5月14日は菊名地区センターで活動しました。
この日、おもちゃ修理の基本を思い知らされたのが、赤ちゃんメリー。
症状としては、メロディボタンを押すと音楽はなるのですが、音が小さく、ノイズが乗っています。電池は単二を3本使っています。一応、全部の電池をテスターでチェックしますと、弱っているけどまだ使えそう(これ、伏線です)。そこで中を開けて、基板の電圧を測ってみると、三本で(少し弱ってるので)4Vあるはずなのに、2Vしかかかっていません。
どこかで漏電していて、電圧が下がっているのだと想定しました(間違ってました)。電源スイッチを調べてみても異常ありません。回転する傘を駆動するモータに電圧を供給するトランジスタが原因かと思って、外して調べましたが異常ありません。
他のドクターから「ちゃんと電池、調べた?」と電池チェッカーをお借りして、調べ直してみると、3本のうち1本は使えない状態でした。なんと、基本中の基本、電池が原因でした。
電池は消耗してくると、テスター(内部抵抗が大きい)で正常な値を示しても、電池チェッカー(内部抵抗が小さい)では電圧が低くなるか、測れないことがあります。今回の電池は、電源スイッチを入れると、基板が要求する電流を流せず、電圧が下がってしまい、正常な動作とならなかったわけです。
やっぱり、電池チェックは基本中の基本だと改めて認識しました。
もう一つ、楽しいおもちゃを修理しました。アンパンマンのシャボン玉発生器です。
このアンパンマンのおもちゃ、スイッチが二つあり、上のスイッチは音楽が鳴り、下のスイッチはシャボン玉が発生します。故障状況としては、下のボタンを押してもシャボン玉が出ないとのこと。
シャボン玉は、下につけるタンクからポンプで石鹸液を吸い上げ、アンパンマンの頭からシャボン玉が発生させます。下のスイッチを押しても、ポンプの音がしませんので、モータの故障かもしれません。
中を調べてみると、モータは壊れておらず、スイッチが故障していることがわかり、交換して修理完了です。
動作させてみるとこんな感じ(YouTube動画)。小さなシャボン玉が音楽と共に発生して楽しいです。