11月から始まった城崎温泉の冬の味覚松葉カニシーズン
あっという間に漁期は3月20日まで後二週間です。
昨年まではコロナ関連の割引クーポン、買い物3.000円無料クーポン券等手厚い政府の支援で城崎温泉も潤って来ました。
昨年の春ですべてのクーポンも終わり観光客にとっては大きなマイナス、勿論観光業者にとっても痛手でした。
ユラク朝市広場にとっても昨年のシーズンは何も買うつもりが無くてもクーポン3,000円分は何か品物に変えて帰らないともったいないと買って頂けました。
今期はその状況は勿論ありません。
城崎温泉も大海原に漕ぎ出した自力本願の舟のような状況かもしれません。
おまけに少子高齢化で地方の人手不足は大きな波の様にやって来ています。
公休日の確保が困難な為、火曜水曜と全館休業で社員の安面を確保する旅館事業者も多くなっています。
営業日の減少で売り上げ確保の為、安易な値上げは「城崎は高い」と以前の有馬温泉のような悪評にならないように気を付けなければならないと感じています。
さてそのような状況の中、政府の大きな補助金のお陰で城崎温泉の多くの旅館や店舗が大幅に改造され顧客満足アップに大きく寄与するような状況は明るいニュースです。
久々に朝市広場の活カニ水槽の海水汲みです。
今日は雨模様ですが海は凪ですね。
竹野浜海水浴場の花壇の水仙も、もう終わりのようですね。
カニの仕入れもまもなく終了
20日で漁期は終了
今月いっぱいは在庫で宿泊客のカニ料理や観光客へのカニ販売を行います。
我が湯楽も5月からは一階メイン厨房及び大型客室2室の第9期の改装工事を行います。
客室使用率を50%以下にして二階レストラン厨房で全ての料理を作り客室での料理提供をする計画をしています。
10月一杯迄の工期になります。
今回は10年以上をかけて行ってきた第9期全館改装最終工事となります。
最新の一階メイン厨房への改装と客室はリビング、キッチンコーナー、ダイニングルーム、半露天風呂、そして大きな和洋室で湯楽では最高級の1室の客室に大改造です。
人手不足が進む中、当初34室あった客室も14室程度減室し少ない社員での対応と料理接客設備の高級化を図り安定した利益が確保できる方向へと方針変更しています。
今回の工事はその集大成です。
数年前から大宴会場もレストランに変っています。
会社の旅行などが皆無になり宴会場は不要な時代です。
大浴場よりも個人で入れる貸切風呂を一気に7か所迄増やしています。
団体で大浴場につかる時代ではありません。
今の若者は上司と旅行に行くことは好まないようです。
時代も大きく変化してきています。
団体客は低価格のバスツアーのみですね。
バスツアーも我々の時代までで今の若者は他人と一緒のバスツアーも好まないようになるかもしれません。
正に個人主義の時代ですね。
どうなる事か?
そんな事より地方の少子高齢化の波の方が末恐ろしいですね。
ではでは
▲城崎温泉の温泉宿。和モダンなロビーや美しい日本庭園などまさに癒しの宿。
われわれの医業は、給料のわりにものすごく多忙で対応のストレスも多く、知識も必要で都会の若い子たちはスーパーのレジ打ちで十分と応募もありません。
30年間やってきて、こんな人手不足は初めて。
子どもを産んでいるのは外国人労働者しかいないありさま。
僕は在留外国人の彼らに期待していますけどね。。。
人手不足は深刻な問題ですね。
特に若い人は続かないのが困ります。
少し飽きると辛坊することなく転職ですね。
少子化は大変な問題です。