横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

クレーンゲームの修理

2017-02-08 07:54:52 | 活動の記録
今回の記事は、生麦で活動されたドクターからの投稿です。

ゲームセンターにあるUFOキャッチャーに代表される、クレーンゲームは子供も大人も夢中になりますよね。おもちゃとしては、定番なのですが、修理は結構大変です。原理は、クレーンを縦横に移動させる二つのモーターと、クレーンをクサリで巻き上げるモーターの合計三つのモーターを動作させます。難しいのは、モーターが動く動かないではなく、クレーンを巻き上げるクサリの微妙な調整が必要な場合です。

今回の生麦に持ち込まれたクレーンゲームの故障もその類いでした。


お客様から、動作がおかしいとの依頼でまずは電池を調べてOK。

次に動作をさせてみるとバケットの開閉が出来ないみたいでよく見ると、バケットには開く動作としめる動作が有り2本の鎖の巻き取りの違いから開閉動作を行うのですが1本しか鎖がありません。


切れた鎖がメカ部に巻き取られていると良いのにねと話しながらメカ部の分解をしたところ、予想通り鎖が巻き取られていました。


鎖を伸ばして所定の穴から垂らしてバケットにわずかに残っていた鎖と接続。メカ部を借り組みして巻き取り動作の確認。残念ながらバケットの開閉が逆。もう一度メカ部を分解して鎖の巻き取り方向を逆にして再度動作確認 今度はバッチリでした。修理もこのように、50%の確率にかけて、トライアンドエラーを繰り返しながら、直すことも多いです。

クレーンゲームはいろいろなバリエーションが有り機構も複雑で修理するには奥深いおもちゃです。

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