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● 日程:2008 年12 月20 日(土) 受付開始:AM8:30~
● 会場:新宿ニューシティーホテル/3F 菊の間
(JR 新宿駅西口より徒歩15 分/大江戸線都庁前駅より徒歩5 分)
●詳しくは、http://www.kou-sawatani.com/
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「澤谷 鑛 ヒューマンライフ研修会」 in 東京
◎日時◎ 平成20年12月21日(日)10:00~12:00
◎会場◎ 京橋区民館
◎定員◎ (定員20名)
◎講師◎ 澤谷 鑛
◎お申込み◎ http://www.kou-sawatani.com/
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日時 : 2009年1月24日(土)10:00-16:00
2009年1月25日(日)10:00-12:00
(25日は「澤谷 鑛ヒューマンライフ研修会」と合同開催)
会場 : 東京神田 オリンピックイン神田
定員 : 限定40名
講師 : 澤谷 鑛 ・ 大多喜経子
特別ゲスト : 寺山 心一翁氏 (愛心:http://www.shin-terayama.jp/)
(がんを自然治癒されたのち、講演やワークショップにて精力的な活動をされています)
著書『がんが消えた~ある自然治癒の記録~』(日本教文社)
『フィンドホーンへの誘い』(サンマーク出版)など
お申込・詳細 : http://www.kou-sawatani.com/
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不倫での中絶(4)
澤谷 鑛
☆数多くの原因☆
「お母さん、残念ですが時間になりました。最後に申し上げておきますが、例えば、水子という一つの原因から一つの結果が出るとは限りません。数多くの原因が重なり、組み合わさって、一つの結果が出ている場合が多いわけですね。大切なことは、子供の問題は親の問題である、ということです」
「はい」
「水子の問題、夫婦の問題、舅姑の問題、実家の両親の問題、ご主人の事故死の問題、その他色々ありますけれどもね」
「何だか解決に向けて、期待する気持ちがふくらんできた感じがします。長いお時間、私のためにとっていただき、ありがとうございました」
「経営問題と関係ないように思われる方も中にはあるかもしれませんが、実は大いに関係があり、私たちの人生の根本的な問題を含んでいます。これこそ醍醐味なのですが、みなさん、今夜のワークを真剣にやってみて下さい」
***
浅香由美は、黙って聞いていた。
私が話し終わると真剣に語り始めた。
☆贖罪の意欲☆
「私が中絶をしたのは、今から10年程前、22歳の春でした」
「22歳ですか……ご両親はご存じなのですか?」
「いえ……知りません」
「知ると悲しまれますよね」
「……」
「う~む。中絶された胎児も悲しい。あなたはもちろん、不倫相手の人も悲しいのですね。自らの子供を殺すのですからね。ここには悲しみの連鎖、つながれた哀しみの鎖があるように感じます」
「そのことに関連すると思うのですが、一度渋る交際相手を説得し、水子寺へ供養の為にお参りしたことがあります」
「水子の供養をするお寺ですね。もともと日本にある水子寺は十指に満たなかったそうですが、今やどこでもやっています。それほど堕胎が多いということですね」
「帰り道、車で長い橋を渡っているとき、少し不思議なことがありました。いきなりスコールのような激しい雨が降り出したのです。それもほとんど私たちの車の周りだけでした。それを見て私は、殺めた子供の怒りの念がそうさせているのだろうと思ったのを今でもよく覚えています」
「そうですか」
「それからしばらくは、私は精神のバランスを崩してしまいました」
「どのような状態だったのですか?」
「見るもの、聞くもの、考えるもの、なにもかも不安になり、寂しさというか、哀しさというか、恐怖感をともなって襲ってきました。仲のいい友だちは、“目はうつろで心ここにあらずという感じだった”と後になって教えてくれました。それから、“急に顔色を変えて怒ったりと不安定だった”とも言いました」
「ああ、子供を堕ろしたという罪悪感に胎児の念が感応するのですね」
「子供には申し訳なくて、毎日毎日お線香を焚きながら、“ごめんね、ごめんね”って謝ってばかりいました」
「罪の意識は、その罪を消そうとする贖罪の意欲を起こしますからね」
「ショクザイ?」
「罪を贖うと書いて贖罪です。罪を消すために自らを傷つけるのですね。或いは、責任を他者に向けて攻撃することもあります。どちらにしろ自らの人生を傷つけます。自己破壊は自己処罰から起こるのです」
「そう言えば、一人で堕ろさざるをえなかった事について、責任を取ろうとしなかった交際相手をいつも責めていました。私はいつも“責任は両方にある”と言葉ではわかったようなことを言っていましたが、本音では、“サイテーな男だ”と相手を激しく恨んでいました。私は正義で相手は悪と責めていました。好きだったけれど憎んでいました」
「愛憎背中合わせというわけですね。お互いに相手のことを分かっていないから、自分のことばかり考えているからですね」
「あとでわかったのですが、その不倫相手の上司は、私が入社する前、次々と同じ部署になった女性と関係を持っていたのでした」
「う~む。そうですか……」
“そんな上司とあなたは何故波長があったのでしょうね”と続けようとしたが、止めた。(つづく)
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会場 : 東京神田 オリンピックイン神田
定員 : 限定40名
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「はい」
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「罪の意識は、その罪を消そうとする贖罪の意欲を起こしますからね」
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「う~む。そうですか……」
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不倫も因縁のつながりであると感じます。
「子が親を選ぶ」ことがあるということは、「親が子を選ぶ」ということもあるのでしょうか? 前世や前々世……からの縁(えにし)? 因・縁・結・果のつながりでしょうか?
人間の運命には「業」が大きくかかわっている。と仏教ではいいます。
あらゆる種類の境遇のおよそ半分は「業運の法則」によって決定せられている。といいます。その「およそ半分」というおおまかな言い方が、科学的に語れないもどかしさを感じさせるのですが……。
過去の自分の生活によって作った「業」は自己の責任であって、良いにせよ、悪いにせよ、ともかく、清算しなければならない。業運とは、業のめぐりすなわち「因縁因果循環の法則」であると言えます。
「業」とは、仏教では三業といい「身(しん)業=身体で行った業」「口(く)業=口で言った業」「意(い)業=心で思った業」をいいます。
それらは、次の行為をひき起こす潜在動力として識蘊【しきうん:仏教用語で物質と精神を五つに分けた色・受・想・行・識の五蘊(ごうん)の一つで、意識面、或いは広義の心の世界をいう】の中に蓄積される。というのです。
「業」とは、私たちの現世の生活だけで終わるものではない、という。過去世の現世に出るまでの前世的な過去の「業」も私たちの中に蓄積される、という。それは、現世における正邪という現在の心境の問題ではないことになりはしないでしょうか。
人間の運命というのは、半分が業運であり、残りの半分が現世の自由意志的努力によって修正され、他の半分は高級なスピリットの手にある。という、スピリッチアルな説もあります。
仏教の説からは、このような複雑な要素によって人間の運命は独自の道を歩んで行くことになります。だから、間違った心で問題が起こる、などという簡単な原則ではかたずけられないことになりますね。
優しい人はみんなに優しいですからね。
無愛想な人は不倫する可能性は低いとおもいますよ。
世の中の女性は優しい人がタイプと言いますが浮気物覚悟で付き合った方が良いかもしれませんね。個人的な意見なので皆さん余り気にしないでください。
なるほど。
「不倫する人は八方美人」「優しい人はみんなに優しい」
だから「無愛想な人は不倫する可能性は低い」というご意見ですが、その言葉尻は別として、uzoneさんが「ほんもの」志向の心をお持ちのところが伝わってきます。
ほんものの「人間力」「人格力」を観るということなのでしょう。
時代は、確かに「ほんのも」志向の風が吹いていますね。だから、uzoneさんのご意見は、個人的なものでなく、社会的なものであると思えます。