パソコンレッスンの現場

PCインストラクター、短大講師のエッセイ

伊東豊雄 せんだいメディアテーク

2007年10月13日 | 気になる本
先日、せんだいメディアテークを見てきました。
フランスのポンピドゥー・センターの革新性と並び、世界的に評価されています。

ポンピが内部のパイプを外に出したのに対してせんだいは内部要素を隠しています。
しかも、柱の代わりにチューブを使い、壁がない建物にしています。

根本的に、これまでの建物の構造と違う発想といわれています。
伊東のスケッチが出発点とも言われ、7階に大きく拡大して保管しています。

1986年にポンピドゥを訪れた時は、その前の広場の賑わいに驚きしました。
大道芸人が人を魅了し、建物の中で様々な国のひとが図書館で勉強していました。

せんだいも夜遅くまで勉強している学生が多かったです。
また、洋書を含めた書籍の充実とその開放的な扱いに驚きました。

建築の世界的な賞を手中にして世界で活躍する伊東豊雄の素顔がこの本にあります。
建築という仕事の魅力も十分に書かれています。

そうした彼も若い時は随分苦労した話はなんだか自分を励ましてくれます。
せんだいは、溶接の連続でその技術と可能性を見たと別の本で読みました。

伊東豊雄はせんだいの革新性を飛び越えて別の発想に挑戦しているとも。
スケールが桁違いに大きい人です。

 にほんの建築家 伊東豊雄・観察記 瀧口 範子 TOTO出版 

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