生活

とりとめもなく

お茶漬の味 バーガーの味

2016年08月29日 23時06分02秒 | 映画とハンバーガー
今日は台風が来てるとか言うからずっと雨かと思ってたら、お昼に仕事が終わって出てみたら晴れてたーそしてとっても暑いです。ゆうべから今朝にかけてはちょっと涼しいくらいだったから(きのうの朝は寒いくらいだったが)このまま夏は終わってしまうのか…と思ってたのだが、今日は蒸し暑いねー

お腹が減ったのでハンバーガーを食べに行った。遠出すんのめんどくさいからトコトコ歩いて空ゆけ未来工房のバーガー屋SUNへー
前に来たとき、まだメニューは1個しかないけどこれから増やそうと思ってます!とおっしゃってたので、何か増えたかなーとか思ってたら、増えてた!
しかし名前忘れた!
何とかチップバーガーというなまえだった。
おお、これにしようかなと思ったのだが、写真を見せてもらったら「厚切りハムカツと厚切りポテトチップのアツ!バーガー」という謎の説明が…2個目のメニューにしてはずいぶん攻めてるなー
ハムカツとポテトチップがパンにはさんである…
うーむ…
今日もふつうのハンバーガーにしました。

レタスがもりもりはさまってて安定しない!
相変わらずポテトと自家製ピクルスがおいしい。バーガーは安定して美味しい。

ごちそうさまです。

近くの図書室に寄って帰ったのち、DVDを観た。小津安二郎監督の「お茶漬の味」です。

佐分利信さん主演、この人、私が知った時にはこの世にはもういませんでしたが、かなり好きな俳優です。俳優というのは、いや、監督や歌手や作家や画家もですけど、死んでもなおファンが増えるって、芸のある人は良いですね…死んでも作品は残りますからね…
どういう映画かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっているMovieWalkerから引用させていただきます↓

「麦秋」に次ぐ小津安二郎作品。脚本は「麦秋」と同じく野田高梧との協力によって書き、撮影は例のように厚田雄春が担当。出演者は、最近「離婚」で共演した佐分利信と木暮実千代に、「華やかな夜景」の津島恵子、「郷愁」の三宅邦子と笠智衆、「東京騎士伝」の鶴田浩二、「お景ちゃんと鞍馬先生」の淡島千景、「母の山脈」の柳永二郎と設楽幸嗣の他に、元松竹の女優小櫻葉子で現上原謙夫人の上原葉子と、随筆家として知られた石川欣一氏が特別出演している。
妙子が佐竹茂吉と結婚してからもう七、八年になる。信州の田舎出身の茂吉と上流階級の洗練された雰囲気で育った妙子は、初めから生活態度や趣味の点でぴったりしないまま今日に至り、そうした生活の所在なさがそろそろ耐えられなくなっていた。妙子は学校時代の友達、雨宮アヤや黒田高子、長兄の娘節子などと、茂吉に内緒で修善寺などへ出かけて遊ぶことで、何となく鬱憤を晴らしていた。茂吉はそんな妻の遊びにも一向に無関心な顔をして、相変わらず妙子の嫌いな「朝日」を吸い、三等車に乗り、ご飯にお汁をかけて食べるような習慣を改めようとはしなかった。たまたま節子が見合いの席から逃げ出したことを妙子が叱った時、無理に結婚させても自分たちのような夫婦がもう一組できるだけだ、と言った茂吉の言葉が、大いに妙子の心を傷つけた。それ以来二人は口も利かず、そのあげく妙子は神戸の同窓生の所へ遊びに行ってしまった。その留守に茂吉は飛行機の都合で急に海外出張が決まり、電報を打っても妙子が帰ってこないまま、知人に送られて発ってしまった。その後で妙子は家に帰ってきたが、茂吉のいない家が彼女には初めて虚しく思われた。しかしその夜更け、思いがけなく茂吉が帰ってきた。飛行機が故障で途中から引き返し、出発が翌朝に延びたというのであった。夜更けた台所で、二人はお茶漬を食べた。この気安い、体裁のない感じに、妙子は初めて夫婦というものの味をかみしめるのだった。その翌朝妙子一人が茂吉の出発を見送った。茂吉の顔も妙子の顔も、別れの淋しさよりも何かほのぼのとした明るさに輝いているようだった。

というお話でした。
この説明だけでは伝わらない、しみじみとした良さがあります。やはり佐分利信良かった…
1952年という古い白黒映画だが、生活スタイルや娯楽は変わっても、人間のすることって変わらんもんだなあーと思いました。

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