祇園祭山鉾巡行

今日は祇園祭のハイライト、山鉾巡行でした。ある会社のお誘いで、巡行を初めてビルの上から見ることができました。角度が違うと見え方も随分違いますね。

画像は、長刀鉾のお稚児さん。両端に禿（かむろ）と呼ばれるお稚児さんの補佐役も見えます。　　もうちょっと大きく

今、鉾にお稚児さんが乗るのはこの鉾だけ、そして毎年先頭を行く人気№１の鉾です。
このお稚児さんが四条通を横切るしめ縄を切って巡行の道を開く儀式は、くじ改め、鉾まわし（辻まわし）と並んで大きなハイライトです。

私のいるところからはしめ縄を切るところは見えなかったのですが、かろうじて「くじ改め」が見えました。長刀鉾や南観音山などのいくつかの「くじとらず」の山鉾以外は、巡行の順番が毎年くじで決まられます。そのくじを奉行（市長）が確認するという儀式なのですが、このくじの渡し方に特徴（作法？）があって、その所作が見物人を楽しませます。

私は保昌山（ほうしょうやま）のこの子がうまかったと思いましたね。小さな子なのに動作がキビキビしていて印象に残りました。　　保昌山のくじ改め
保昌山と言えば、縁結びの山としてお守りを求める若いカップルが多いようです。宵山の日に、甥っ子のカップルもここは必ず行きたいと言っていました。宵山と宵々山にしかこのお守りを売っていないと聞きましたが、ひょっとしたら話に尾ひれがついているかもしれません。（笑）

二つの傘鉾を除く鉾と大きな山の一部は、こんなふうにたくさんの人が引っ張っていきます。　　菊水鉾
鉾の中にはこんな変わったものもあります。　　船鉾

今でも充分暑いですけど、巡行が終われば梅雨が明けて本格的な夏に突入の京都です。
まだまだ暑くなりますよ。
別の角度から祇園祭のことについて書いた、去年の投稿にトラックバックを貼っておきます。

ｐｓ
このブログを通してお付き合いしていただいているrrounddさんが、山鉾巡行を見に来られたおついでにご一家で来てくださいました。初対面なのに割とお互いのことを知っているという、なんか不思議で楽しい時間を過ごさせていただきました。