こんにちは
更新が遅くなってしまい申し訳ありません。
本日は2008年6月17日の記事から抜粋させていただきます。
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三つの背景に一つの視点(後編)
澤谷 鑛
あの秋葉原の無差別殺傷事件の4日前に、『産経新聞』に掲載された犯罪心理学者・作田 明氏(聖学院大学客員教授)の論文「凶悪犯罪多発の3つの背景」には、読み返して正直驚きました。すでに4日後に起こる事件の解説のようになっています。
私は直観的に“絆の風”が吹きはじめたのだな、と感じました。それも「絆」の“むすび直し”が必要な時代なのだな、と思いました。そこから“再チャレンジ”の意欲も湧き起こるのです。
あの秋葉原の無差別殺傷事件を考えていると、甦りには、何が大切なのだろうか? と思いました。
親と子の絆は、たいへん大切ですが、「絆」には「良い絆」と「悪い絆」があります。あの事件の加害者は、両親との関係が良くなく、いわゆる「悪い絆」なのです。そのように世の中には「悪い絆」を持つ人は沢山いますが、みんながみんなそんな事件を起こしたりはしません。ですから、「絆」が大切というよりも「絆」によってもたらされるもの、が実は大切で、人生に大きな影響を与えるのではないか、ということに気づきました。
もともと「絆」を持つことは、煩わしいことを抱え込むことなのです。
「絆」は「きずな」と読みますが「ほだし」とも読みます。「絆(ほだ)される」というのは、縛(しば)られる・繋(つな)がれる・つまされる・引かされるなどの意味です。人と人との断つことのできない繋がりであり、離れがたい“むすび”つきを言います。「縁(えにし)」とか「枷(かせ)」を連想させますが、縛りながら解き放つはたらきに、多くの人々が愛情を感じてきました。それがまた人生でもあるのです。
人・事・ものにあたり、世の中を知り、心が練れ、ものがわかるというものです。それが「絆」によってもたらされるものなのです。分かち合うことなのです。それが人生の意義を探る鍵でもあるのです。
「考える」ということも「かむがえる」の「む」は、周囲から寄り集まってくるはたらきがあり、「群がる」「迎える」「睦び合う」「むすぶ」などに表現されます。考「がう」=「かう」は「交わる」ということです。まさに「絆」なのです。
それは、人と人の生まれながらの関係であり、よく「理」に対して言われる情趣や感情という「情」ではありません。人・事・ものにあたり、世の中を知り、心が練れ、ものがわかるということです。それが「理」を詳しくするということです。
「恕(じょ)」という言葉がありますが、「向こうの身になる」「相手の心をわが心とする」「相手の気持ちや立場になる」ことですが、これが考えるということでもあり、「理」を詳しくし、深めることでもあるのです。
人の出会いと心をむすぶ絆の智慧を探ることが大切なのですが、それは「恕」の心を持つことからはじまります。親・社会・会社(学校)などに不満をみつける天才になってみても何にもなりません。反社会的な内容をネットに書き込み逃げ込んだとしても、解決しません。身勝手さは、孤立化を招き、孤独感に呵まれるのがオチです。
1対1で顔をつきあわすことからはじめる煩わしい関係こそ大切なのです。実は、そこにこそ甦りの原理というのはあるのです。
【私は多くの挫折や苦悩で失意のどん底に陥った方々が、そこから脱出する姿を見てきました。
折れた翼が甦るとき、たくましくおおしく、再び大空を舞う鳥のような姿に、私は胸をうたれました。
そこには、人生の秘訣である「運命を改善できる」ということを、垣間見ることができました。折れた翼が甦り、以前よりももっとみずみずしい翼をひろげてはばたいている姿は、力強く美しく私を感動させてくれました。】(『すべての「結果」は引き寄せられている~運命を決める「牽引の法則」~』プロローグより・総合法令出版)
【人生は、のべつ幕なしです。逃げ出そうにも逃げ出せません。安易を求めるのではなく、今ある環境・境遇と取り組んで、それを征服したとき、新たなステージに立てるのでしょう。
そこでは、過去の環境・境遇での体験は、教訓を受け取ることによって向上し、その人が光を放ち、今までの環境・境遇を越えて、新たなステージが待っているのです。
それを呪うべき不幸として、教訓を読み取ることができないでいるならば、何度も同レベルの環境・境遇が押し寄せてくる、との説もあります。】(『絆の法則』解説より・学習研究社)
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本日オフィシャルブログでは、
Mayさんの
「自転車の思い出」と、
「『いのちの教育の物語』出版記念講演会(7/21・東京)感想文 第一弾!」
を掲載させて頂いてます。
どうぞご覧下さい。
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三つの背景に一つの視点(後編)
澤谷 鑛
あの秋葉原の無差別殺傷事件の4日前に、『産経新聞』に掲載された犯罪心理学者・作田 明氏(聖学院大学客員教授)の論文「凶悪犯罪多発の3つの背景」には、読み返して正直驚きました。すでに4日後に起こる事件の解説のようになっています。
私は直観的に“絆の風”が吹きはじめたのだな、と感じました。それも「絆」の“むすび直し”が必要な時代なのだな、と思いました。そこから“再チャレンジ”の意欲も湧き起こるのです。
あの秋葉原の無差別殺傷事件を考えていると、甦りには、何が大切なのだろうか? と思いました。
親と子の絆は、たいへん大切ですが、「絆」には「良い絆」と「悪い絆」があります。あの事件の加害者は、両親との関係が良くなく、いわゆる「悪い絆」なのです。そのように世の中には「悪い絆」を持つ人は沢山いますが、みんながみんなそんな事件を起こしたりはしません。ですから、「絆」が大切というよりも「絆」によってもたらされるもの、が実は大切で、人生に大きな影響を与えるのではないか、ということに気づきました。
もともと「絆」を持つことは、煩わしいことを抱え込むことなのです。
「絆」は「きずな」と読みますが「ほだし」とも読みます。「絆(ほだ)される」というのは、縛(しば)られる・繋(つな)がれる・つまされる・引かされるなどの意味です。人と人との断つことのできない繋がりであり、離れがたい“むすび”つきを言います。「縁(えにし)」とか「枷(かせ)」を連想させますが、縛りながら解き放つはたらきに、多くの人々が愛情を感じてきました。それがまた人生でもあるのです。
人・事・ものにあたり、世の中を知り、心が練れ、ものがわかるというものです。それが「絆」によってもたらされるものなのです。分かち合うことなのです。それが人生の意義を探る鍵でもあるのです。
「考える」ということも「かむがえる」の「む」は、周囲から寄り集まってくるはたらきがあり、「群がる」「迎える」「睦び合う」「むすぶ」などに表現されます。考「がう」=「かう」は「交わる」ということです。まさに「絆」なのです。
それは、人と人の生まれながらの関係であり、よく「理」に対して言われる情趣や感情という「情」ではありません。人・事・ものにあたり、世の中を知り、心が練れ、ものがわかるということです。それが「理」を詳しくするということです。
「恕(じょ)」という言葉がありますが、「向こうの身になる」「相手の心をわが心とする」「相手の気持ちや立場になる」ことですが、これが考えるということでもあり、「理」を詳しくし、深めることでもあるのです。
人の出会いと心をむすぶ絆の智慧を探ることが大切なのですが、それは「恕」の心を持つことからはじまります。親・社会・会社(学校)などに不満をみつける天才になってみても何にもなりません。反社会的な内容をネットに書き込み逃げ込んだとしても、解決しません。身勝手さは、孤立化を招き、孤独感に呵まれるのがオチです。
1対1で顔をつきあわすことからはじめる煩わしい関係こそ大切なのです。実は、そこにこそ甦りの原理というのはあるのです。
【私は多くの挫折や苦悩で失意のどん底に陥った方々が、そこから脱出する姿を見てきました。
折れた翼が甦るとき、たくましくおおしく、再び大空を舞う鳥のような姿に、私は胸をうたれました。
そこには、人生の秘訣である「運命を改善できる」ということを、垣間見ることができました。折れた翼が甦り、以前よりももっとみずみずしい翼をひろげてはばたいている姿は、力強く美しく私を感動させてくれました。】(『すべての「結果」は引き寄せられている~運命を決める「牽引の法則」~』プロローグより・総合法令出版)
【人生は、のべつ幕なしです。逃げ出そうにも逃げ出せません。安易を求めるのではなく、今ある環境・境遇と取り組んで、それを征服したとき、新たなステージに立てるのでしょう。
そこでは、過去の環境・境遇での体験は、教訓を受け取ることによって向上し、その人が光を放ち、今までの環境・境遇を越えて、新たなステージが待っているのです。
それを呪うべき不幸として、教訓を読み取ることができないでいるならば、何度も同レベルの環境・境遇が押し寄せてくる、との説もあります。】(『絆の法則』解説より・学習研究社)
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