絆の法則

澤谷 鑛

不倫での中絶(2)

2008-12-04 | Weblog
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澤谷 鑛(さわたに こう)

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● 会場:新宿ニューシティーホテル/3F 菊の間
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●詳しくは、http://www.kou-sawatani.com/
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◎日時◎  平成20年12月21日(日)10:00~12:00
◎会場◎  京橋区民館
◎定員◎  (定員20名)
◎講師◎  澤谷 鑛
◎お申込み◎ http://www.kou-sawatani.com/
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(25日は「澤谷 鑛ヒューマンライフ研修会」と合同開催)
会場 : 東京神田 オリンピックイン神田
定員 : 限定40名
講師 : 澤谷 鑛 ・ 大多喜経子
特別ゲスト : 寺山 心一翁氏 (愛心:http://www.shin-terayama.jp/)
(がんを自然治癒されたのち、講演やワークショップにて精力的な活動をされています)
著書『がんが消えた~ある自然治癒の記録~』(日本教文社)
  『フィンドホーンへの誘い』(サンマーク出版)など
お申込・詳細 : http://www.kou-sawatani.com/
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不倫での中絶(2)
                         澤谷 鑛

 ☆22歳の堕胎☆

「それで、つきあって3ヶ月で子供ができてしまいました。でも私は産むつもりは全くありませんでした。その方が自分の幸せだと思ったのです」
「自分の幸せ……」
「でも、それから堕胎までの短い日々は、母性本能って本当にあるんだな、と驚かされる事の連続でした。街中を歩くと、世の中にこんなに妊婦って歩いているのかっていうくらい、そういう人たちが目につきました。気がつくと自然とお腹をかばっていましたし、“産んであげられなくてごめんね”っと、お腹に向かって話しかけたりしていた自分がいたのです」
「そうですよね。それが当たり前の、自然な思いですよね」
「当時22歳でした。子供なんか絶対に産まない、産みたくない、と思っていた頃の話です。そして責任の取り方についてその上司とかなりもめた末、誰にも相談できず一人で堕ろしました」
「22歳ですか。ひとりでね。それは心細かったでしょうね」
「堕胎はやはり殺人ですよね。こんなことをした私でも、許され、幸せになることができるのでしょうか? ずっとずっと、悩んできました。もちろん、四六時中思っていることはなく、すっかり忘れていることもありますが、この経験をした私は、やはり幸せにはなれなんいんじゃないかと思ったりして……」
「これまで堕ろしたお子さんを思って、何かされましたか?」
「どうやったらあの子が成仏し、健やかに過ごしていけるのでしょうか。時々祈っています」
「成仏……祈り……。う~む。その後の不倫関係は?」
「結局、それからもその上司とは、お互い傷つけ合いながら5年つきあったのですが、私の転職を機にようやく別れられました。別れるための転職ではありません。他の上司と仕事上でもめて辞めました。すべては、私の依存心が生み出した愚かな結果です。こんなことをご相談して申し訳ありません。でも、どうしても避けて通れないものだと思うので、アドバイスをいただけたら幸いです」

 ☆親が変われば子どもも変わる☆

私の2冊の本を読んでいた彼女に、『すべての「結果」は引き寄せられている~運命を決める「牽引の法則」~』(総合法令出版)の実話の第四話、「親と子~親が変われば子どもも変わる~」に載せなかった部分を話した。不登校と家庭内暴力の杏子ちゃんの話だ。杏子ちゃんの母親と私の座談会(オープンカウンセリング)での会話である。

***

 ☆存在を無視せず認める☆

 杏子の母親は私に向かって言った。
「少し気になっているのが水子のことです。私には水子が二人います。角副社長に言われて、恵(けい)と光(ひかり)と名前をつけてお寺で供養しています。副社長は、普段からお寺のことは黙々と努めておられるのが、お話していて分かります。“だって、あらゆる方々の思いと、その力を頂けると思っているのよ”といっておられました」
「そうですか。出会いと思いを大切にされているのですね。角さんは……」
「和尚さんとも親しいんですよ」
「そうですか。私は特別に信仰はしていませんが、心理学的には研究をしてきました。例えば、水子、流産した子供のことですね。自然流産と人工流産があると思うのですが、まぁ死産というのもありますがね。それで今、名前をつけて供養していると言われましたが、これは大変重要なことです」
「名前をつけることが、重要……?!」
「そうです。心理学的にね。想念の法則から考えると重要です。名前をつけてあげるということは、存在を無視せず認めるということですからね。大切なのです。認められず無視されることは、誰でも快いことではありませんからね。快い、すなわち“心良い”ことでないのは、“心悪い”ということですからね。“心良い”展開は“良い想念”となるでしょうし、“心悪い”展開は“悪い想念”となるはずです。その想念は同波動と共鳴し、牽引し合い展開するということになります。だから重要なのですね。ところが、世間一般には、水子は名前もつけてもらえないわけですね」
「死んだ胎児ですよ。生まれてこなかった胎児なんですよ。関係ないんじゃないですか?」
「“念”の集積した世界の話ですからね。う~む。そうですね、このように理解されたらいいと思います。現実に私たちが悲しかったり苦しかったりした時に、本当に信頼出来る人にその悲しみや苦しみを話したとします。信頼できるその人は、黙って聞いてくれてポロッと涙を流されたら、どうでしょうね」
「はぁ……」
「その時、私たちは“ああ、私の気持ちを分かってもらえた”と思えると悲しみや苦しみが軽減していく感じがあるでしょう?」
「ええ」
「あの感覚だと理解されたらいいと思います。その気持ちを分かってもらえなかったら、その悲しみや苦しみや悔しさは心に鳴り響いて続きます。“念”を抜くという言葉が使えるかどうか分かりませんが、まぁ、観念(かんねん)泄(せつ)写(しゃ)と心理学的にはいうのですが、そのためには、無視せず、認めて、分かってあげることが大切なのです」
「観念泄写って『すべての「結果」は引き寄せられている』に解説されていましたね」
「ええ、“観念”とは、簡単に説明すると対象物や対象者への意識や想いのことです。“泄写”とは、中国の医学用語で排泄のことをいいます。特に下痢などの場合を想定しており、溜めないで排泄することです。つまり、心の中の抑圧感情を流し去るということです。おなかの不要物を流し去ることによって、おなかがスッキリし、当たり前の健康が甦るように、鬱結した感情やその原因となる対象物や対象者を心から流し去ることにより、心がスッキリし、本来の心に戻り、本来の人生を取り戻すのです。心の掃除(クリーニング)、心のデトックス(毒だし)ですね」(つづく)

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2 コメント

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産んであげると逆に運くれるのに (uzone)
2008-12-04 08:44:27
お腹の中のお子さんはその女性にメッセージを伝えるのが宿命だったのでしょう。

欲しくても出来ない僕ら見たいな不妊の方は、怒る方もいるでしょう。

僕も少し残念ですが、今は産んでも育てられない方がたくさんいますから、それも1つの方法なのでしょうね。

本当は産んであげると逆に運くれるのになんて勝手に思ってます。

その人にしかわからない苦労は沢山ありますから、選択権は本人にしかないですね!!
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福田を持って生まれてくる (澤谷 鑛)
2008-12-04 15:57:17
uzoneさん。

本日、午前中はカウンセリングでした。コメントが遅くなりました。

お腹に宿った胎児が女性にメッセージを伝えるのが使命……う~む。スピリチュアルですね。

uzoneさんはお子さんが欲しいのですね。そうですよね。怒る方もいるというのもわかりますね。

産んでも育てられない方がたくさんいるのかも知れませんが、本当は産んであげると逆に「運」くれるのに、というuzoneさんの考え方に私は大賛成です。子供は福田を持って生まれてくる、というのを聞いたこともあります。
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