前回の本の紹介の続きです。
角田純一さんの文を以下抜粋。
お前のデザインはグッドじゃないのに強く見える。なぜだ?
わざとちっとバランス崩しておく。
「よく見て、よく考える。そして自分の感覚を信じること」
ブロックマンの作品も余白の部分への意識が高いから深みがある。
「いい」と判断できるものって、すでにあるものと似ている。
知識と経験を過信すると予想していた以上のものが入ら . . . 本文を読む
その1
祖父江慎さんのインタビューから始まります。
ブックデザインの極意を語っています。
「内容に応じて形は決まる。
巫女さんみたいな仕事です。」
-この言葉は「形態は機能に従う」(ルイス・サリヴァン)と似ています。
彼はシカゴ派の建築家で、ラマルクの進化論に由来する言葉だそうです。
建築の使用用途を考えて様式を決めなくてはならないという意味。
続いて、「紙の本なんて全 . . . 本文を読む
昨日見た仕事のプロフッショナルは感動的でした。
その理由はまだピント来ていません。
映像と紹介が人物のすごさに追いついていないと感じました。
だから、見ていてピントのズレを感じることが多かったです。
ついつい映像にならなかった部分を創造します。
ホームページも放送内容とずれている印象のギャップがたまりません。
10年以上継続している会社はベンチャーとしては大成功のはずです。
それでいて何かワ . . . 本文を読む
今朝は強い雨でびっくりしました。
おかげで、一冊ゆっくり本を読むことができました。
この手の学者の本は期待に沿わないものが多いのですが、
よくまとまっていると思います。
特にタイプの歴史的背景については参考になります。
タイプに見本についても参考になるものが多かったです。
重複して書かれているところも逆によかったです。
再版されるのもわかる気がしました。
まだ短大は夏休みですが、後期の打ち . . . 本文を読む
ヘルベチカの本は以前紹介しています。
今回じっくり読みました。 美しい本です。
ブログも美しく、広い世界の可能性を感じます。
こんなに公開していいのですかという作りです。
それでも、本の価値は薄れないと思います。
逆に欲しくなります。
文字そのものの美しさだけではだめです。
それをデザインする美しさがないといけません。
この本は少し小さいのがもったいないです。
それで . . . 本文を読む
山本容子の半生記をあけっぴろげに展開しています。
その内容は夕刊紙的にスキャンダラスです。
以前、テレビで山本のアトリエと飼っていた犬(ルーカス)の写真を見ました。
しかし、そこでは男性関係は微塵も描かれていませんでした。
本は後半になるほど筆のスピードが上がります。
人生に迷いがなくなってきているのが伝わってきます。
でも不倫関係で同居生活していた話が切なく最後まで響いて . . . 本文を読む
日本を代表するポップアーテイスト。
最近特に注目度アップされているようです。
先日奈良美智のアトリエをテレビで見ました。
正に小屋のようなアトリエ兼家で語り口が素朴で好感度大でした。
AtoZは7/29-10/22まで青森県弘前市でひらかれています。
これまで世界各地で作られた小屋たちプラス新作の展示です。
レンガ倉庫にひとつの街が作られているようです。
graf(豊島秀樹 . . . 本文を読む
1999年出版。
その後改訂。
基本的解説が秀逸で十分に参考になります。
先を見据えた解説だったからでしょうか。
グラフィックデザイナーだった永原康史氏の大学講義の書籍化。
そのためか文献についてもきちんと整理されています。
用語解説にあたるグロッサリもいまだに参考になる。
コンピュータ解説にとどまらない普遍性について考えさせられます。
推薦する人が多かったのもうなづけ . . . 本文を読む
ノースカントリーという原題です。
日本でいうと北海道の寂れつつある炭鉱の町でのセクハラ物語。
これも実話をベースにしています。
主演のシャリーズセロンが名演にして美しい母親です。
先日紹介したエリンブロコビッチの娯楽性なしに感動的です。
ニュースなどでは見えないアメリカの一部が見えてきます。
重たい実話ベースでセロン本人が取材して役作りしたこと。
さらに、エキストラに実在 . . . 本文を読む
最近あまりテレビを見ないけれど、この番組は半分ぐらいみました。
このホームページもとてもいいです。
スガシカオを含むバック音楽もカッコいいです。
そうした背景をしっかり見せてくれるところもいい。
うかつにも、テレビで見逃していたセリフを確認できます。
放送でちらりと見せた下品さをWebではスマートに編集しています。
その比較で見比べることも面白いです。
フェラーリデザイナーは . . . 本文を読む