こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

『白河夜船』

2015-05-24 | 徒然日記
監督・撮影:若木信吾

脚本:若木信吾、鈴本櫂

原作:よしもとばなな

主演:安藤サクラ

評価:★★☆☆☆


寺子(安藤サクラ)は全編通してほとんどヌードかノーブラで、さすがの女優根性でした。

ただそれだけの作品でした。

作品として見づらいなと思ったのは、寺子の声が聞き取りにくいこと。

夢うつつの演出なのかもしれませんがイライラさせられました。

カメラワークというか、カメラのピント?が気に入りませんでした。

あえてぼやけさせているシーンに、またイライラさせられました。

せっかく美しい灰色の海のシーンなのにもったいないです。

テンポも良くないです。

無駄に長く感じ、眠くなりました。

エンドロールの音楽のセンスも皆無。

井浦新さんと谷村美月さんが見られたことだけが収穫です。

井浦さんは冴えないクールビズスタイルさえ素敵でした。

普通のサラリーマンなら、ただネクタイを外しただけの「夏の中学生男子」になってしまうところです。

世界観に入り込めなかったのは、女言葉が多用されていたから。

○○だわ、とか、○○なのよ、なんて言う人いませんよ。

若ければ若いほど。

いかにも小説!って感じで違和感ありまくりでした。

原作は読みましたが、20年近く前だったので何一つ覚えていませんでした。

総合的にはかなり微妙な映画です。