さざなみいんこ どっとこむ

サザナミインコの普及を目指しています。
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サザナミインコの繁殖環境

2015-09-15 12:51:55 | サザナミインコ
今年は、8月中旬から台風などで不順な天候が続いて居ります。
集中豪雨等で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、最近ご質問の多い、当ファームの繁殖環境等につきまして、ご案内させて頂きます。
当方では、「安全安心なサザナミインコのご提供」をモットーと致して居りますので、細心の注意と検査機器の導入や予防薬による管理を徹底して、寄生虫や病原菌・ウイルスが居ない状態を維持しております。

今回、この一環としてすべての親鳥の餌を完全ペレット食に切り替えました。
従来、雛から育てた仔達はペレット食だけにして居りましたので良かったのですが、親鳥で外部から導入した仔達は殆どペレットを食べないケースが多く、シードとペレットの両方を与えて居りました。
シードでは、衛生面でとても問題が多く、菌の発生や虫の発生が懸念されて居りました。
一部のシードは低温防虫処理を実施致して居りましたが、全ての飼料を行うことも出来ず、また、殺虫には効果がありますが、抗菌効果はどの程度あるかが疑問でした。

この度のペレットへの全面切り替えにより、餌による粉塵や殻の飛散が無くなり清掃時間が大幅に短縮出来ました。
また、虫の発生も全く見られなくなり、殺虫装置も必要なくなりました。
従来は様々なシードを適量混ぜて独自のミックスシードを作っておりましたので、その時間も大幅に短縮出来て良かったです。
当ファームで使用しているペレットは、雛の一人餌には【マズリ スモールバード メンテナンス ミニ】、親鳥には【マズリ スモールバード ブリーダー】です。


当方では、繁殖前の時期(年2回)にすべての親鳥に3種類の予防薬を投与して、寄生虫や病原菌・ウイルスの予防を行い、定期的に糞便検査を実施して居りますので、本当に時間的な余裕がありません。
提携ブリーダー様にも、年2回の3種類の予防薬投与を必ず実施して頂いております。
予防薬についてのお問い合わせも多く、販売して頂けないかとのお問い合わせもございますが、こちらは薬事法で販売が出来ませんので、ご了承頂いております。
今回のペレットへの全面切り替えにより時間に余裕が出来るので、更に検査の徹底を図りたいと思って居ります。

因みに雛鳥の検査につきましては、当方と提携ブリーダー様の両方の雛鳥について、同一親鳥の中から1羽を選び、当方で最低3回の糞便検査を行っております。
勿論、異常が見つかれば販売を中止して、同一親鳥の雛及び接触した雛をすべて検査します。

数年前になりますが、雛鳥にもシードを与えていた時期には、1回だけ当方の検査でジアルジアという寄生虫が1匹だけ観察されました。
直ぐに親鳥と兄弟の雛をすべて検査しましたが、全く検出されませんでした。
念の為、寄生虫が見つかった雛の他に、この雛と接触したすべての仔達に駆除薬を投与しました。
この時は、お客様にお引き渡ししました雛も2羽接触の可能性があったので、駆除薬と投与方法の説明書を郵送して対処致しました。
今思えば、やはりシードからの感染が疑われます。

当方の糞便検査は、オリンパス CX21という顕微鏡で40倍から1500倍まで観察出来ます。
通常の検査では400倍から1000倍を使用します。


この他、繁殖部屋はプラズマクラスター空気清浄器3台を24時間・365日稼働させて除菌しております。


雛の最新情報は、HPのブリードに掲載しておりますので、合わせてご覧下さい。
尚、雛・餌・用品の販売は直販サイトに掲載致しております。

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