パソコンレッスンの現場

PCインストラクター、短大講師のエッセイ

天啓昇竜

2011年12月31日 | 気になる本
今年一番の本は『憂鬱でなければ仕事じゃない』です
何度も読み直して行動の指針にしました。

見城徹の行動指針がヘミングウェイの文学的脈絡に裏打ちされていることに気づきます。
何に満たされて行動するか、何を求めて行動するかを考えるきっかけになります。

経営的数値では測れない大切なものを考えさせられます。
もちろん、甘ったれた精神論は微塵もありません。

見城自身が具体的なビジネスパーソンの行動スタイルの魅力を提示しています。
この本は私の好きな藤田晋との共著ですが、見城の魅力と迫力がすさまじいです。

藤田は『藤田晋の成長論』が会社サイバーエージェント運営が具体的で、その闘争が胸を打ちます。
過去の著作と創業時を振り返り、企業が大きく変化成長したことの原動力を有り体に見せています。

成長企業が凄まじい努力の果てにあることを感じとります。
成長するヒントがこの本に満載されています。

今年仕事に役立った本は、『柳井正の希望を持とう』です
柳井が具体的に父親の影響と様々な先人の書に如何に影響を受けたかがわかります。

書物から自分のことばをどのように探して、糧にしていったかがわかってきます。
柳井が新しい道を拓くためにいかに書物を読みかえしたかはこれまでの柳井の著作とあわせて考えると感動します。

絵空事ではない現在進行形の成長企業のスピードの源流が見えてきます。
柳井は長く成長する企業の手本を必死で理解し続けようとすることに楽しみを見つけています。

そしてそれらの本をiPadで読み、印を書き込みすることで未来の選択肢を創造している自分を感じます。
また何げない文章をmacのLionで書く時の変換と辞書に今年の進化を感じます。

その進化を技術的なことではなく、先進的な行動のお手本としてアメリカンドリームを学ぶ。
学んだ後に自分がどのように行動するか。
スティーブジョブズの魅力と感化もこの点で感じとりたいです。

先日敬愛する柳宗理訃報に驚きました。
日常にデザインが生活スタイルとどのように向き合うか日本人デザイナーとしての魅力を見せてくれました。

今乗る車を長く大切にしたいという気持ちも日常的に使っている柳のスプーンから教えてもらった気がします。
実際にお会いしていなくてもその人が感じるデザインや著作に触れることは生活を豊かにしてくれます。

そうしたことを考え、実践する身に置き換え、新年を迎えようとしています。
皆様よいお年を。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿