パソコンレッスンの現場

PCインストラクター、短大講師のエッセイ

グラフィック・デザイナーの仕事

2006年08月27日 | 気になる本
その1

 祖父江慎さんのインタビューから始まります。
 ブックデザインの極意を語っています。

 「内容に応じて形は決まる。
 巫女さんみたいな仕事です。」

  -この言葉は「形態は機能に従う」(ルイス・サリヴァン)と似ています。
 彼はシカゴ派の建築家で、ラマルクの進化論に由来する言葉だそうです。
 建築の使用用途を考えて様式を決めなくてはならないという意味。

 続いて、「紙の本なんて全部買っても10冊かそこらだと思うので、
 それを武器にしてしまう。

 教えてもらうより、自分で勉強しちゃったほうが早いですね。
 経験より情熱で勝負。

 根拠のない「なんか嫌い」はどこか好きが混ざっている。
 違和感を見つけたら、無垢な気持ちでもう一度見てみる。

 違和感はエネルギーであり、生命力でもある。
 「ダメ」の虜になるのは、眼力と経験。

 自分だけの価値観ってやつに惑わされない。
 ふだんからゆとりのある生活を送ることですね。」(一部抜粋)

 自分のしていることを振り返らせてくれる言葉です。



グラフィック・デザイナーの仕事 平凡社

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