さざなみいんこ どっとこむ

サザナミインコの普及を目指しています。
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サザナミインコの装具

2018-10-27 17:35:57 | サザナミインコ
早いもので、もう10月も終わりに近づいて参りました。
ここ湘南ではまだ気温が高く、晴天の日中は24~25℃もあります。
気温が高いので、サザナミインコの発情も少ない様です。
今年は例年より、遅い巣掛けとなります。

さて、今回の「サザナミインコの装具」ですが、丁度、昨日のどうぶつテレビ番組で「どうぶつの装具」を取り上げて居りましたので、ご覧になった方も多いのでは無いでしょうか?
「装具」とは事故や病気などで四肢・体幹に機能障害を負った場合において、四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具のことで、どうぶつでは特に手足の補助器具が多いです。
小鳥の場合は、主に事故に寄って怪我をして、脚が動かなくなったり、羽が変形したりという場合に補助的に装着します。

当方では、約200羽のサザナミインコが居りますので、中には怪我をしてしまうケースがございます。
今までに羽を骨折したりと言うのは全くありませんが、脚を怪我するケースは多々ございます。
通常は、切り傷程度なので、軟膏の塗布で治ってしまいますが、骨折や腱の断裂の場合はどうしても装具が必要となります。
雛などの脚の矯正はテーピングで問題なく治せるのですが、生後1ヶ月以上ではかなり賢くなりますので、テーピングなどでは簡単に外してしまいます。

次の写真の仔も、生後1.2ヶ月で脚をケージに絡めてしまって、腱を断裂してしまいました。
腱を断裂すると4本の指はグーの状態になり、止まり木を掴むことが出来なくなります。
当初は、テーピングで保定していたのですが、上手にテーピングしても2日程度しか持たなくて、外れてしまいます。
そこで、装具を作製して装着する事と致しました。



この装具は、2.5ヶ月くらい装着して居りますが、全く問題なく機能して居ります。
この仔は、何不自由無く行動し、健康な仔と全く遜色がありません。
腱を断裂は長期間保定して置くと、その形で固まりますので、一定期間を過ぎたら外します。
人間では、その後、リハビリで運動機能を改善するのですが、小鳥ではどうなるかは判りません。

この装具は、以下の写真の様な母材を、薄く引き伸ばして、適当な大きさにハサミで切断して形状を作ります。


ある程度の形状を作ったら、後は実際の仔に装着して、最終的にはその仔の形に合わせたオリジナル装具となります。止まり木に着く部分はローレットなどで、滑り難い様に加工します。




ここでご紹介致しました装具につきましては、あくまでも自家用に作製をして居りますので、お問い合わせを頂きましても販売等は出来ませんのでご了承下さい。
動物用の医療用品を製造・販売する場合は「動物医療機器製造機器許可」「第三種動物用医療機器製造販売業許可」が必要となります。

当方では「安心安全なサザナミインコ雛のご提供」をモットーと致して居ります。
尚、雛・餌・用品の販売は直販サイトに掲載致しております。

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