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【お知らせ】
5月に学研(学習研究社)より新刊 「絆の法則」(澤谷 鑛 著) 出版決定!!
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失望の本当の原因
こんにちは。
澤谷鑛オフィスの桑名です。
ここのところ味わう内容の記事が多かったですね。
今日は趣向を変えて、私得意のロジカルな内容をお届けします。
人は多くの場面で失望感を感じています。
現実への失望、自分への失望、親への失望、パートナーへの失望、会社への失望などなど、枚挙に暇がありません。
そして、失望感が原因となり、恨みを抱いたり、自信をなくしたり、親との溝が深まったりしてしまいます。
何故、人は失望感を感じるのでしょうか?
現実に起こっている失望させる出来事が原因でしょうか?
自分の力不足が原因でしょうか?
心無いことをいう相手が原因でしょうか?
実はどれも異なります。
失望の本当の原因は自分自身の基準によります。
どういうことか…?
失望を受けるときというのを細かく考えてみましょう。
失望を感じるときというのは、「自分の期待したことよりも、現実に起こっていることが劣っているとき」です。
つまり、
期待値 > 現実
という公式が成り立つときに、人は失望します。
また、意外なことに、現実に起こっていることが期待通りのことの場合、人は「当たり前」と感じるだけで、特に何も感じません。
つまり、
期待値 = 現実
の場合は、「当たり前」となります。
さらに、人が喜ぶときというのは、現実に起こったことが期待値を上回ったときです。
つまり、
期待値 < 現実
このとき、人は大きな満足感を感じます。
このことから、何が読み取れるしょうか…。
それは、「現実に起こっていることが変わらない場合、満足感、失望感の要因は全て自分の期待値に依存する」ということです。
つまり、全て自分次第なのです。
これは、「期待しすぎるのはやめましょう」ということではありません。
「期待する」ということは、人生をワクワク過ごす上でとても重要な行為です。
ここで言いたいのは、現実に起こった出来事に失望したとき、その原因は「ただ自分の認識の基準が高かったから」で、その現実自体はたいした問題ではないということです。
さらに、その原因を「人のせいにする」、「自分のせいにする」、「もののせいにする」というのはお門違いで、そのために憎しみ、悲しみを感じる、自信をなくすというのはズレた行為です。
このことがわかっていれば、対処は簡単ですね。
それが起こったとき、「ちょっと自分がズレていただけだ」と修正すればいいだけです。
逆に、現実が期待値を大きく上回ったときは、それに慢心せず、自分の期待値をさらに高くすれば成長できる機会が待っています。
「すべては自分から起こっている。」
このことに深いレベルで気づくことができれば、人生はとてもシンプルで楽なものになっていきます。
それに気づく材料のひとつになればと思います。
楽しく幸せな人生の実現をお祈りしています。
【お知らせ】
5月に学研(学習研究社)より新刊 「絆の法則」(澤谷 鑛 著) 出版決定!!
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失望の本当の原因
こんにちは。
澤谷鑛オフィスの桑名です。
ここのところ味わう内容の記事が多かったですね。
今日は趣向を変えて、私得意のロジカルな内容をお届けします。
人は多くの場面で失望感を感じています。
現実への失望、自分への失望、親への失望、パートナーへの失望、会社への失望などなど、枚挙に暇がありません。
そして、失望感が原因となり、恨みを抱いたり、自信をなくしたり、親との溝が深まったりしてしまいます。
何故、人は失望感を感じるのでしょうか?
現実に起こっている失望させる出来事が原因でしょうか?
自分の力不足が原因でしょうか?
心無いことをいう相手が原因でしょうか?
実はどれも異なります。
失望の本当の原因は自分自身の基準によります。
どういうことか…?
失望を受けるときというのを細かく考えてみましょう。
失望を感じるときというのは、「自分の期待したことよりも、現実に起こっていることが劣っているとき」です。
つまり、
期待値 > 現実
という公式が成り立つときに、人は失望します。
また、意外なことに、現実に起こっていることが期待通りのことの場合、人は「当たり前」と感じるだけで、特に何も感じません。
つまり、
期待値 = 現実
の場合は、「当たり前」となります。
さらに、人が喜ぶときというのは、現実に起こったことが期待値を上回ったときです。
つまり、
期待値 < 現実
このとき、人は大きな満足感を感じます。
このことから、何が読み取れるしょうか…。
それは、「現実に起こっていることが変わらない場合、満足感、失望感の要因は全て自分の期待値に依存する」ということです。
つまり、全て自分次第なのです。
これは、「期待しすぎるのはやめましょう」ということではありません。
「期待する」ということは、人生をワクワク過ごす上でとても重要な行為です。
ここで言いたいのは、現実に起こった出来事に失望したとき、その原因は「ただ自分の認識の基準が高かったから」で、その現実自体はたいした問題ではないということです。
さらに、その原因を「人のせいにする」、「自分のせいにする」、「もののせいにする」というのはお門違いで、そのために憎しみ、悲しみを感じる、自信をなくすというのはズレた行為です。
このことがわかっていれば、対処は簡単ですね。
それが起こったとき、「ちょっと自分がズレていただけだ」と修正すればいいだけです。
逆に、現実が期待値を大きく上回ったときは、それに慢心せず、自分の期待値をさらに高くすれば成長できる機会が待っています。
「すべては自分から起こっている。」
このことに深いレベルで気づくことができれば、人生はとてもシンプルで楽なものになっていきます。
それに気づく材料のひとつになればと思います。
楽しく幸せな人生の実現をお祈りしています。
私も同じようなことを考えていました。最近の私のテーマは「完璧主義の人の願望実現法」だからです(笑)。
私の電子書籍に寄せられたご質問を拝見しますと、皆さんあまりにも共通点があり、興味深いと思ったのです。ぽわんさんと提携して、バッチフラワーレメディのモニター募集をしていますが、ぽわんさんも驚いておられました。「今までのクライアントと違う。そっくりな性質の人が多い」のだそうです。
完璧主義の人というのは、桑名さんのお言葉を借りれば「期待値が高い」とも表現されるかもしれませんね。
私は「基準が高い」と表現しています。
その基準より現実が低いと、極端なくらいに失望して、感情をコントロールできなくなります。そして、基準が高いと大喜び! まさに一喜一憂してしまいます。
基準に振り回されてしまうのですよね。
更に、その「基準」は自分だけでなく、他人に対しても向けられる傾向があります。行き過ぎると、人を責めてしまう場合もあります。自分を責める人は他人をも責める、というのは「基準」「期待値」の枠組みを自分で作ってしまっているからなのですよね。
ならば、枠組みを外せばいいではないか?
でもね・・・これはなかなかできないです(笑)。言うのは簡単なんですけどね。
私もどうやって実践的にブログ読者さんに説明しようか、ずっと悩んできました。言うのは簡単だけれども、実際にできないから、皆は悩んでいる。頭ではわかっちゃぁいるけれど状態です。
カウンセラーになるなら、ここをクリアしないといけないと、常々思います。机上の空論で終わってはいけない、と。
その一つの解決策が、ぽわんさんとの提携でバッチフラワーレメディを使用することでした。感情に穏やかに働きかける効果があります。
もう一つ、佐田弘幸さんが画期的な方法を教えてくださいました。思考の枠組みそのものを変えてしまう方法です。今、原稿を書いてくださっています。
このような解決策を提示したとしても、最後は本人の心のありかた次第。カウンセラーはそのお手伝いをするのみ。
「感情のコントロール」を上手にするお手伝いは本当に難しい、と常々感じています。口で説明するのと、相手に腑に落ちてもらう、のがレベルが違いますからね・・・
あぁ、難しい(笑)。悩ましい日々です。
今、自分を実験台として試みているのが、思考をズラしていく方法です。長期間かけて検証する予定です。佐田弘幸さんの方法とミックスさせた方法といえるかもしれません。
>それが起こったとき、「ちょっと自分がズレていただけだ」と修正すればいいだけです。
桑名さんのこのお言葉と同じことなのかもしれませんね。是非、養成講座で教えてくださいね。
おそらく、悩める人は、その修正法がわからない、あるいは、わかっていてもハードルが高いのだと思います。
自分でも実験の成果が楽しみです。修正を自力で瞬間的にできるような、再現性のあるマニュアル作成に挑戦したい、と考えています。
思い通りにならない結果に失望してしまう。
思い通りにならなくて怒り、悲しみ、嘆き、苦しみ・・・、
そして周りの人を、自分自身を傷つけてしまう。
私は相場にかかわる会社で仕事をしていますが、
20年ほど前に80歳を超える老相場師の
お世話をさせていただいたことがあります。
その相場師は、人から相場の極意を聞かれたときに、
いつも同じコメントをされていました。
明日相場が上がるか下がるかは誰にもわからん。
知ってるのは神様だけや。
ワシは相場の後をついて行くだけや。
当てようと思っても当たるもんやない。
そりゃあ当てたいから罫線引いて勉強はしてるけど、
一旦仕掛けたら後は神様次第や。
その老相場師が相場を当てる確立は、
50%を下回っていたと記憶しています。
ただ、予想が外れたときはあっさりとそれを受け入れ、
すぐに手仕舞いをしてしまいます。
しかし、一旦予想が当たりはじめると、
全財産を投げ打つような勢いで資金を投入していきます。
外れる回数はとても多いのですが、
当たったときの利益がとても大きいので、
3勝7敗でも大きな利益を上げられていました。
最近になって、その頃のことをよく思い出します。
その頃は相場の極意として心に刻んでいたのですが、
今では人生の極意のように思えてなりません。
どのような結果であっても、
すべて一旦受け入れてから対処をする。
自分の望んでいない結果が目の前に現れたら、
それに失望して、やるべきことをせずに、
目を逸らしたり、希望的観測だけで事態を見過ごすのではなく、
いち早くその結果を受け入れ、素早く対処する必要がある。
落ち込んだり、自暴自棄になっている時間がもったいない。
人生も相場と全く同じ。
明日のことは神様にしかわからない。
明日になって目の前に現われる出来事をそのまま受け入れ、
それに対応して行くだけ。
希望を持つことはもちろん大切ですけど、
希望はあくまでも未来に対する予測にすぎない。
どのように予測していたかに関わらず、
シナリオ通りの結果が目の前に現れてくる。
その現実にどのように対処して行くかが、
人生のような気がします。
とっても分かりやすいコメント、
ありがとうございます。
頭では理解し、分かったつもりでも行動が
伴うかは?? です。。。むつかしいですねぇ。
>「すべては自分から起こっている。」
ほんと、その通りだと実感します。
先日、会社の同僚、Aさんにお願いしていた作成書類がありました。
Aさんから戻ってきた、内容は明らかに、自分の期待値を下回るものでした。
私の中でさまざまな感情が芽生えます。
・何で? 言ったことが理解されてないのか?
・この作成内容で満足できるのか?
・見直しはできているのか?
これは明らかに私の私的な考え、傲慢さから
でてくる感情です。
ここで、この出来事の着地点を想定するに、3つの選択肢が生まれます。
1.自分の立場や地位から力を借りることに依存したwin-loseの着地。
2.人に好かれたいことに依存したlose-winの着地。
3.自分の案と相手の案をベースに、相乗効果的なwin-winの着地。
できることなら、3番の選択をしたいものです。
そこで、取った行動は、
まずはグッとこらえて深呼吸。
次に、質問が役立ちます。
更に、相手の立場、考えを少しでも慮る心があると、流れは好転します。
相手の意見、考えを聴いた上で、自分の意見、考えを述べる。押しつけるのではなく、お互い知恵を絞る。
すると、思いもよらない素敵な書類が完成。
お互いが触発され、新たな発想へと結びつきました。
>「すべては自分から起こっている。」
>このことに深いレベルで気づくことができれ>ば、人生はとてもシンプルで楽なものになっ>ていきます。
このブログを通して、より多くの学びを頂戴でき嬉しく感じます。
これからどんどん掘り下げて活きたいと思う次第です。
ありがとうございます。
すごくわかりやすい表現で全て自分にも描写できました。
**であるべき
##でなきゃだめ
という固定した考え方と似ているものがありますね。
私も、わずかながら、少しずつ変わってきている気がします。
全てを受け入れられる覚悟というか。
全ては幸せになる過程だという、自分への信頼が生まれてきてます。
期待値とのズレが生じてもそれが現実でありそれが全て幸せにつながっているのだ。
このような考え方が重要なのだろう。
全ては考え方ひとつでどうにでもなるものですね。
「すべては自分から起こっている」…本当にその通りですね
いつも桑名さんの解りやすい話しには助けられています
ありがとうございます。
ドラエモンに出してもらって、
チェックして見るといいですね。
失望時には、
期待値が高いから、少し下げる。
普通のときは、
期待値を、少し上げてみて、
ワクワクゾーンを味わう。
何か、楽しくなって来たあ。
先日も期待値>現実でちょっと失望感に襲われそうになりましたが、ひと呼吸入れることで落ち着きましたね。
日々学びです。
勉強になりましたすっきりです。
毎日先生のブログに訪れて、自分磨きをしていきたいなと思います。
>ならば、枠組みを外せばいいではないか?
>でもね・・・これはなかなかできないです(笑)。言うのは簡単なんですけどね。
>私もどうやって実践的にブログ読者さんに説明しようか、ずっと悩んできました。言うのは簡単だけれども、実際にできないから、皆は悩んでいる。頭ではわかっちゃぁいるけれど状態です。
>カウンセラーになるなら、ここをクリアしないといけないと、常々思います。机上の空論で終わってはいけない、と。
さすが、いろいろと実践されていて、理論的に解釈しようとされているのが分かります。
ですが、「完ぺき主義が問題」と思われているのではないのかと感じました。
私の考えでは、それも全然オッケーなんです。
問題はなく、すべて過程のひとつで、それが現実を止めているのならば、気づけばいいだけかなと思うのです。
「枠組み」は外そうと思うから枠ができるだけで、本当は枠があると思ってそれを作っているのは、そこに問題意識を植え付けている本人だけなのかなと思うのです。
完ぺき主義も使いようですよね。
苦しいときには「それが壁だと気づく」それだけでいいのではと思っています。
>その一つの解決策が、ぽわんさんとの提携でバッチフラワーレメディを使用することでした。感情に穏やかに働きかける効果があります。
>もう一つ、佐田弘幸さんが画期的な方法を教えてくださいました。思考の枠組みそのものを変えてしまう方法です。今、原稿を書いてくださっています。
>このような解決策を提示したとしても、最後は本人の心のありかた次第。カウンセラーはそのお手伝いをするのみ。
>「感情のコントロール」を上手にするお手伝いは本当に難しい、と常々感じています。口で説明するのと、相手に腑に落ちてもらう、のがレベルが違いますからね・・・
あぁ、難しい(笑)。悩ましい日々です。
いろんなアプローチを試されるように楽しそうですね。
また聞かせてください。
ありがとうございます。
お返事ありがとうございます。
>ですが、「完ぺき主義が問題」と思われているのではないのかと感じました。
そうですね、問題ではないですが、確かに問題と捉えがちになってしまいますよね。
カウンセラーというのは、クライアントの性格特性を伸ばしながら、問題解決することが大事ですからね。
>「枠組み」は外そうと思うから枠ができるだけで、本当は枠があると思ってそれを作っているのは、そこに問題意識を植え付けている本人だけなのかなと思うのです。
そのとおりです。しかし、枠があると思いこんでしまっている人には、なかなか腑に落ちるレベルでわかってもらえません。ここが苦悩なのです(笑)。
皆さん、私が文章で説明するとよく理解されます。でも、頭で理解できるのと、腑に落ちて生活レベルで楽になるのは、また別の問題なのです。そこで、皆さんは苦しんでいます。
>苦しいときには「それが壁だと気づく」それだけでいいのではと思っています。
そうなのです。私は、気づいたあと、どうやって思考をズラしていけばいいのかな? ということに関心があります。枠(作られた)に気づいた後ですね。気づいても、そこで感情のコントロールに苦しむ方も多いのです。
そこで、私が実験台になって、「思考」を観察しながら、枠はないと思う方向に、ズラしていく(少しずつ修正していく)方法を研究しています。視点を変える、とも被っています。思考を記録にとっていくのです。
ただ、過干渉の親というのが根にあると、本当に数年単位で取り組む必要があるとも思います。
「絆」・・・。深いです。本当に。この養成講座にめぐり合えたのは必然だと思います。御指導、宜しくお願いいたします。