サザナミについての考察 その22

今週は、先週に比べるとだいぶ暖かいようです。
先週は、サザナミインコをお送りする仔が多く、寒いので少し心配を致しておりましたが、全て無事に到着して一安心です。

さて、今回の「サザナミについての考察　その22」はSLGグリーン系についてです。
当サザナミファームでは、SLGグリーン系が多く生まれるのですが、他の品種に比べて色合いが微妙で、遺伝情報と見た目で品種を決定していますが、本当に悩むことが多いです。
SLGブルー系やその他の品種で悩むことは殆ど無いのですが、SLGグリーン系は本当に難しいです。


この姉弟は、遺伝的にはSLGダークグリーンとなりますが、見た目では全く違います。
右の仔（12A154)はSLGダークグリーンの色ですが、左の仔（12A156)はだいぶ黄色っぽいのでSLGオリーブと言いたくなりますが、見る角度に寄ってはSLGグリーンにも見えます。
しかし、この仔の場合は遺伝情報を優先してSLGダークグリーンで決定です。


２羽の写真の右の仔（12A154）の違うアングルです。
やはりこの仔はSLGダークグリーンと判り易い色です。


２羽の写真の左の仔（12A156）の違うアングルです。
この写真では、SLGグリーンに見えてしまいます。

因みに最近のSLGオリーブと判断した仔を紹介します。

この仔（12A150）も明るい色合いですが、SLGダークグリーンと言うよりはSLGオリーブに近いと思い判断しました。


この仔（12A133）は肉眼で見ると、かなり濃い色ですのでSLGオリーブと直ぐに判ります。

では、SLGグリーンはどんな色かと言うと、下の仔（11A018)の色合いになります。


写真なので、更に見た目の判断が難しいですが、SLGグリーン系は本当に品種決定に悩む色です。
ブリード状況ですが、一部の親鳥達は遅れて、産卵モードに入っているペアが数羽おります。

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