『白河夜船』

監督・撮影：若木信吾

脚本：若木信吾、鈴本櫂

原作：よしもとばなな

主演：安藤サクラ

評価：★★☆☆☆


寺子（安藤サクラ）は全編通してほとんどヌードかノーブラで、さすがの女優根性でした。

ただそれだけの作品でした。

作品として見づらいなと思ったのは、寺子の声が聞き取りにくいこと。

夢うつつの演出なのかもしれませんがイライラさせられました。

カメラワークというか、カメラのピント？が気に入りませんでした。

あえてぼやけさせているシーンに、またイライラさせられました。

せっかく美しい灰色の海のシーンなのにもったいないです。

テンポも良くないです。

無駄に長く感じ、眠くなりました。

エンドロールの音楽のセンスも皆無。

井浦新さんと谷村美月さんが見られたことだけが収穫です。

井浦さんは冴えないクールビズスタイルさえ素敵でした。

普通のサラリーマンなら、ただネクタイを外しただけの「夏の中学生男子」になってしまうところです。

世界観に入り込めなかったのは、女言葉が多用されていたから。

○○だわ、とか、○○なのよ、なんて言う人いませんよ。

若ければ若いほど。

いかにも小説！って感じで違和感ありまくりでした。

原作は読みましたが、20年近く前だったので何一つ覚えていませんでした。

総合的にはかなり微妙な映画です。

ハーフハーフ

今週は申し込んでいたコンサートのチケットの抽選結果発表が2つありました。

片方は当選、もう片方は落選。

嬉しい気持ちと悲しい気持ちがハーフハーフでした。

当選したチケットは前の方でした。

秋に大きな楽しみができました。

ランパス郡山

GW中実家に帰省し、郡山のランチパスポートを持って母とランチしてきました。

ランチパスポートとは高知発祥のクーポンマガジンで、お店に持参すると500円で指定メニューが食べられるというものです。

妹は既に母と何度か行っているようでした。

「ランチパスポートを持って行くと店員が明らかに嫌そうな顔をすることがある。食べたらすぐに出て行けという空気」

そんな話を聞いていました。

二軒行って、一軒目はそうでもなかったけれど、二軒目は正にそんな感じでした。

接客がとにかく冷たかった……。

都会だと接客の冷たいお店はいくらでもあるけれど、地方で冷たいとちょっと気になりすぎます。

妹もそのお店に行ったことがあるそうで、やはり接客が気になると言っていました。

コンセプトや味はとても良いのです。

雰囲気は味と同じくらい大事ですね。

『はじまりのうた』

出演：キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ他

監督・脚本：ジョン・カーニー

音楽：グレッグ・アレキサンダー

評価：★★★★☆


良い作品でした！

ヒロインのグレタがミュージシャンなので音楽で溢れた映画です。

流れている音楽がわりといいなぁと思えたのも高ポイントです。

グレタの友人のスティーヴ、いい奴すぎて泣けてきます。

「いい人なんだけど……」で終わってしまいそうな典型的なタイプですね。

あんな友達欲しいなぁ。

ラストで誰とくっつくか気がかりだったのですが、私が嫌だなと思った人とはくっつかなくて本当に安心しました。

前々から言ってますけれど、失恋直後に新たな恋のお相手が現れてうまくいくパターン多すぎ！

創作だからと言われればそれまでですが、現実はそんなに甘いものではないと思います。

『プラダを着た悪魔』は大好きな映画なのですが、ヒロインが最終的に選ぶ男性は気に食わないです。

あんなに成長したヒロインにあの男性はふさわしくないような気がして。

とにかく『はじまりのうた』、おもしろかったです！

ふぇのたす

3月にメジャーデビューしたばかりのふぇのたす。

『おんなのこきらい』に出演を果たし、印象的な楽曲を披露していました。

GUともコラボしていましたよね。

メンバーの澤"sweets"ミキヒコさんが5月8日に急逝されたそうで、ただただ驚いています。

安らかにお眠り下さい。