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生活

とりとめもなく

あんのこと

2024年06月29日 23時59分00秒 | 映画
最近観た映画
入江悠監督「あんのこと」

最近つっても旅行行く前なので1週間以上前の事なんだけど、すごく面白い映画だったので書き留めておく。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフに、生きる希望を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。監督と脚本は『22年目の告白―私が殺人犯です―』の入江悠が務める。『線は、僕を描く』の河合優実、『変な家』の佐藤二朗、『正欲』の稲垣吾郎が演じるほか、河井青菜、広岡由里子、早見あかりらが出演する。
21歳の香川杏は売春や麻薬の常習犯で、ホステスの母親と足の悪い祖母と3人で暮らしている。子どものころから酔った母親に殴られて育った杏は、小学4年生から不登校となり、母親の紹介で12歳の時に初めて体を売った。繰り返される毎日だったが、刑事の多々羅やジャーナリストの桐野との出会いをきっかけに少しずつ変わり始める。しかし、突然のコロナ禍によって3人はすれ違い、つながりは断ち切られてしまう。

というお話でした。
主演の河合優実さんがすごいのは言わずもがな、みんな良かったな…俳優陣素晴らしかったです。話はとにかく夢も希望もすくいもない胸糞悪い話なんだけど、この主人公のあんがこんな人生でありながらスレてないというかただ教育を受けてない幼い女性であんな毒親でなければまともに働き周囲からも好かれる素直な女の子だったであろうと思うとなんかもうやるせない話だ。河合優実さんは不適切にもほどがあるというドラマで顔と名前を覚えたが、由宇子の天秤という映画で私は初めて観ていたんだな、彼女を。2021年だから3年前だよ…最近観た気がしたのに。あれもまあ、ひどい役だったけどすごかったな。
楽しいことなんてなんもないような映画だけどすごく面白いから人を選んですすめようと思った。


対局にあるような映画2本

2024年06月18日 23時00分00秒 | 映画
昨日観た映画
「関心領域」
これは話題作ですよ。問題作ですし。
どういうお話かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

アウシュビッツ強制収容所の隣で暮らす所長一家の暮らしを描くホロコースト映画。マーティン・エイミスの同名小説を原案に、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』のジョナサン・グレイザーが監督、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のA24が製作を担当する。『白いリボン』のクリスティアン・フリーデル、『落下の解剖学』のザンドラ・ヒュラーが所長夫婦を演じる。
青い空の下、皆が笑顔を浮かべ、子どもたちは楽しそうな声を上げるなど、アウシュビッツ強制収容所の所長を務めるルドルフ・ヘスとその妻、ヘドウィグら家族は穏やかな日々を送っている。そして、窓から見える壁の向こうでは、大きな建物が黒い煙を上げている。1945年、一家が幸せに暮らしていたのは、強制収容所とは壁一枚で隔たれた屋敷だった。

というお話です。
アウシュビッツ収容所の隣で家族で幸せに暮らすというのは、この映画を観た人が非難することではないと思うんだ、それはそういう時代であり、彼は収容所の所長なのだから。
直接的な言及や表現はないのだがどんどんユダヤ人たちが送り込まれて来て処分されるというのを示すシーンもあり(直接映像で表現してはいない)それでも私はただこういう時代がありそういう国がありこういう職業があったんだなと思うしかない。そしてただ観て終わりかというとそうではなく、ユダヤ人が迫害され虐殺されたというのを「そういう時代だったから」で済ませずになぜそうなったのかを考え調べ何かを思い人生のうちの何かのきっかけにする為の映画なのかなと思った。

そんで
丸亀製麺で鬼おろし唐揚げうどん食べて

もう1本映画観た。
ユダヤを虐殺しつくす、さっきのとは対極にあるような家族の映画だよ

「ディア・ファミリー」
大泉洋さん主演です。大泉洋の映画って面白いんだよねー好きなんだー。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

娘の命を救いたい一心で医療器具の開発に挑み、のちに17万人もの命を救うことになるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを生みだした父親の実話を映画化。監督は『君の膵臓をたべたい』の月川翔、脚本は『ラーゲリより愛を込めて』の林民夫が担当する。主人公の宣政を『月の満ち欠け』の大泉洋、妻の陽子を『明日の食卓』の菅野美穂、娘の佳美を『今夜、世界からこの恋が消えても』の福本莉子が演じる。
1970年代、小さな町工場を経営する坪井宣政と陽子の娘、佳美は生まれつき心臓疾患を持っており、医師から余命10年の宣告を受ける。日本中の医療機関へ行っても治すことができない現実を突きつけられた宣政は、人工心臓を自ら作ろうと立ち上がる。知識や経験もない状態での医療器具の開発は前途多難だったが、娘のため勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金を用意し、何年もの時間を費やしていく。

というお話でした。
予告編をさんざん観たけど、小さな町工場の医療の知識ゼロのおじさんが人工心臓を作って娘の命を助けるダァー??んなわけあるか!
と思うのだが、なかなかいいとこまでいった。
ネタバレするから言わないでおくが、ものすごい愛を感じた。ここまで諦めないでいられるものかと思った。結果、たくさんの命を救うのだ。いろいろ思うことはあるがいい映画だった。


観たかったポテチを観た

2024年06月15日 23時50分00秒 | 映画
最近観た映画(AmazonPrimeで)

「ポテチ」
12年前の映画で濱田岳くんが主演
68分という短さでさっくりと観られて面白い。どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

『ゴールデンスランバー』などのヒット作を生み出した仙台在住の人気作家・伊坂幸太郎と中村義洋監督の名コンビが、東日本大震災をきっかけに製作した心温まるミステリー・コメディ。一連の伊坂&中村作品の常連である濱田岳を主演に据え、注目の新進女優・木村文乃をヒロインに抜擢。仙台でのオール・ロケにも注目したい。
同じ年、同じ日に生まれた2人の男。ひとりはプロ野球のスター選手となり、もう一方の今村は空き巣を生業にして冴えない人生を歩んでいた。あるとき今村は、自殺願望をもつ女と一緒に地元・仙台の家に空き巣に入る。それが野球選手の家だったことから、思いもよらぬ人々が大勢巻き込まれていくことに。

というお話でした。
微妙な伏線たちをズバっと回収していく気持ちよさと仙台の街のよさ、約1時間という観やすさ。



14年ぶりの喫茶店

2024年06月13日 23時59分00秒 | 映画
今日は朝からTOHOシネマズに映画観に行った。午前十時の映画祭で小津安二郎監督の「小早川家の秋」

4Kデジタルリマスター版が公開されている。古い映画って映像も音も悪いからこうやってリマスタリングされて良くなってるのはなるべく観たい。
どういうお話かというと、説明めんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

他社進出三本目として小津安二郎がメガホンをとるホームドラマ。脚本は「秋日和」につづいて野田高梧と小野安二郎のコンビが執筆。撮影は「女ばかりの夜」の中井朝一。宝塚映画創立十周年記念作品でもある。昭和36年度芸術祭参加作品。
秋子は小早川家の長男に嫁いだが、一人の男の子を残して夫に死なれてからは御堂筋の画廊に勤めている。代々、造り酒屋で手広い商売をしてきた小早川家も、万兵衛が六十五になり今は娘の文子のつれあい久夫に仕事が渡り、万兵衛は末娘の紀子と秋子をかたづけるのに頭をつかっていた。文子たち夫婦も、店の番頭信吉、六太郎も、この頃、万兵衛の妙に落着かない様子に不審を抱いていた。或る日、六太郎は掛取りを口実に万兵衛の後をつけた。万兵衛は、素人旅館「佐々木」に入っていった。女道楽ばかりしてきた万兵衛で、競輪の帰り十九年振りにバッタリ逢った焼け棒杭がつねだった。つねは百合子と二人で暮らしていて、百合子は万兵衛をお父ちゃんとよんでいる。秋子には、万兵衛の義弟に当る弥之助の世話で磯村との話が進んでいた。磯村は一生懸命であるが、秋子の気持はどうもふんぎりがつかない。一方、紀子もお見合いをしたもののこれも仲々決めようとしない。紀子は、札幌に行った大学助教授寺本に秘かな愛情を寄せていた。亡妻の法事の日、嵐山で一晩楽しく過ごした小早川家一族は、万兵衛の病気で大騒ぎとなった。心臓が痛いというのである。が、翌朝になって万兵衛は、ケロリとして起き上り皆を驚かした。万兵衛はその日にまた佐々木の家に行った。万兵衛はつねと一緒に競輪を楽しみ、その晩佐々木の家で心臓の発作を起して息を引き取った。お骨ひろいに一家は集った。久夫はいよいよ合併が近いことを洩らした。小早川家の商売も、大資本の波におしまくられ企業整理のキッカケが、万兵衛という柱が亡くなって一遍にやって来たのだ。文子は「小早川の家が何とかもったのも、お父ちゃんのお蔭やったんや」とつくづく思った。紀子は札幌に行く決心をした。秋子も心から賛成したが、自分は再婚しないで今のままでいようと思った。火葬場の煙は一族の者にそれぞれの思いをしのばせながら秋めいた空に消えていくのだった。

というお話でした。
関西の話でみんな関西弁のセリフ
原節子さん、新珠三千代さん、司葉子さんという女優陣がみなそれぞれ違った美しさでみんな良い。
司葉子さんて、20年くらい前に観た「福耳」という映画(田中邦衛と宮藤官九郎の中身が入れ替わってしまう話)で主人公の憧れの女性役で出ていたのですが当時70ちょい手前くらいのおきれいなおばあちゃんだなあと思ったものだが、こないだ観た「用心棒」に出ていてめちゃくちゃに美人でスタイル抜群だったんですよ、今回も本当に本当におきれいで信じられんくらいの美人だった(用心棒と小早川家の秋はどちらも1961年の作品)
新珠三千代さんはちょっと今ふうの感じで飯豊まりえちゃんぽくてかわいい。
京都の造り酒屋の家族の日常を描いた派手ではないが本当に面白い話でコメディぽくないコメディなんだろうなあ、まーとにかく面白かった。あとコバヤカワじゃなくてコハヤガワなのが軽く衝撃だった。

映画の後にデリカップへ
前回来たのは14年位前みたい。あの時も映画の後だった。禁煙だったらちょくちょく来たいような店なのだが…と思ったのだが、こないだ近くを通ったときに禁煙になってるのに気がついたのだ。

ランチのナポリタンにしたよ。これぞナポリタンだな。アルデンテ?なにそれって感じにやわらか麺の喫茶店のナポリタンである。

コーヒーうまい。また映画の後に来ようと思った。

ごちそうさまでーす
そしてその後は英会話スクール。上達は程遠く、もっと勉強しないといけないのはわかっております。
そして夕方また映画を観る。地元のミニシアターstrangerであらた主演の「東京カウボーイ」観ました。

こんな墨田区民でもしらないような土地にできた映画館に有名人が舞台挨拶に来てくれる時代がくるなんて…
信じられないよ…(今日は舞台挨拶じゃないけど)

サインしてある。

どういうお話かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

「福田村事件」の井浦新がアメリカ映画デビューを果たした人間ドラマ。商社マンのヒデキは米モンタナ州にある牧場の経営再建のために向かうが、東京の常識が通じず行き詰まる。牧場を手伝いカウボーイ文化に触れるうちに、ヒデキは人生を見つめ直していく。短編やミュージックビデオなどの監督やテレビドラマのプロデューサーなどを務め、山田洋次監督作「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」の海外現場に参加したこともあるマーク・マリオット監督の初長編作品。脚本をNetflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』のデイヴ・ボイルや、平成『ガメラ』シリーズ3部作のヒロインを務め、アメリカと日本に拠点を置き俳優・脚本家として活躍、本作にも出演する藤谷文子が手がけている。カウボーイ文化と出会うサカイヒデキを井浦新が、和牛専門家のワダを「哭声/コクソン」「ブラック・レイン」など国内外の作品に出演してきた國村隼が演じるほか、ドラマ『ハリウッド・チャンス!』シリーズのゴヤ・ロブレス、「完全なるチェックメイト」のロビン・ワイガートらが出演。
東京の大手食品商社に勤めるサカイヒデキは様々な食のブランドのM&Aを手がけており、上司である副社長のケイコと婚約している。会社が米国モンタナ州に所有する経営不振の牧場の収益化を担当することになり、役員たちは土地開発業者への売却を勧めるものの、ヒデキは希少価値の高い和牛に切り替えて再建することを目指し、和牛畜産業の専門家を伴いモンタナに向かった。しかしどこまでも空が続くことから“ビッグ・スカイ・カントリー”と呼ばれるモンタナは日本のオフィス街とは何もかもが異なっており、すぐにトラブルに見舞われる。ワダが怪我で入院してしまい、ヒデキは一人場違いなスーツ姿で牧場管理人のペグに和牛の事業計画をプレゼンするが、まともに取り合ってもらえない。牧場で働く元ロデオ選手ハビエルに7万エーカーもの広大な敷地を案内され、ヒデキの計画が実現困難であることは明白だった。おおらかで地に足のついた生活を楽しむハビエルと交流するうちに、ヒデキはこの土地の魅力に気付き、カウボーイ姿で牧場を手伝ううちにペグや牧場労働者たちとも打ち解けていった。そして自身の効率一辺倒の働き方やケイコとの関係を見つめ直し、ハビエルとの友情と牧場を守るためにペグに新たなプランを提案する。しかし東京ではヒデキが任務を果たしていないと問題視され、ケイコはモンタナを訪れ牧場の閉鎖とヒデキの処遇を告げた。そんなケイコに対し、ヒデキはこれからの展望とこれまで口にしてこなかった本当の気持ちを話し始める。

というお話でした。
面白いっちゃ面白いんだ、モンタナの景色や牧場の文化など
でも話はなんとなく既視感があります。むかし浅野温子さんが出てた「コーチ」というフジのドラマとか、ちょっと前のガス・ヴァン・サント監督、マット・デイモン主演の「プロミスト・ランド」なんかを思い出します。

映画の後はマクドナルドだー
やっとごはんマック食べられたよ。






ドライブアウェイ・ドールズ

2024年06月11日 23時51分00秒 | 映画
昨日観た映画「ドライブアウェイ・ドールズ」

シャンテで観たよ。コーエン兄弟の作品ですし、これは観ないとねー
と思ってたのに、なんか思ってたんと違った。なんだろこの、新境地は。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

兄ジョエルと組んで「ノーカントリー」「ファーゴ」などを生み出したイーサン・コーエンによる初の劇映画単独監督作。日々の生活に行き詰まりを感じるジェイミーとマリアンは、車の配送をしながらドライブに出かけるが、謎のスーツケースを巡りギャングに追われる。出演は「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」のマーガレット・クアリー、『ブロークン・ハート・ギャラリー』のジェラルディン・ヴィスワナサン、「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のビーニー・フェルドスタイン。
ガールフレンドと破局した自由奔放なジェイミー(マーガレット・クアリー)と、堅物で自分の殻を破れずにいる友人のマリアン(ジェラルディン・ヴィスワナサン)。そんなふたりは日々の生活に行き詰まりを感じ、気分転換に車の配送(=ドライブアウェイ)をしながらドライブ旅行へ出発する。だが、運転中のアクシデントがきっかけで車のトランクから謎のスーツケースを発見。一方、そのスーツケースを取り戻したいギャングたちは、ふたりを追って車を走らせるのだった。ジェイミーとマリアンは、危険が迫る状況にも関わらずこのドライブ旅行をエンジョイしようと、目的地のフロリダ州タラハシーへと向かうのだが……。

という、まあ、ロードムービーですね。
コーエン兄弟作品かと思いきやイーサン・コーエンの単独作品なんだね!
なんか登場人物ほぼレズビアンで主人公が性欲の強いレズビアンでその相方は日本人の配役だったら上白石萌音がやりそうな真面目なレズビアンで、ギャングに追われるはめになり、どうなっちゃうのか…みたいな…
見終わった時に「なんなんこれ!ほんとにもー」という気持ちになります。


ザリガニの鳴くところ

2024年06月09日 23時55分00秒 | 映画
「ザリガニの鳴くところ」という妙なタイトルの映画を観てみた(AmazonPrimeで)

公開中に観たかったけど見逃したやつです。どういうお話かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

一件の殺人事件を巡って少女の人生を描いたディーリア・オーエンズによる同名ミステリー小説を実写映画化。オリビア・ニューマンがメガホンをとり、『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』のリース・ウィザースプーンが製作を手掛けた。主人公のカイアを「ふつうの人々」のデイジー・エドガー=ジョーンズが演じるほか、『シャドウ・イン・クラウド』のテイラー・ジョン・スミスや『キングスマン ファースト・エージェント』のハリス・ディキンソンらが出演する。
将来有望で金持ちの青年の変死体がノースカロライナ州の湿地帯で発見された。疑われたのは、「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯で育ったカイアだった。彼女は6歳のころ両親に捨てられ、それ以来たった1人で自然の中を生き抜いてきた。そんなカイアの運命は、彼女の世界に迷い込んできた心優しい青年との出会いによって大きく変わってしまう。法廷でカイアは自身の辿ってきた壮絶な半生を少しずつ語り始める。

というお話です。
ひとりの女性の壮絶かつ尊敬できる人生を描いた結構ちやんとしたミステリーだった。よくできた話だなあと思ったし登場人物がみなキャラ立ちしてて面白かった。いい映画だ。



碁盤斬り

2024年06月07日 23時59分00秒 | 映画
昨日観た映画
白石和彌監督、草彅くん主演「碁盤斬り」

白井監督も草彅くんも好きなので観てみた。娘役で清原果耶ちゃんも出てるしね。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

古典落語の演目を基に、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が父として、武士としての誇りを賭けて挑む復讐劇。脚本を『凪待ち』の加藤正人、監督を『孤狼の血』の白石和彌が務める。『ミッドナイトスワン』の草なぎ剛が主演、『1秒先の彼』の清原果耶、『スクロール』の中川大志のほか、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼らが脇を固める。
柳田格之進は、身に覚えのない罪を着せられたうえに妻も失い、藩を離れて、娘のお絹と2人で江戸の貧乏長屋で暮らしていた。それでも武士の誇りは捨てず囲碁の勝負にも正々堂々と臨むが、その実直な人柄が表れ、清廉潔白がゆえに融通が利かないところもあった。ある日、かつての冤罪事件の事実を知らされた格之進とお絹は、復讐を決意する。

というお話でした。
時代劇なので現代の常識をあてはめてはいけない、当時はとにかく武士がえらかったというのと仇討ちが賞賛される文化だったということ、これが特に今と違うと思うのでそこは江戸の文化や風潮なんだねと思って楽しむのがよかろう。 

ここからネタバレを含むのでまだ観てないかたは読まないでほしいのですが



映画後半に、通信手段のない時代に人探しをするという展開があるんだけど、どこにいるかもわからん相手を探して旅に出るという無茶なように見えたが、たぶんあの時代は今のように交通網がまさに網のように張り巡らされてるわけではなく主要な街道だけが頼りだったのだろう、荒れ地の中に一本の道がひたすら続くという時代だったのだろう。とにかくその街道を進み、栄えてる土地で聞き込みをして…というのを繰返していた。そして「中山道にはいないな」みたいなことを言ってた。そうやって街道を地道に歩いて行けばいつかは見つかるというのがたぶんあったんだろうね。
そんなことしてるうちに両国にいるという情報を聞いて結局見つけるんですよ。そんで横網の長兵衛(地元の人以外が見ると両国のイメージからよこづなと読みがちですが「よこあみ」です、両国の隣町です、ご注意ください)のとこでやってる碁会で敵を見つけるのだがそこでシッチャカメッチャカになるけど碁を指しに来てる一般の人はこういうの大丈夫なの?江戸時代はその辺でよく斬り合いがあったりして、ああ、またか〜って感じだったんかな。
その後そこから吉原まで走って行くし、頭の中では「ええ〜両国から三ノ輪までおおみそかに草履で全力疾走?!」と思ったが江戸時代の人間は現代人よりはるかに強靭な肉体を持っていたのであろう。
いろいろ、本当にツッコミどころはたくさんあったし柳田さま(草彅くんです)もまじめで頑固でそこまでしなくても…みたいな人間としではあるが、江戸時代がこんな感じだったのね〜みたいなのも含めて面白かった。今になると昭和でさえもブッ飛んでたなあーみたいなことあるじゃない。江戸時代ならなおさらよ。


サイダーのように言葉が湧き上がる

2024年06月05日 23時59分00秒 | 映画
最近観た映画(NHKで放送されたのをおまめに撮っておいてもらった)
「サイダーのように言葉が湧き上がる」
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

テレビアニメ「四月は君の嘘」のイシグロキョウヘイ監督が、人付き合いが苦手な少年と見た目にコンプレックスを抱える少女の恋を描く青春ラブストーリー。歌舞伎界で活躍する八代目・市川染五郎が、映画初出演にして主人公の声を務める。また『メアリと魔女の花』の杉咲花がヒロインの声を演じるほか、『ぼくらの7日間戦争』の潘めぐみや、「鬼滅の刃」の花江夏樹らが参加。
人とのコミュニケーションが苦手でいつもヘッドフォンを付けている俳句好きの少年チェリーと、矯正中の歯を隠すため常にマスクを着けている少女スマイル。郊外のショッピングモールで偶然出会った2人は、SNSを通じて少しずつ距離を縮めていく。ある時2人は、バイト先で出会った老人フジヤマが失くした思い出のレコードを一緒に探すことになるが、ある出来事を機に気持ちがすれ違っていく。

というお話です。絶対にこれは私が好きな感じの映画だろうと予想してたが、わりと違った。そこまで面白くないなーと思ったら!後半になるにつれて面白くなってたかなあ。ショッピングモールがおもな舞台となっていて、そのモールの描かれ方が良かった。
「サイダーのように言葉が湧き上がる」ってすごく良いタイトルだよね。これは主人公の男の子の俳句作品です。

パリ、テキサス

2024年06月03日 23時59分00秒 | 映画
今日はおやすみだーぃ
でも早めに起きて映画観に行った。午前十時の映画祭で「パリ、テキサス」観ました。

けっこう前から観たいとは思ってたがなかなか機会がなかった。この度スクリーンで観られるのを逃してはいけない。
ヴィム・ヴェンダース監督作品。どういうお話かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

テキサスを舞台にひとり放浪していた男が妻子と再会するがまた再び去ってゆく姿を描く。製作はクリス・ジーヴァニッヒ、エグゼクティヴ・プロデューサーはアナトール・ドーマン、監督は「ことの次第」のヴィム・ヴェンダース、脚本は「カントリー」等で役者として知られるサム・シェパード、脚色はL・M・キット・カーソン、撮影はロビー・ミュラー、音楽はライ・クーダー、編集はペーター・プルツィゴッダが担当。出演はハリー・ディーン・スタントン、ナスターシャ・キンスキーなど。
テキサスの原野。一人の男(ハリー・ディーン・スタントン)が思いつめたように歩いている。彼はガソリン・スタンドに入り、水を飲むと、そのまま倒れた。病院にかつぎこまれた彼は、身分証明もなく、医者(ベルンハルト・ヴィッキ)は一枚の名刺から男の弟ウォルト(ディーン・ストックウェル)に電話することができた。男はトラヴィスといい、4年前に失踪したままになっていたのだ。病院から逃げ出したトラヴィスをウォルトが追うが、トラヴィスは記憶を喪失している様子だった。トラヴィスは口をきかず飛行機に乗ることも拒む。車の中でウォルトは、さりげなく、妻ジェーン(ナスターシャ・キンスキー)のこと、ウォルトと妻のアン(オーロール・クレマン)が預かっている息子ハンター(ハンター・カーソン)のことを聞くが、何も答えない。ただ、〈パリ、テキサス〉という、自分がかつて買った地所のことを呟いた。そこは、砂しかないテキサスの荒地だが、父と母が初めて愛をかわした所だとトラヴィスは説明した。ロサンゼルスのウォルト家に着いたトラヴィスを、アンと7歳に成長したハンターが迎えた。ハンターとトラヴィスの再会はぎこちなく、お互いのわだかまりが感じられた。しかし、数日経つうちにうちとけだした二人。彼らに複雑な思いを感じるウォルトとアン。実の息子同然にこれまで育ててきたのだから……。トラヴィスの記憶が戻るようになりはじめたある日、5年前に撮った8ミリ映画をみなで見た。幸福そのものだった自分の家庭のフィルムを見て、必死に何かをこらえるトラヴィス。父親らしい服装でハンターを迎えに学校へ行ったトラヴィスはその日の夜、ジェーンがヒューストンの銀行から毎月ハンターのためにわずかながら送金を続けていることを、アンから聞いた。トラヴィスは、中古のフォード・ランチェロ58を買い、ハンターにジェーンを探しに行くと告げた。それを聞いて、ハンターは自分も行きたいと言い、そのまま共にヒューストンに旅立った。ヒューストンの銀行からジェーンらしき人物が乗った赤い車が出てゆくのを見た二人は車を追って、ある不思議な建物に辿りつき、ハンターを車に残して、トラヴィスは建物の中に入った。そこはキー・ホール・クラブで、階下の個室は、客の側からだけ、ブースの中の女の姿が見えるマジック・ミラーを設けた一種のピープ・ショーになっていた。ジェーンを指名して部屋に入ったトラヴィスに、客の姿が見えないジェーンが話しかけるが、トラヴィスは何も告げずに出て行った。ヒューストンを離れ、途中のさびれた町で酒をのみながら、ハンターに自分の母のことを話すトラヴィス。翌日、もう一度ジェーンに会う決心をしたトラヴィスは、ハンターに別れのメッセージを残してキー・ホール・クラブへやって来た。再びジェーンを指名し、自分の気持ちを語るトラヴィス。やがて、姿を見なくてもそれがトラヴィスであることを知ったジェーンも、涙ながらに、自分の気持ちを語った。最後に、ハンターのいるホテルのルーム・ナンバーを告げて、トラヴィスは去った。ホテルで一人でいるハンターの前に、ジェーンが現われた。二人が寄りそう影を窓に確認すると、トラヴィスは車でその場を去るのだった。

というお話です。
しょーもない勝手な大人と振り回される子供、そしてまともな弟夫婦
といった話で、最初のほう…というかけっこう後半のほうまでいまひとつ面白いってほどでもないなーと思ってたんだけど、元嫁をさがす道中になるとなんだが面白くなる。しょーもな!という気持ちは変わらないが、ある種の男のロマンだ。
ナターシャ・キンスキーが美しすぎた。

そんでなんか変な気分でお腹減ったからマクドナルド行った。今やってる
香ばし醤油マヨ
たまごてりやき
このソース美味いわー
サムライマックの炙り醤油風と同じ味と思ったけど違うんだろか?香ばし醤油と炙り醤油風の違いは何。
その後はおまめと甥っ子たちに会いに行った。本当にもう、甥っ子に会うことですべてが癒されるのだ…


楽園

2024年05月31日 23時13分00秒 | 映画
最近観た映画(DVDで)
「楽園」
これ吉田修一さんの小説集が原作で、前に読んだことがあってリアルな事件をもとにした短編集なので面白かったのですがその中の2編をまとめて1本の映画にしてるようだ。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

『悪人』『怒り』などの作品で知られるベストセラー作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」を、『64-ロクヨン-』『友罪』の瀬々敬久による監督・脚本で映画化したサスペンス。未解決の少女失踪事件から12年、再び惨劇に見舞われる地方都市で容疑者となる青年役に綾野剛、失踪した少女の親友として心に傷を負ったまま成長した女性に杉咲花、事件が起きたY字路に続く集落で孤立を深めていく男を佐藤浩市が演じる。
ある地方都市のY字路で少女の失踪事件が発生。事件の直前まで被害者と一緒にいた親友の紡は、深い罪悪感を抱える。それから12年が経ったある日、彼女は事件の日に町にいた孤独な青年・豪士と出会う。距離を縮めていく2人だったが、再びY字路で少女が失踪し、疑いの目は豪士に向けられる。一方、事件が起きたY字路の先で暮らす養蜂家の善次郎は、ある事情から村八分にされ孤立していく。

ていうお話です。
田舎に住んだことないけど、田舎の悪い所を詰め込んだような話。田舎に住んだことないけど田舎に住んでなくて良かったと思った。
役者がみんなうますぎて観てるのがつらい。いいことなんかなんもないのか?と思わせるくせにちょっと希望めいた終わり方をする。