横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

パパ頑張れ(電子ピアノ)

2019-12-15 00:55:05 | 活動の記録

ミッキーの本に続き、綱島の修理で微笑ましい話を一つ。

よくある電子ピアノの修理でした。全く、音が出ないとのこと。

持ってきてくれたお客様(ママ)によると、音が出ないのでパパがケースのネジを外し、中を調べたとのこと。持ち込まれた状態は、ネジを外した本体とネジ一式。パパが頑張って治そうとした様子が目に浮かびました。

おもちゃ修理の順番として、まず最初に電池をチェックしようとして電池ケースを開けてみると、電極が腐食していました。

修理としては、腐食していた電極をリュータで磨き、パパの外したネジをしめて終了。結局、修理にはケースを開ける必要はなかったのでしたが、子供のために、壊れたおもちゃを治そうと挑戦したパパはかっこいい! 次は治るかもね。パパ頑張れ。

 


歌うミッキーマウス

2019-12-15 00:02:29 | 活動の記録

今日は、綱島地区センターで活動しました。予約も含めて30件超のおもちゃが持ち込まれ、大繁盛! いつも10時から15時なのですが、終わらず、1時間の残業をしました(笑)。

さて、忙しくて写真をとる暇もなかったのですが、ちょっと面白かったおもちゃ修理をご紹介。なんでもAmazonで購入したアメリカ製のミッキーの本。

歌の本に、ミュージックプレイヤーのミッキーがセットになった商品です。ミッキーは取り外し、胸のボタンを操作すると、本に収録された歌を20曲歌います。

故障状況としては、全く音がならないとのこと。多分、スピーカーの故障でしょうから、中を開けようとして、ミッキーの裏を見るとびっくり。ネジが見えているのですが、本にセットするクリップに隠れてドライバーが使えません。クリップは、ラッチ構造で嵌っているらしく、簡単には抜けません。

おもちゃのケースを止めているネジは、シールが貼ってあったり、ゴムの台座の裏に隠れていたりすることがあります。でもこれは、初めて。ちょっと見えるので、ネジを隠していないので親切なような気もしますが、クリップを外せないので意地悪な気もします。さて、どうしたものか。クリップが外れないなら、ネジのあたりを削ってみるしかないか。。。クリップの裏側を覗き込んでみると、やっぱりラッチ構造が見えます。ここで、電気工事のコネクタを思い出しました。電気工事のコネクタは、ドライバーを差し込むと銅線が抜けるタイプのものがあります。もしかしたらと思い、クリップの下からマイナスドライバーを差し込むと、ラッチが下がり、クリップはすんなり抜けました。

抜けてしまえば、ケースを開けてスピーカーを交換して修理完了です。故障としては、簡単な部類ですが、隠しネジとしては興味深い構造でした。