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ブルースカイⅢのブログ

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【 石見神楽展示写真解説 】

2021-11-07 08:00:00 | イベント

おはようございます!

今回は、三隅発電所「ふれあいホール」写真展

の写真解説を記事にしました。

神楽のストーリーを読みながら、写真をご覧下さい。

 

 

< ① >

 「ふれあいホール」の玄関を入ると、

 まず目に入るのが、高さ2.5mもある

 素戔嗚尊(スサノオノミコト)の木造

 です。

 これは、チェーンソーアートと言って、

 チェーンソーのみで造られています。

 

 天井からは、石見神楽で使われる大蛇

 (おろち)が素戔嗚尊の背後を見つめ

 ています。

 

 

< ② > 演目:大江山(おおえやま)

【 ストーリー 】

 平安時代、平将門の一子・良門は、妖術を得て

 酒呑童子と名乗り、大勢の部下を従え大江山に

 立てこもって、極悪非道の限りを尽くして居た。

 帝の勅命を受けた源頼光は、強者の家来と共に

 大江山へと向かうが、妖術に苦戦を強いられる。

 

 妖術に苦戦する源頼光と、鬼との戦いぶりを如何

 に引き出すか、そのチャンスをジッと待って撮った

 のがこの一枚です。

 頼光役の舞子(舞を舞う人)の迫真に満ちた演技に、

 会場は拍手喝さいでした!ヽ(^。^)ノ

 

 

< ③ > 演目:鬼住山(きずみやま)

【 ストーリー 】

 その昔、鬼住山には鬼が住みつき、近隣の村々に

 出ては人をさらい、食料や金品を強奪していた・・。

 時の帝:孝霊天皇は「若宮の鶯王」を総大将に

 討伐に向かわせたが、強敵に苦戦する・・・。

 

 この「鬼住山」で使われる鬼の面ですが、他の

 神楽社中のものと目が一寸違います。

 通常は、白と黒の目ですが、これは銀色をして

 います。

 このような鬼と夜出会ったら、きっと腰を抜か

 すでしょうねッ!(◎_◎;)

 

 

< ④ > 演目:石神(いわがみ)

【 ストーリー 】

 その昔、石見(いわみ)の地は、荒れ果て

 災害の多い土地であった。

 それは、八色石と言う岩が原因で、二神は

 これを治めるべく出陣するが、妖術に悪戦

 苦闘することになる・・。

 

 写真は、八色石が繰り出す妖術に二神が

 苦戦するシーンです。

 天井から、クモの巣らしき白い帯が落ちて

 来て、それはもう素晴らしい演出でした。

 

 

< ⑤ > 演目:塵輪(じんりん)

【 ストーリー 】

 その昔、異国より数万騎の軍勢が日本に

 攻めて来る中に、「塵輪」と言う身に翼が

 あり黒雲の乗って人々を害する悪鬼がいた。

 時の帝:帯中津日子天皇は、自ら天の鹿児

 弓を持ち、高麻呂を従えて討伐に向かった。

 

 写真中央が、悪鬼:塵輪です。

 帝は、高麻呂と共に塵輪を追い詰め、これ

 から成敗する所です。

 石見神楽は、動きが激しいですから、うか

 うかしていてはいいチャンスは撮れません。

 ある程度、神楽の進行を予測してシャッター

 を切ります。