こまちのさすけね亭

2022年に観た映画から、各賞を発表!

2022年に観た映画の中から、特に素晴らしかった作品を紹介します。

ここで注意ですが、あくまで私が2022年に観た作品なので、公開が2022年とは限りません。

100本ちょっと劇場で鑑賞し、邦画と洋画の割合いはほぼ半数ずつです。

少しだけ邦画が多かったですが、ほぼ差はありません。


邦画部門

◎黒柳トシマサ監督『バクテン!!』

何度でも紹介します!

男子新体操を通して描かれた高校生の青春。

余計な恋愛エピソードがないところが好感度高め。

アニメ部門は別にしようかと思いましたが、そもそもアニメはこれしか観ていないし、アニメ以外の邦画と比べてもダントツで良かったので、選びました。

言い方を変えれば、良作はまあまあありましたが、この作品以外で飛び抜けて良かった邦画には出会えなかったです。


洋画部門

◎ジャスティン・カーゼル監督『ニトラム/NITRAM』

ポート・アーサー事件の犯人が犯行に至るまでを繊細に描いた作品。

犯人の名マーティンを逆に表記したのがタイトルです。


ドキュメンタリー部門

◎フランク・マーシャル監督『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』

ドキュメンタリーは約10本しか観ていないのに、素晴らしい作品に出会えました。

音楽ドキュメンタリーは、ファンが異常なほどの高得点をつけて、内容に対して平均スコアのバランスがおかしくなっていることがままあります。

この作品は、ファンでなくても高評価できるくらい優れていました。

観終わったらビー・ジーズの音楽を聴きたくなりました。


ミュージカル部門

◎スティーヴン・スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』

ミュージカルは5本も観ていないけれど、ミュージカル以外の作品と同等に評価するのが難しいので分けました。

1961年のリメイクです。

良くも悪くも観やすくバランスが整えられていて、リメイク前の方が音楽の迫力は圧倒的でした。

しかし、さすがスピルバーグ監督、カメラワークのセンスが抜群で魅せ方が非常に上手く、画面から目を離せなくなります。

さすがに、元は古い作品なのでストーリー的に「えっ、、」と感じる部門はあるものの、それをカバーする音楽性の高さがあります。

バーンスタインの楽曲の良さは不変で、聴き応えはこれ以上ないと言って良いくらい。

ぜひ、1961年公開版も観ていただきたいです。


過去作部門(家で鑑賞した部門)

◎降旗康男監督『駅 STATION』(1981)

2022年は特に映画館での鑑賞に全精力を注いだので、家で鑑賞する時間はあまり残されていませんでした。

5本くらいしか観なかったものの、妙に心に残ったのがこの作品です。

脚本は倉本聰。

雪に埋もれた町の静かな世界観が印象的で、冬、特に年末に観ると雰囲気が味わえて最適です。

ザ・硬派な高倉健!

今こんな俳優はいません。

倍賞千恵子も素敵。

人生の様々なことを経験してきた大人向けの、語られない部分を想像して楽しむ作品です。


ざんねんなえいが部門

◎佐々木想監督『鈴木さん』

せっかくなのでワーストも発表することにしました。

今年いちばん残念賞をあげたいのはこの作品。

主演・いとうあさこの無駄遣い。

彼女の魅力である笑顔がまったくありませんでした。

なぜ起用した!?

設定は悪くないのに、展開・演技(主演以外も)・テンポ・タイミング等いろいろ残念でした。


各部門の該当作品は以上です。

2022年の作品を1本だけ選ぶなら、『ニトラム/NITRAM』ですね。


過去記事で、一定基準を満たした作品はご紹介しましたが、その基準には惜しくも満たなかった次点の作品をご紹介します。

思わぬ作品との出会いがあるかもしれませんので、ぜひご参考ください。

◎中川奈月監督『彼女はひとり』

◎片岡慎三監督『さがす』

◎シアン・ヘダー監督『コーダ あいのうた』

◎コー・チェンニエン監督『無聲 The Silent Forest』

◎フェルナンダ・バラデス監督『息子の面影』

◎是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』

◎林海象監督『夢みるように眠りたい』(1986)

◎工藤梨穂監督『裸足で鳴らしてみせろ』

◎久保田直監督『千夜、一夜』

◎今関あきよし監督『恋恋豆花』

◎レア・ミシウス監督『ファイブ・デビルス』


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