『おんなのこきらい』

監督・脚本：加藤綾佳

主演：森川葵

音楽：ふぇのたす

評価：★★★★★


主演の森川葵さんはモデル出身だというので、演技には期待しないで観に行きました。

ごめんなさい、甘く見てました。

森川葵が泣く、笑う、男に媚びる！

森川葵、演技力すごーーーい！！ってなりました。

イメチェン後の変わりっぷりもすごいです。

本当に同じ人かな？って感じです。

一気に気になる役者へ格上げ。

さてさて、内容についての感想ですが、女性のいちばんの敵はユウトではなく高山さんタイプですね。

草食系っぽい雰囲気を醸しながら実は……。

今時、頭ポンポンは確信犯です。

好きとか可愛いとか言ってくるくせに実は……。

こっちにも好きって言わせといて結局は……。


あんなに可愛いキリコ（森川葵）の部屋が生活感ありすぎなのは計算なのだと思いますが、キリコが貪るスイーツは生活感を消して夢を見させてほしかったなぁ。

たけのこの里って……。

そこはマカロンやアイシングクッキーでしょう。

それ以外は本当に良かった！

ふぇのたすの音楽も嫌いじゃないです。

言いたいことをはっきりと言うキリコのキャラは胸がスッとします。

自分が面倒くさい人間だってわかっている人や、失恋した主人公にすぐ新しい相手ができて「ああこのふたりはきっとうまくいくんだろうな」のようなありきたりなハッピーエンドに辟易している人にはぜひ観てほしい作品です。

ただし可愛いものが好きな女性に限る！