音で拡声器の音は届きません。
でも我々の船を追尾している様子はただ事ではないのは間違いないようです。
私も船速を落とし様子を見ることに!

そうすると一気に巡視艇が近寄り、もやいロープを取ってもいいかといっています。
了解すると接舷しもやいロープを取り進入禁止海域に侵入しているとのこと。
岩国基地周辺海域は米軍に提供している海域で言ってみれば米国に不法進入しているのと同じことだというのです。

岩国港の港湾図には何も載っていないと港湾図を保安官に差し出すと、本当に載っていないですね・・・・でも禁止海域です。
海上標識できちんと示してあると言います。


通常は随時警戒の範囲だが今日は米軍基地の基地祭で地域住民を基地に迎え入れて基地の見学会が開催されているとのこと。
その関係で戦闘機も頻繁に飛び立ち観客に展示しているとのこと。
今日はあなたたちのように海上から見学する船を阻止する為特別警戒中だとのこと!

近くには大型巡視船も警戒中です。
飛んで火に入る夏の虫とは我々のことか
上空の戦闘機ばかり目が行って標識を見落としたのか?
元々標識の意味が分からなかったのか・・・・笑

いずれにしても警告書にサインさせられ区域外まで巡視艇が誘導するので付いてきて欲しいとのこと。
遠くには海上での見学のお客さんを乗せた観光船や、小型フェリーが一杯
その事にも気づかないほど迫力ある上空の米軍戦闘機の爆音と編隊飛行に見とれていたのです。



大勢の前で巡視艇に追尾され、停船させられ、おまけに区域外までつれて出られる始末
お粗末でした。
陸上でも警察のパトカーに追跡されたことはないのに、まさか海上で保安庁に追跡されるとは・・・・トホホ

こんな経験めったにないので写真に撮らせてくれないかと尋ねるとそれは困りますとのこと。
やもなく小さくなりましたが前方を誘導航行中の巡視艇をパチリ
本とに小さな写真になってしまいました。

前を走るのは誘導中の巡視艇



気を取り直して一路広島県安芸の宮島へ



昔戦艦大和も通った奈佐美瀬戸が見えます。



江田島の江田島湾の一角に有名な江田島旧海軍兵学校(現海上自衛隊幹部候補生学校と第一術科学校)が有ります。

陸からは何回か見学しましたが海からは初めてです。
防衛庁長官や海上自衛隊幹部が来校のときは海から進入し、専用桟橋から上陸するそうです。
その桟橋や校舎など







続いては呉港入港・大和ミュージアムや潜水艦の鉄のくじら館です。
中央の黒い丸い物体が潜水艦
現在は中を見学できます。
通路などは本当に狭い物ですよ。





海上自衛隊呉基地
潜水艦隊の潜水艦や護衛艦です。
最新型のヘリ7機搭載の大型護衛艦も居ます。











らせん橋で有名な音戸の瀬戸の音戸大橋通過





その後下黒島で給油
海上距離434キロ

来島海峡から瀬戸大橋通過・相生に無事寄港
総航行距離1.277キロでした。
お疲れさんでした。

長いブログ最後まで有難う御座いました。




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2 コメント

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いや~楽しいですね (オリオン兵藤)
2009-05-08 18:57:02
ハプニングにはドッキリでしたね
でも陸上のように、キップを切られず何よりでした
姫島の世帯の半分が公務員なんて面白いですね
コミューンのような感じでしょうか

復路も呉港など見どころ満載の旅で、読んでて楽しかったですョ~
返信する
ありがとうございます (船の好きな親父)
2009-05-08 21:56:12
オリオンさんにお褒め頂くことはこの上ない光栄です。
つたない作文でお恥ずかしいです。
返信する

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