こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

末期

2010-06-21 | 労働問題
妹が仕事を辞めたいと言っています。

2歳下なので、ちょうど自分の2年前を思い出します。

仕事でいちばんいろいろとあった年です。

今まで会社関係では散々痛い目に遭ってきたので、できる限りのアドバイスはしてあげたいです。

しかし、退職願だけはまだ出すな、ボーナスだけはもらってから辞めろ、と言ってもまったく聞き入れません。

ボーナスなんていらないからとにかく今の状態から解放されたいと言います。

これはもう末期です。

元の状態に回復することはないのではないかと思います。

唯一の手段が退職すること。

何においても言えることですが、周りがいくら説得しても、決意してしまった本人の心
を変えることは難しいです。

説得し続ければ自分が悪者になるだけです。

言えることはもう言い尽くしました。

あとは本人の判断に任せるだけです。


最初の会社を辞めるときは本当に愚かでした。

退職を言い出すのがもう少し遅かったらボーナスを受け取れていたはずです。

しかし、時期を誤りボーナス支給直前に辞めることになってしまいました。

まったく使っていなかった有休だって使わせてもらえませんでした。

今だからこうして思いを巡らせることができますが、当時は精一杯だったのです。

どうせボーナスなんてもらえても雀の涙でしょうし、妹と同じで早く会社から解放されたくて仕方ありませんでした。

辞めていなかったら行くはずだった、女性のみの社員旅行も死ぬほど行きたくありませんでした。

たかだか東京に行くだけなのに、しかも交通手段がバスなのに、どうして大金を支払わなければならないのか。

辞めてすべてから解放されたらものすごく気分が軽くなりました。

すぐに別の悩みに苛まれることになるのですが・・・。


20代は大事な時期です。

古い考えかもしれませんが、女性の20代半ばから後半にかけての過ごし方はその後に人
生においてとても重要だと思うのです。

その時期を無駄にしないよう、判断は慎重に。

自分にも言い聞かせています。