絆の法則

澤谷 鑛

不倫での中絶(3)

2008-12-05 | Weblog
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 【お知らせ】
 5月に学研(学習研究社)より新刊 「絆の法則」(澤谷 鑛 著) 出版!! 
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魅力のジョイントセミナー! ついに開催!
七田 眞(しちだ まこと)
西海 惇(にしうみ まこと) サンクスセミナー
澤谷 鑛(さわたに こう)

● 日程:2008 年12 月20 日(土) 受付開始:AM8:30~
● 会場:新宿ニューシティーホテル/3F 菊の間
(JR 新宿駅西口より徒歩15 分/大江戸線都庁前駅より徒歩5 分)
●詳しくは、http://www.kou-sawatani.com/
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「澤谷 鑛 ヒューマンライフ研修会」 in 東京
◎日時◎  平成20年12月21日(日)10:00~12:00
◎会場◎  京橋区民館
◎定員◎  (定員20名)
◎講師◎  澤谷 鑛
◎お申込み◎ http://www.kou-sawatani.com/
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「澤谷 鑛 & 大多喜経子 ジョイントセミナー」アドバンスドコース 2Days in 東京~幸せ感じる心の鍛錬~
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日時 : 2009年1月24日(土)10:00-16:00
     2009年1月25日(日)10:00-12:00
(25日は「澤谷 鑛ヒューマンライフ研修会」と合同開催)
会場 : 東京神田 オリンピックイン神田
定員 : 限定40名
講師 : 澤谷 鑛 ・ 大多喜経子
特別ゲスト : 寺山 心一翁氏 (愛心:http://www.shin-terayama.jp/)
(がんを自然治癒されたのち、講演やワークショップにて精力的な活動をされています)
著書『がんが消えた~ある自然治癒の記録~』(日本教文社)
  『フィンドホーンへの誘い』(サンマーク出版)など
お申込・詳細 : http://www.kou-sawatani.com/
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不倫での中絶(3)
                          澤谷 鑛

 ☆業の流転☆

「私も角副社長に言われるまでは、水子を気にはしていましたが、名前をつけるなんて思いもよらなかったですから……。和尚さんに会わせてもらうと“水子の気持ちを分かってあげて供養することが大切なのじゃ。生まれてくればじゃよ、それこそ、可愛い可愛い、といって迎えるはずじゃったのじゃ。それが裏切られた、残念だ、という念、思いは残るはずなんじゃな”と言われました」
「“念”は“今の心”と書きますね。そのときの強い“思い”が鳴り響くということです。、“念が残る”とは、そのときの“思い”が顕在意識と潜在意識に蓄電池のように溜まり残るのです。“残念”とね」
「ええ。それから和尚さんは、“一人の子供を殺すならばじゃな、その子供の心を傷つけ、貴重な人生経験を受けることを妨害したことになるんじゃ。その業は、当然子供からの反撃を受けるのじゃな。本人が殺されている時は、その兄弟姉妹から受けることが多いんじゃよ。そこで生んで可愛がって育てた子供から、暴力を受けたり、不登校、家出、非行化などで報復を受け、親が心配する結果が多発するのじゃよ”とも言われました」
「宗教は私にはよくわかりませんが、心理学的には今の話は納得できます。正しいですね。今、“業”という宗教的な言葉が出てきましたが、心理学では“念=思い”の集積したものを仏教的には“業”というわけです。“こう=行”の集積したものを“ごう=業”と仏教では呼ぶそうですが、その“業”は身(しん)・口(く)・意(い)の集積した“三業”ともいわれます。身=行為・口=言葉・意=思いの三つですね。口でいう言葉、心で思う言葉、目は口ほどにものをいい、と言いますが、態度や行動も言葉なのですね。業の正体は言葉だとも言えます。そして“業”は流転します。“業”の流転は心理学では追体験することをいいますね」
「和尚さんの言葉に納得したのを覚えています」

 ☆念の所作☆

「仏教は哲学的で論理的にも筋が通っていますね。もう一点“念”のことで指摘しておきます。杏子ちゃんのお母さんには、個人的な個別の指導をセミナーの前にしました。杏子ちゃんがお母さんの作ったものを食べず、コンビニとか近くのお店で食べる、それが悲しいと心を痛めておられました。実はこれは、水子はお母さんの作ったものは何一つとして食べられなかったのだから、杏子ちゃんが象徴的に現して、そのことでお母さんが苦しんでいる、という構図は、水子の“念”の所作、“念”の現れ、あるいは仕業といったら妙な感じがしますが、まあ、そのようなはたらきが現れたということですね」
「……」
「拒食症とよく似ていますが、拒食症や過食症は水子の影響でなる場合があります。過食症の場合は、お母さんの作ったものを何一つ食べられなかったのだから、逆に食べたいという“念”がはたらくわけですね。拒食症の場合は、みずからの苦しみを杏子ちゃんのお母さんが悲しんだように伝えるわけです。どちらにしても、愛情が与えられなかったという“念”の作用なのですよ」
「どのようにすればいいのですか?」
「お寺の供養は、それはそれでいいのですが、このセミナーでは今夜、あるワークをやります。そのワークは、みずからの心の中にある恨み、憎しみ、悲しみ、恐怖、怒り、不安、自分自身をとがめる想念感情などを消すわけですが、心理学ではこれを観念泄写といいます。心の浄化ですね。それに加えて、杏子ちゃんのお母さんのみならず、参加者の皆さんにもやっていただきますが、夫・妻・子供・舅姑・ご実家の父母・兄弟・祖父母・水子、友人・知人・上司・同僚・部下等々、その人の立場に立って、その人の悪しき想念感情を消していきます。今までの人生で思い出せるだけ思い出していただきます。説明は、その行事の前に行われます」
 杏子の母親だけでなく、参加者のすべてが心を動かしたように思えた。(つづく)

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6 コメント

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供養は先祖も大事 (uzone)
2008-12-05 06:52:53
スピリチアル的に言うと生霊の念が一番強いらしいですね!!

供養は先祖も大事ですね!!
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「死者の霊」と「人間の本質」 (澤谷 鑛)
2008-12-05 07:57:52
uzoneさん。

おはようございます。
いつもすばらしい視点と視座を示していただき、大変学ばせてもらっています。ありがとうございます。

「供養は先祖も大事」ということは、先祖の供養以外の供養というのもあるのですね。「開眼供養」・「鐘供養」・「経供養」などの言葉もあるようですが、「供養」の意味に二つあり、
[1]死者の霊に供え物などをして、その冥福を祈ること。追善供養。
[2]仏・法・僧の三宝を敬い、これに香・華・飲食物などを供えること。
とあります。[1]は分かりやすいのですが、[2]がわかりにくいですね。「仏・法・僧」とは、「仏と、仏の説いた法と、仏法を行ずる僧または教団。三宝(さんぼう)」と辞書にあります。一般的には[1]が多く流布していますが、本質的には、[2]の方がよく示していると思います。

供養を「死者の霊」にするのか? はたまた「人間の本質」にするのか? もっというと、「肉体」への供養というのはあるのか? 「想い=念」への供養というのはあるのか? 「精神」への供養というのはあるのか? 「魂」への供養というのはあるのか? 「いのち」への供養というのはあるか? uzoneさんの言葉に考えさせられました。

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水子ちゃんは知られないことの方が多い (わくわく主婦るんるん)
2008-12-05 09:45:07
実の妹が妊娠時に体調異変がありまして、水子について意識していた時期があります。
「まさか、水子ちゃん、居ないよね?」と母に聞いたら「ハッ」とした様子で「居るのよ」と返事がありました。
私と妹の間の水子ちゃんをすっかり忘れてしまっていたようです。
関係あったのか、なかったのか、子供の頃から妹は病弱なほうでした・・・。

それに、今の主人にも水子ちゃんとなった兄弟がいたり、叔父にも水子ちゃんが居て、人為的なものもありますが案外たくさんいるようです。

知ったから心を運ぶことができますが、水子ちゃんは知られないことの方が多いのでしょうね。

ワークで癒すことができるんですね! 次回の更新も楽しみにしています。

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家系のデトックスという世界 (澤谷 鑛)
2008-12-05 10:46:27
わくわく主婦るんるんさん。

「案外たくさんいる」ようですね。水子は。

「犬死」ということである人が論じていましたが、日本で犬が保健所によって薬殺されるのが年間約30万匹……それと同じ数ほど中絶件数があるとのことでした。

水子(みずこ)は「みずご」ともいいますが、
[1]生まれてあまり日のたたない子。あかご。
[2]胎児。特に、流産または堕胎した胎児。
と 辞書にはあり、ここでは[2]のことを言っています。

わくわく主婦るんるんさんが言われるように、知るとそこに「心を運ぶことができます」が、「知らない」ことの方が多いのかも知れません。

もちろん、この問題もセミナーなどでもワークを行い、癒やすことが出来ます。「一人出家すれば九族天に生まる」という「鏡の法則」の原理から、家系のデトックスという世界に入るのですが、つづきをゆっくりと学びながらお楽しみください。

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どちらの念のデトックスも大事 (北莉ひろ美)
2008-12-05 13:43:27
澤谷先生、毎日のブログ配信、ありがとうございます。

また今回のような、切実でありながらも表立つことが難しい内容を
取り上げてくださり心より感謝申し上げます。
しかもブログでなんて、さすが! と感服いたしました。

わくわく主婦るんるんさんがおっしゃるように本当に多くの方の、デトックスに貢献していることと思います。

また、uzoneさんのおっしゃる「生霊の念」についても、言葉は違いますが、澤谷先生のセミナーで勉強いたしました。
「今を生きる」うえでは、どちらの念のデトックスも大事ですね。

時々ブログを拝見し、感じていることはあるのになかなかコメントできない自分がありましたが、休日である今日久しぶりに投稿させていただきました。

日々の精進にとても参考になるブログをいつもありがとうございます。

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切実でありながらも表立つことが難しい内容 (澤谷 鑛)
2008-12-05 15:09:13
北莉ひろ美さん。

お元気で御活躍のことと思います。

「切実でありながらも表立つことが難しい内容」である「不倫」と「中絶」……。
確かにそうですね。であるがゆえに、裡の意識、すなわち、罪悪感や劣等感によるマイナスの想念が悉く先行するということにもなりかねません。
罪悪感が贖罪(しょくざい)の意欲を招くように、罪を贖(あがな)う生き方は、罪の意識からの解放のために自己処罰や自己破壊に陥るということになるでしょう。
しかし、それもデトックスの側面である、という考え方も出来るのですが、そこまで意識は到達せず、自己処罰や自己破壊を繰り返すことになるのは不幸極まりありません。

「生き霊の念」とは何なのか? よくわからないので調べてみました。
「生きている人の怨霊(おんりょう)で、恨みのある他人にとりついてたたりをするといわれるもの。いきすだま」
なのだそうです。「美人薄命」の原理的なものですね。確か、このことは、今新しく発売している「澤谷 鑛 ヒューマンライフセミナーCD Vol.2」の中で話していましたね。

明日から、「しあわせな人生の実現をサポートする人材養成講座=執筆力養成合宿=」ですね。京都でお会いしましょう。
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