骨董屋の独り言

骨董屋九代目の日々を紹介します。

幕末の冷房機!?? 歌川国芳さん筆!お化けの図登場ッ! 

2008-08-14 02:08:38 | Weblog


皆様ッ! こんばんにゃぁーーーーッ!!!

毎日、物凄く暑いでございますねッ!!

もう こんな日にゃー おっかない怪談でも聞きながら、ゾクゾクゥーー・・・・ッ

てな気分にでも、なりたいところでございますねッ ・・・・  全くッ ・・・・・


なぁーーんてなこと言ってたら ッ ・・・・・・・

ななななななんとッ!!!

ほんとに やってきちゃったんでございますよッ!!!!

海老屋にッ! コレがッ!!!


まぁーまぁー とにかくッ!! ご覧あれぃッ!!!

どーでございますぅーーー ッ ・・・・・・・ ???


如何にも 気味悪そーーなお化けがわんさかッ ・・・・・・・

見てるだけでも、もーー 背筋が凍りつきそーでございましょッ!!!


さてさて! こちらの版画ッ!  幕末の浮世絵の一つにございまして、描かれたお方は、歌川国芳さんと申しますッ!!

してッ! この国芳さんッ!  当時の浮世絵師の中では、なかなかの異端児ッ!

かの天保の改革といわれた 幕府の悪政を版画によって風刺することたびたびッ!


実は、こちらの版画もその一つッ!!

画題は、『源頼光公館土蜘作妖怪図』としつつも、主役の頼光を当時の将軍家慶に、そして、四天王の一人を天保の改革の張本人ッ、老中水野越前守に見立ててる
ッてわけッ!!

してしてッ! 極めつけは、この大勢のお化けさん達ッ!!!

これは正にッ! その悪政にもがき苦しむ庶民の姿に例えて、思いっきり幕府を皮肉ってるッてな具合なんでございますッ!!


んでッ!  当時の記録によりますれば、この版画のせいで国芳さんは、幕府に捕らえられちゃって、こっぴどく尋問を受けたらしいんでございますが、とにかくスットボケまくりでなんとッ!無罪放免になっちゃったんだってッ!!

ハハハハッ!!

でも、肝心の版元の方が、お咎めを恐れてそそくさとこの『頼光公館土蜘作妖怪図』
を廃刊にしちゃったッて落ちがあるようでございますッ!!


まぁーー  いずれにせよ本当に見てるだけで、ゾクゾクッてする絵でございましょッ!

当時の人々は、厳しい暑さをこの様なお化けの絵を見ながら、ブルブル震えて暑さを凌いでいたのでございましょうねッ! ???????

ハハハッ ・・・・・

さながら 幕末の即席冷房機ッてなもんでございますッ!!!?????


とくりゃッ! 我 海老屋もこの版画さんを見ながら、今年の夏をば乗り切ってッ!

エコに一役貢献でございますぞぉーーーーッ!!!


えー子 えー子 ッ ・・・・・・・・・ なんちゃって ッ ・・・・・・・