パソコンレッスンの現場

PCインストラクター、短大講師のエッセイ

グラフィックデザイナー 角田純一

2006年08月30日 | レッスン
 前回の本の紹介の続きです。  角田純一さんの文を以下抜粋。  お前のデザインはグッドじゃないのに強く見える。なぜだ?  わざとちっとバランス崩しておく。  「よく見て、よく考える。そして自分の感覚を信じること」   ブロックマンの作品も余白の部分への意識が高いから深みがある。  「いい」と判断できるものって、すでにあるものと似ている。  知識と経験を過信すると予想していた以上のものが入ら . . . 本文を読む

グラフィック・デザイナーの仕事

2006年08月27日 | 気になる本
その1  祖父江慎さんのインタビューから始まります。  ブックデザインの極意を語っています。  「内容に応じて形は決まる。  巫女さんみたいな仕事です。」   -この言葉は「形態は機能に従う」(ルイス・サリヴァン)と似ています。  彼はシカゴ派の建築家で、ラマルクの進化論に由来する言葉だそうです。  建築の使用用途を考えて様式を決めなくてはならないという意味。  続いて、「紙の本なんて全 . . . 本文を読む

飯塚徹哉社長

2006年08月25日 | 気になるページ
昨日見た仕事のプロフッショナルは感動的でした。 その理由はまだピント来ていません。 映像と紹介が人物のすごさに追いついていないと感じました。 だから、見ていてピントのズレを感じることが多かったです。 ついつい映像にならなかった部分を創造します。 ホームページも放送内容とずれている印象のギャップがたまりません。 10年以上継続している会社はベンチャーとしては大成功のはずです。 それでいて何かワ . . . 本文を読む

タイプフェイスとタイポグラフィ

2006年08月24日 | 気になる本
今朝は強い雨でびっくりしました。 おかげで、一冊ゆっくり本を読むことができました。 この手の学者の本は期待に沿わないものが多いのですが、 よくまとまっていると思います。 特にタイプの歴史的背景については参考になります。 タイプに見本についても参考になるものが多かったです。 重複して書かれているところも逆によかったです。 再版されるのもわかる気がしました。 まだ短大は夏休みですが、後期の打ち . . . 本文を読む

ヘルベチカの本

2006年08月22日 | 気になる本
 ヘルベチカの本は以前紹介しています。  今回じっくり読みました。 美しい本です。    ブログも美しく、広い世界の可能性を感じます。  こんなに公開していいのですかという作りです。  それでも、本の価値は薄れないと思います。  逆に欲しくなります。  文字そのものの美しさだけではだめです。  それをデザインする美しさがないといけません。  この本は少し小さいのがもったいないです。  それで . . . 本文を読む

マイ・ストーリー 山本容子

2006年08月21日 | 気になる本
 山本容子の半生記をあけっぴろげに展開しています。  その内容は夕刊紙的にスキャンダラスです。  以前、テレビで山本のアトリエと飼っていた犬(ルーカス)の写真を見ました。  しかし、そこでは男性関係は微塵も描かれていませんでした。  本は後半になるほど筆のスピードが上がります。  人生に迷いがなくなってきているのが伝わってきます。  でも不倫関係で同居生活していた話が切なく最後まで響いて . . . 本文を読む

AtoZ 奈良美智

2006年08月20日 | 気になるページ
 日本を代表するポップアーテイスト。  最近特に注目度アップされているようです。  先日奈良美智のアトリエをテレビで見ました。  正に小屋のようなアトリエ兼家で語り口が素朴で好感度大でした。    AtoZは7/29-10/22まで青森県弘前市でひらかれています。  これまで世界各地で作られた小屋たちプラス新作の展示です。  レンガ倉庫にひとつの街が作られているようです。  graf(豊島秀樹 . . . 本文を読む

デザイン・ウィズ・コンピュータ

2006年08月19日 | 気になる本
 1999年出版。  その後改訂。  基本的解説が秀逸で十分に参考になります。  先を見据えた解説だったからでしょうか。  グラフィックデザイナーだった永原康史氏の大学講義の書籍化。  そのためか文献についてもきちんと整理されています。  用語解説にあたるグロッサリもいまだに参考になる。  コンピュータ解説にとどまらない普遍性について考えさせられます。  推薦する人が多かったのもうなづけ . . . 本文を読む

スタンドアップ

2006年08月18日 | 気になるDVD,CD
 ノースカントリーという原題です。  日本でいうと北海道の寂れつつある炭鉱の町でのセクハラ物語。  これも実話をベースにしています。  主演のシャリーズセロンが名演にして美しい母親です。    先日紹介したエリンブロコビッチの娯楽性なしに感動的です。  ニュースなどでは見えないアメリカの一部が見えてきます。  重たい実話ベースでセロン本人が取材して役作りしたこと。  さらに、エキストラに実在 . . . 本文を読む

プロフェッショナル仕事の流儀

2006年08月17日 | 気になるページ
 最近あまりテレビを見ないけれど、この番組は半分ぐらいみました。  このホームページもとてもいいです。  スガシカオを含むバック音楽もカッコいいです。  そうした背景をしっかり見せてくれるところもいい。  うかつにも、テレビで見逃していたセリフを確認できます。  放送でちらりと見せた下品さをWebではスマートに編集しています。  その比較で見比べることも面白いです。  フェラーリデザイナーは . . . 本文を読む