おはようございます!
今回は、三隅発電所「ふれあいホール」写真展
の写真解説を記事にしました。
神楽のストーリーを読みながら、写真をご覧下さい。
< ① >
「ふれあいホール」の玄関を入ると、
まず目に入るのが、高さ2.5mもある
素戔嗚尊(スサノオノミコト)の木造
です。
これは、チェーンソーアートと言って、
チェーンソーのみで造られています。
天井からは、石見神楽で使われる大蛇
(おろち)が素戔嗚尊の背後を見つめ
ています。
< ② > 演目:大江山(おおえやま)
【 ストーリー 】
平安時代、平将門の一子・良門は、妖術を得て
酒呑童子と名乗り、大勢の部下を従え大江山に
立てこもって、極悪非道の限りを尽くして居た。
帝の勅命を受けた源頼光は、強者の家来と共に
大江山へと向かうが、妖術に苦戦を強いられる。
妖術に苦戦する源頼光と、鬼との戦いぶりを如何
に引き出すか、そのチャンスをジッと待って撮った
のがこの一枚です。
頼光役の舞子(舞を舞う人)の迫真に満ちた演技に、
会場は拍手喝さいでした!ヽ(^。^)ノ
< ③ > 演目:鬼住山(きずみやま)
【 ストーリー 】
その昔、鬼住山には鬼が住みつき、近隣の村々に
出ては人をさらい、食料や金品を強奪していた・・。
時の帝:孝霊天皇は「若宮の鶯王」を総大将に
討伐に向かわせたが、強敵に苦戦する・・・。
この「鬼住山」で使われる鬼の面ですが、他の
神楽社中のものと目が一寸違います。
通常は、白と黒の目ですが、これは銀色をして
います。
このような鬼と夜出会ったら、きっと腰を抜か
すでしょうねッ!(◎_◎;)
< ④ > 演目:石神(いわがみ)
【 ストーリー 】
その昔、石見(いわみ)の地は、荒れ果て
災害の多い土地であった。
それは、八色石と言う岩が原因で、二神は
これを治めるべく出陣するが、妖術に悪戦
苦闘することになる・・。
写真は、八色石が繰り出す妖術に二神が
苦戦するシーンです。
天井から、クモの巣らしき白い帯が落ちて
来て、それはもう素晴らしい演出でした。
< ⑤ > 演目:塵輪(じんりん)
【 ストーリー 】
その昔、異国より数万騎の軍勢が日本に
攻めて来る中に、「塵輪」と言う身に翼が
あり黒雲の乗って人々を害する悪鬼がいた。
時の帝:帯中津日子天皇は、自ら天の鹿児
弓を持ち、高麻呂を従えて討伐に向かった。
写真中央が、悪鬼:塵輪です。
帝は、高麻呂と共に塵輪を追い詰め、これ
から成敗する所です。
石見神楽は、動きが激しいですから、うか
うかしていてはいいチャンスは撮れません。
ある程度、神楽の進行を予測してシャッター
を切ります。